宮城県七ヶ浜町報告【第190報】七ヶ浜町の子どもたちと一緒にきずな号で「第四回 ならは雪まつり」に参加しました!

皆様

お世話になっております。RSY郷古です。
去る2月7日~8日で「きずな号」の特別宿泊体験第一弾「ならは雪まつり応援バスツアー」を開催しました。
「雪があまり降らない七ヶ浜町の子どもたちに雪でおもいっきり遊んでほしい」という福島県会津美里町宮里仮設の方からお誘いを受けて、RSYスタッフ、東北学院大学の学生ボランティアさん、バス運転手さんと七ヶ浜町の小学生8名、合計11名で参加しました。

出発式の様子きずな号 社内の様子

きずな号で遠出するのは初めてです。
ましてや「雪のすべり台で遊べる!かまくら作りができる!」となれば子どもたちもわくわくが止まりません。移動している3時間おしゃべりもとまりません。
現地に付いて、宮里仮設住宅自治会長さんに説明を受けたあとは早速雪山へダッシュ!
まずはかまくら作り!教えてもらいながら丁寧に作っていました。
(かまくら側面には削って七ヶ浜という文字を入れました!)
また会津美里町の方に案内してもらい、白鳥の飛来地にも行き餌付け体験もしました。

現地の方から、雪まつりの説明を受ける七ヶ浜の子どもたちかまくら作りを教わる白鳥の飛来地にもなっている会津美里町。案内してもらい餌をあげた

宮里仮設住宅の皆さんが作ってくれた大きな雪のすべり台や集めてある雪で雪合戦など朝から夜遅くまで遊びつくしていました。朝5時起きの子もいたのにほとんど休憩なく遊んでいました・・・!

巨大な雪のすべり台で遊ぶ朝から晩まで雪遊び三昧!宮里仮設住宅の皆さんが作った雪像

雪遊びだけではありません。室内ではカラオケ大会や餅つき大会にも参加しました。

自己紹介をする子どもたち餅つき大会にも参加!

夜は3.11追悼と帰町を願うキャンドルナイトです。
イベント内で楢葉町の町長さんも「会津から 楢葉を想う 4度目の冬」と一句読み、
「みんなで楢葉町へ必ず帰りましょう!」と帰町の誓いを述べておりました。

作ったかまくら内でキャンドルを灯す3.11追悼/楢葉町へ帰町を誓うキャンドルナイトどんと祭にも参加

子どもたちからは「もう一泊したいー。帰りたくないー。」と声が相次ぐ楽しいツアーとなりました。
この企画を皮切りに定期的に特別体験・宿泊プログラムが動いていきます!
今回も楢葉町/会津美里町の紹介や文化、共同生活を学んだように、様々な学びのプログラムを展開していきます!

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【参加者の声】
〇「七ヶ浜ってどんなところ?って聞かれて学校で勉強したことが役にたって喋れた。でもちょっと忘れちゃって全部喋れなかった笑」
(七ヶ浜町から参加した女の子)

〇「七ヶ浜町にも阿川沼って白鳥が来るところがあるんだけど、会津美里町の田んぼには200羽くらいいたからびっくりした。パンあげるの(餌付け)すごい楽しかった。」
(七ヶ浜町から参加した女の子)

〇「Aちゃんとまた遊びたい!学校違う友達が出来た!きずなハウスで会う約束したから絶対また来る!」
(七ヶ浜町から参加した女の子)

〇「参加する人が年々減っていたので、今回子どもたちが来てくれてあれだけ喜んでくれて良かった。雪のすべり台もあれだけ使ってくれれば作った甲斐があったよ」
(会津美里町宮里仮設の男性)

宮城県七ヶ浜町報告【第189報】移動学び舎バス「きずな号」運行開始!

皆さま

いつもお世話になっております。
RSY七ヶ浜事務局 郷古です。
ついに2月よりきずな号が運行開始しました!
※「きずな号とは?」、「完成披露式」の様子は【コチラ

今回はきずな号の設備紹介やプログラムについてご紹介します。
きずな号は10人乗りの移動式の学び舎バスで、自主学習スペースの提供をします。

きずな号室内灯や室内ヒーター、水道・冷蔵庫も完備!

図書機能(図鑑・辞書・絵本など)、テレビ&DVDレコーダーなどの教材セットも完備です!
屋外用のテーブル・イスも積んであるので、天気のいい日はテントを張って外でも勉強することができます。
水道・室内ヒーター・冷蔵庫なども常設されていて春夏秋冬どの季節でも対応できます。
図書機能も備えていますので、調べもの学習も!利用する子どもたち

また、子どもたちに自分たちの住んでいる七ヶ浜町のことを知ってもらうため、自然豊かな地形を利用しフィールドワークや海の町ならではの漁師体験や釣り体験なども行い、夏休みや冬休みの長期休暇を利用しての防災キャンプ体験やスキー/雪遊びツアーなども予定しています。

月曜日/火曜日は仮設住宅付近、その他平日や土日、祝日はきずなハウス付近で運営します。
特別体験/宿泊プログラムなどの様子はまた別途ご報告します!
(きずなハウスとは?記事は【コチラ】)

 

宮城県七ヶ浜町報告【第188報】月刊つぶやき@七ヶ浜 [第19号](2015年1月1日~1月31日)

皆さま

いつもお世話になっております。
RSY七ヶ浜事務局です。

宮城県七ヶ浜町の住民の声「つぶやき」2015年1月号をお伝えします。
「つぶやき」からは被災者の様々な現状をうかがい、知ることができます。
2015年1月11日で震災から3年と10ヵ月が経過しました。震災から3回目の年越しとなりました。
先月号でもお伝えしたように、今年は防災集団移転・災害公営住宅入居が本格的に始まり七ヶ浜町にとって大きく動く年になりそうです。
しかし、全員が移転するわけではなく、新居も順番に建てられるので来年の年越しも仮設住宅で迎えるという方も少なくありません。
「広島の公営住宅が出来て入居始まってるってニュースで見た。俺たちは3年以上待ってんだけどなぁ・・・いつになるのやら」とお話される方も。
「次は『仮設』じゃないから慎重に決めなきゃならないんだ」と、土地が整備されても資金面や世帯分離等で悩む方々は多く、
高台移転か公営住宅入居かどちらにするかまだ迷ってる方もたくさんいらっしゃいます。
足湯のつぶやきでも出てきている移転に際しての問題・不安の解決にボランティアの力が必要になるときがいずれ来ます。
「利用者が話したいことを話して、気持ちを整理してもらい、和らいでもらう」そんな足湯の基本スタイルで寄り添っていきたいと思います。
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〇仮設暮らしは良いものなにもないね。空気は悪いし全然動かないもんだから、
身体が悪くなっていく一方だよ。シミも仮設で暮らすようになってからたくさん出てきてしまったよ。
(女性:80代)

 

 

〇正月もみんなとお茶してたの。私津波に流されたんだけど、誰に助けられたか分からなかった。
避難所に行ったらみんないて安心したの。今思えば死ねばよかったと思うけどね。
若い人たちが来てくれると元気もらえるよ。
私も年だから何も恩返しできないけど。今日足湯が初めてだったんだけど、次も宜しくね。
(女性:80代)

 

 

〇(今日は足湯やったから)今日はもうお風呂はいんねぇでいいな。
家だと(浴槽が)せまくて足も伸ばさんねぇ。だから入んねほうが良いんだ。
右足にしもやけできたんだよ。かゆくてひでえんだ。手術したからかな、初めてできたんだわ。
(女性:70代)

 

 

〇(ボランティアの顔を見て)見たことあるなー。きずなハウスにいなかった?集会所と違ってあそこは暖かくていいね。
(男性:70代)

 

 

〇3月が近づくとまたテレビで震災特集が組まれるんだよね。この時だけね。
なぜか今になって津波の映像とか嫌で見れなくなったんだ。前は大丈夫だったのに。
(女性:40代)

 

 

〇仮設から出たらイベントのチラシも入ってこなくなっちゃった。
でも、この前はボランティアさんが直接連絡くれたからイベントに参加できて良かった。
(女性:70代)
※自立再建されて仮設住宅を出られた方

 

 

〇今年の海苔もいい感じだ。海苔漁師には正月休みはない、4月までずっと忙しいぞ。海苔欲しい時言ってくれ!いい海苔売るよ!
(男性:70代)
※七ヶ浜町の海苔は皇室献上品に選ばれてます

 

 

〇今年は雪あんまり降らないな。毎年一回か二回大雪降るんだよね。
前に補修してもらった玄関(風除室)は雨漏れ無くていい感じだよ。ありがとうね。
(男性:60代)

【参加者大募集!】3.11メモリアル企画「七ヶ浜UMI-TSUNAGU 2015」に参加しよう。RSYボランティアバス70陣 【3月13日(金)~3月16日(月)】

皆さま

お世話になります。RSY七ヶ浜事務局です。

 

当法人が支援を続けている宮城県七ヶ浜町で2015年3月13~16日にボランティア活動を行っていただける方を以下の要領で募集致します。ぜひご参加下さい。

東日本大震災から2015年3月11日で4年が経ちます。昨年度も行われた東日本大震災追悼企画「3.11メモリアル企画 七ヶ浜UMI-TSUNAGU 2015」が3月15日(日)に行われます。

今回のテーマは「子どもたちへ いままでとこれからを伝えよう」です。

町内の子どもたちに来てもらい、住んでいる七ヶ浜町でどんなことがあったのか知ってもらって、これからを考えてもらうきっかけを作ってもらうという願いが込められています。

ボランティア活動写真や被災直後と今現在を比べた写真の展示、七ヶ浜国際村パフォーマンスカンパニーミュージカルグループ「NaNa5931」や震災後に七ヶ浜の子どもたちによって結成されたチアグループ「WINGS」などのステージ発表、2011年3月11日当時に避難所運営リーダーされていた小学校長先生の講演会や防災クイズ、七ヶ浜町の特産品を使った食のコーナーなど様々なブースを通し、楽しみながら学んでもらいます。RSYボランティアバス70陣はボランティアとしても、そして被災地を想う1人の参加者としてもイベントに参加します。

震災以降ボランティア活動等で出会った七ヶ浜町民やボランティアと再会しませんか?七ヶ浜町に行ったことない方でも、このイベントをきっかけに七ヶ浜町民・ボランティアと交流しましょう!七ヶ浜町の皆さんが待ってます!
昨年度の様子は【コチラ

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【RSYボラバス70陣 活動スケジュール(予定)】

▼3月13日(金) <愛知県名古屋市>

20:00~RSY久屋事務所出発

 

▼3月14日(土) <七ヶ浜町で活動>

午前:住民交流会、地域散策

午後:イベント準備

 

▼3月15日(日) <七ヶ浜町で活動>

午前:3.11メモリアル企画 UMI-TSUNAGU 2015 イベント運営

午後:3.11メモリアル企画 UMI-TUSUNAGU2015(14:46の追悼式に参加) イベント運営

 

▼3月16日(月)<愛知県名古屋市>

6:30~名古屋着予定

 

※地元のニーズに合わせて活動が決定します。活動内容は変更になった場合は本ブログを更新します。随時ご確認下さい。

※詳細スケジュールは参加申し込みをされた方へ別途お送り致します。

 

<3.11 七ヶ浜UMI-TSUNAGUとは?>

「3.11を忘れない」という想いに「七ヶ浜町にまた行きたい!」というボランティアの声と「あの時お世話になったボランティアさんに会いたい、お礼が言いたい」という住民の声が加わり、生まれたこの企画。七ヶ浜の象徴「海」と震災がきっかけとなった「生み」つながった様々な「縁」をこれからも大切にしようという想いから「UMI-TSUNAGU」というイベント名が付けられました。

一昨年より始まり、今年で3回目です。

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1.申込締切

【3月11日(水)18:00まで】(定員に達し次第、締め切らせていただく場合があります)

 

2.募集人員

 

40名程度

 

3.応募条件

 

以下の4つの条件を満たす方

 

(1) 心身ともに健康な方

 

※20歳未満のかたは「保護者による参加承諾書」をボランティアバス出発当日までRSY事務局までお願いします。(高校生以上)承諾書はこちらからダウンロードしてください。

 

未成年承諾書

(2) 出発場所(当法人事務所:名古屋市東区泉1-13-34 名古屋建設業協会2階)に当日19:30までに来られる方

 

(3) 帰着後にアンケートにご協力いただける方(今後より良い活動にしていくために、役立たせていただきます!)

 

(4) 自らの意思で活動に参加し、仲間とともに被災された方々の立場に立って行動ができる方

 

4.事前説明会について

・日程 3月6日(金)19:00~21:00

・会場 名建協 1階会議室 または RSY事務所 (名古屋市東区泉1-13-34)

・内容 RSY活動紹介/ボラバス概要説明/活動内容説明/その他連絡

※ 事前説明会は参加者同士の顔合わせや活動内容の説明を行う重要な場です。

募集定員を越えた場合は、事前説明会に参加頂ける方を優先する場合があります。ご了承下さい。

 

5.参加費

一般:15,000円(税込)

学生:10,000円(税込)

 

6.ボランティア保険

お住まいの市町村の社会福祉協議会で「ボランティア保険」(天災プランBかCを推奨)の加入手続きをしてください。掛金は自己負担でお願いします。

 

※RSYのボランティアバスに参加される方は加入証明の写しを事前説明会の受付でご提出ください。ご持参いただいていない方は加入の有無を問わず参加をお断りします。2011、2012、2013年度にRSYの七ヶ浜行きボランティアバスに参加されたことのある方でも、年度が変わりましたので改めて今年度加入した証明をお持ちください。

 

7.宿泊に関して

 

・13日【金】バス車中泊

・14日【土】七ヶ浜町内の旅館に宿泊予定

・15日【日】バス車中泊

 

8.食事に関して

 

・13日(金)夕食:各自

・14日(土)朝食:各自 昼食:各自 夜食:旅館にて

・15日(日)朝食:旅館にて 昼食:各自 夜:各自

 

※15日夜(名古屋に帰る道中)に銭湯に行きます。この入浴代(500円程度)と赤字箇所(各自)の食事については参加費に含まれず、参加者実費となりますので予めご了承ください。

 

9.必須の持ち物

 

・3月6日(金)事前説明会:ボランティア保険加入証写し

 

・3月13日(金)ボランティアバス当日:参加費/着替え/タオル/軍手/防寒具/雨具

※学生の方は学生証をご提示ください。

※防雨/防寒対策をしっかりしてください。

※支援物資や食材などを積み込むことがありますので、荷物はできるだけコンパクトにまとめてください。

 

10.キャンセル料について

 

3月6日(金)18:00以降のキャンセルにつきましては、宿泊費を含む10,000円のキャンセル料が発生致します。キャンセルの場合は、お早目に名古屋事務局までご連絡下さい。

 

11.申し込み方法

 

コチラからお申し込み下さい⇒【参加申し込みフォーム

※紛失や盗難に対して当法人は責任を負いません。すべての荷物に名前を記入するなど自己管理を徹底してください。

 

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☆お問い合わせ☆

 

【RSY名古屋事務所】

 

TEL: 052-253-7550 (月~金 10:00~18:00)

 

FAX: 052-253-7552

 

Email: info@rsy-nagoya.com

 

(件名に「70陣ボランティアバス問い合わせ」と入れてください)

宮城県七ヶ浜町報告【第187報】七ヶ浜町子ども会備品贈呈式を行いました。

皆さま

お世話になっております。
RSY七ヶ浜事務局 郷古です。

去る1月17日(土)に2011年度から七ヶ浜町に支援を続けて下さっている「国際ソロプチミスト名古屋」の皆さんが、津波によって公民分館流され、備品が流出してしまった地区子ども会へ、行事で使う備品(綱引き用シューズ・ビブス・タープテント)を支援をして下さいました。
1月18日(日)の町民綱引き大会に合わせ、来町され、贈呈式を執り行いました。
ビブスの贈呈タープテントの贈呈綱引き用のシューズを贈呈

子ども会の代表として話してくれたKくんのお礼の言葉の中では、
「子ども会のシューズが今回の震災で流されてしまい、装備が不十分のままで臨んだ昨年の大会では一回も勝てずとても悔しい思いをしました。今回頂いたシューズやビブスを使って勝てる様明日は頑張りたいです。」
と力強く話してくれました。

国際ソロプチミスト名古屋-会長の川村さんも「少しでも力になれれば嬉しい。これからも七ヶ浜町を応援していきたいので何かあれば是非言って欲しい。まずは明日応援するので頑張ってください!」
と子どもたちへ激励の言葉を掛けました。

国際ソロプチミスト名古屋-会長の川村様より挨拶参加した子ども会の代表 Kくんからお礼の言葉3地区から集まった参加者で集合写真
翌日、18日(日)は第29回目となる七ヶ浜町綱引き大会本番です。
小学生の部、中学生の部、一般の部の3つあり、子どもから大人まで 白熱した戦いを繰り広げていました。やはり地区対抗は熱い!みんな本気です!
昨日意気込んでいたKくんのいるチームも予選を勝ち上がり、決勝リーグまですすむという大健闘!(決勝リーグ一回戦で負けてしまいましたが・・・)

町民綱引き大会支援されたシューズ/ビブスを身に着け、綱引きを頑張る子どもたち

行事担当の町の方も
「綱引き大会は地区一丸となってできる町の行事の1つでもう30年近くも行っている。年々子どもの人数も減り、参加する地区が少なくなっていたところにそれを助けるような支援をしてくださって被災を受けた子ども会も出れるようになってよかった。」
と話されていました。

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【支援を受けた子ども会の皆さんの声】

〇この靴(支援を受けた滑り止め付きシューズ)、普段でも履きたいくらいカッコイイ!
(小学生の男の子)

 

〇地区の公民分館の中に子ども会の備品が入っていたので、それごと流されてしまったので何もなくなった。今回の綱引き用シューズは数をそろえるのに予算が足りず、ずっと体育館シューズでやっていたが、毎年すぐ負けて子どもたちのモチベーションも下がっていた。
今回は予選も勝てて、決勝トーナメントに進めて嬉しい。来年もみんなで頑張りたいです。
(女性:40代)

 

〇この小さな七ヶ浜も国内外からたくさんの支援を受けて、今こうして頑張っていますが、
仮設もまだありますし、これからも復興に向けてやっていかなくてはならない。
これからも何かあれば相談させてもらいたい。まだ地区の備品は買えずそのままになっているのもある。今後とも宜しくお願いします。

(男性:50代)

宮城県七ヶ浜町報告【第186報】移動学び舎バス きずな号完成披露式を行いました!

皆さま

お世話になっております。
RSY七ヶ浜事務局です。

1月12(月・祝)に七ヶ浜国際村にてきずな号完成披露式を開催致しました。
町役場関係者、サークルKサンクス様、ユニーグループ・ホールディングズ様はじめとした ご支援いただいた企業様、七ヶ浜町の子どもたちや親御さん含め300名以上が来場されました。

★きずな号製作の経緯
七ヶ浜町は東日本大震災によって図書センター等が被災し、学校外での勉強スペースが減少、また壁が薄く隣人の声も聞こえる仮設住宅での生活が当面続くことなどから落ちついて勉強できる場が極端に減りました。また、お母さんたちから「子どもたちの勉強するスペース」が欲しいと云う声もあり移動学び舎バス「きずな号」を製作しました。
※きずな号は全国6000店舗のサークルKサンクスで2014年8月1日から2014年11月30日までレジ横の募金箱へいただいた寄付金で作られています。

第一部は関係者を招いてのカープカット式や試乗会を行いました。
子どもたちは「まだ入っちゃだめなの?」と早くもきずな号に興味津々です。
『はい、では中に入ってみて下さい!』というアナウンスの後、子どもたちは勢いよく車内へ。
車内は楽しそうにしてい笑っているる子どもたちでいっぱいです。
RSY代表栗田より挨拶(完成披露式 第一部)初めての学び舎バスに興奮!子どもたちは目をキラキラさせてはしゃいでいました!
第二部は「ユニーグループ・ホールディングス(株)交流プロジェクト」として、仙台市立南材木町小学校『南の星吹奏楽団』と七ヶ浜国際村パフォーマンスカンパニーミュージカルグループ『NaNa5931』を招き、特別演奏会が開かれました。
※南の星吹奏楽団はユニーグループ・ホールディングス(㈱)からの楽器の支援(津波によって流出してしまったため)を受けており、今回は「音楽と子どもたちの力で七ヶ浜町を元気づけ、真の復興に貢献したい」というお申し出もあり、出演協力を頂きました。
南の星吹奏楽団は数々のコンクールで何度も全国大会にも出場している素晴らしい演奏団です。
「南の星吹奏楽団の演奏を聴きたくて来たよ!」という七ヶ浜住民も多数いらっしゃいました。
七ヶ浜町で初公演となる南の星吹奏楽団の演奏南の星吹奏楽団

次は『NaNa5931』による「ゴーへ Go Ahead」です。
震災をテーマとしたオリジナルミュージカルで2012年8月には愛知県と東京都で県外公演で行った際の演目でもあります。震災で深い傷を負ってしまった方々がたくさんのみんなの支えを受け、未来へ向かい、生きていくという内容となっており、感動のステージとなりました。
NaNa5931による『ゴーへ Go A head 』のミュージカル 第二部集合写真

※2015年8月に愛知県にてNaNa5931の県外公演が予定されています。続報をお待ちください

又、ユニー株式会社から来場された子どもたちやNaNa5931/南の星吹奏楽団にが図書カードプレゼントされました。
(※この図書カードは愛知県で行われた東北支援のチャリティーイベントの募金で購入されています。)

ユニー百瀬様より南の星吹奏楽団へ図書カードのプレゼント!ユニー百瀬様よりNaNa5931に図書カードをプレゼント!

完成披露式も終えましたし、これからきずな号が本格稼働です。
地元のお母さんたちの意見を聴きながら、きずな号活用プランを更に練っていきます。
詳細は追ってご報告します!

きずな号出発! !!
きずな号完成披露式

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【来場者の声】

〇これでどっか旅行とか行けるの?私も使っていいの?やったー!
その時は○○ちゃん(友達)も一緒に行こうね!
(小学生の女の子)

〇日曜日とかの児童館が休みの日とかに使いたい。
(小学生の男の子)

〇移動学び舎バスって聞いたときに、なかなかピンとこなかったけど、実物を目にするといろいろワクワクするね!
(女性:40代)

〇子どもたちにここ(きずな号)でお勉強を教えてくれるんですか?
平日もやってくれると助かります。うちの子は習い事のない日は結構暇してるんです。
大人が誰か付いてくれるのは助かります。うちは共働きなので。
(女性:30代)

宮城県七ヶ浜町報告【第185報】第三回きずな公園DAY開催!

皆さま

お世話になっております。
RSY七ヶ浜事務局です。

去る、12月20日(土)に第三回「きずな公園DAY」が開催されました。
(第一回の様子はコチラ、第二回の様子はコチラ
子どもたち十数名の参加となりましたが、 元気いっぱい遊びました!
きずな公園内の清掃きずな公園までの道も落ち葉でいっぱい!
まずは遊ぶ前に子どもたちは東北学院大学災害ボランティアステーションの学生さんたち班ごとに別れ、公園の内の清掃を行いました。
公園内/公園までの道のりには落ち葉がたくさん落ちています。落ち葉は濡れるととても滑りますので手や箒を使ってたくさん落ち葉拾いをしました。
逆上がりの練習!みんな大好きブランコきずな公園全面を使っておにごっこ!

きずな公園が綺麗になったあとは思いっきり遊びます!
学生さんたちと一緒に「おにごっこ」や「だるまさん転んだ」、「ボール運びゲーム」!
公園内の遊具もフル活用!「靴とばし」や「逆上がり」の練習も?!
遊び場からお散歩コース、いろんな役割を担っている『きずな公園』。七ヶ浜町に来られた時は是非お立ち寄りくださいね!

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【参加者の声】

〇これ毎月やって欲しい!次は雪合戦とかしたい!!!
(小学生の男の子)

〇 今日のドッジボール楽しかった。強い人(大学生)とかいると盛り上がるね。
(小学生の女の子)

〇今、こういう公園ってないじゃないですか。震災とか関係なく。近くにあるってのは本当にいいですよね。
(女性:30代)

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宮城県七ヶ浜町報告【第184報】月刊つぶやき@七ヶ浜 [第18号](2014年12月1日~12月31日)

皆さま

いつもお世話になっております。
RSY七ヶ浜事務局です。

宮城県七ヶ浜町の住民の声「つぶやき」2014年12月号をお伝えします。
「つぶやき」からは被災者の様々な現状をうかがい、知ることができます。

2014年12月11日で震災から3年と10ヵ月が経過しました。
「仮設での年越しはこれで最後だ、来年は高台(移転した新居)で年越しだ。」
「3年以上お世話になった仮設だ。大掃除大変だわ、でも感謝の気持ちでやるよ」
いよいよ2015年は七ヶ浜町も仮設住宅から移転する人が増えていきます。

『集合住宅での生活はしたことがない』、『隣りの人は知らない』、『前住んでいたところよりも狭い』
など様々な理由から、入居初期はとても不安だったという仮設住宅での生活も区切りが見え、生活を振り返る人もいます。
「最初は大変だったなぁ。でも住めば都。寒かったし、狭かったけどいいところだったよ。」
「仮設住宅入居の際にボランティアさんたちに作ってもらった『手作り表札』は新しい家に持っていくよ。あれは宝物だからね。」
「仮設住宅での生活で出来た思い出の品(集会所でつくったもの等)や出来た友だちは一生もんだと思うよ」
という仮設住宅の生活への感謝の声も聴いています。
しかし、まだ仮設住宅での生活は続いていきます。引っ越しの時期は人それぞれですので、残る人もいます。
「友だちがさらに少なくなってさびしくなる」という声に寄り添い、足湯の活動はこれからも続けていきます。

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〇寒いからか、身体がなかなか動かなくなってきたよ。足湯は体がほぐれていいねぇ。
午後はずっとポカポカするんだぁ。
(女性:60代)

 

〇足湯が気持ちよい季節だね。学生さん(ボランティア)が孫みたいでかわいいよ。
お食事交流会も楽しいよ。できること言ってね、こっちもやるからさ。
(女性:80代)

 

〇家が流されてから、私とお父さん(旦那)はここ(仮設)に住んでるけど、
息子たちは隣町にマンションを買ってそこに住んでるんだ。お正月はそこで過ごすんだ。
昔は大正琴やってたんだけど、無くなってしまってやりたいんだけど、高いんだよねぇ。
(女性:80代)

 

〇(足湯をやっている)土日はいつも息子が病院や買い物に連れてってくれるからこれなかったの。
平日は集会所に来るんだけどね。平日の昼は暇だから編み物している。
お料理好きなんだけどする機会がないのよ。
(女性:70代)

 

〇震災で全財産もってかれちゃったよ。頭が真っ白になった。
今の若者はすごいよ、(みんなが頑張ってるのを見ると)勇気と希望が持てた。
不安だったけど、ここ(仮設)に来て楽しかった。若者が来てくれて、救われた。
(女性:60代)

 

〇集会所にはあんまり来ないなぁ。足湯の時くらいだよ。
元住んでた部落が違うから、友達が少なくて、話せそうな人としか話さねぇのさ。
(女性:60代)

 

〇最近は暇過ぎてねぇ。暇過ぎて時間あるからあなたにあげるよ。
図書館に行って本をたくさん借りて読むんだけど、肩が上がらなくなって来て大変だ。
(机で本を読んでみたらどうですか?の問いに対し)仮設は狭くて机置くスペースもないんだ。4畳半で5人だからさ。
(女性:80代)
※来月仮設住宅から、引っ越す方

 

〇来月引っ越すよ。今までありがとうね。集会所にはまた遊びに行きたいけど、車がないから行けないわ。
(女性:60代)

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宮城県七ヶ浜町報告【第183報】七ヶ浜事務局移転のお知らせ&「きずなハウス」OPEN

皆さま

いつもお世話になっております。
RSY七ヶ浜事務局です。

この度、七ヶ浜事務局は七ヶ浜町ボランティアセンター内から、
七の市商店街内の「きずなハウス」へ移転しました。
住民の皆さんのご協力の元、12月14日(日)にOPENしました。
今回は作成風景や、OPENイベントの様子をご紹介します。

★きずなハウスとは?
七の市商店街内に出来た「住民交流スペース」であり、一部スペースを事務局として、RSYが運営を行っています。

「気軽に寄れて、ゆっくりできる場所が欲しい」という住民の皆さんの声から、住民憩いの場として休憩所/駄菓子販売/七ヶ浜町グッズ販売(きずな工房商品等)/七ヶ浜町イベント情報掲示板等の要素を持ち、年明けからは喫茶店/コロッケなどの揚げ物販売も予定してます。

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今回、設置したテーブルやイス/棚/カウンターなど全てが手作りです。
七ヶ浜町の大工さんやボランティアさんに来て頂き、一緒に意見を出し合いながら作りました。
作成中に通りがかった皆さんから「私もイスや棚を作ってほしい!」という声が絶えないくらいの完成度です。

大工さんにも手伝ってもらいました!利用するお客さんのことを考えて、使いやすいように作っています!
『七の市商店街3周年記念感謝祭』と同日開催になったOPEN当日・・・!
店内はずっと満員・・・!
雪の舞う寒い日でしたが、本当にたくさんの住民の皆さんがお祝いと遊びに来てくださいました。

鍵の授与式(写真左が商店街会長の星さん、中央がRSY常務理事浦野、右が夢麺店主の岩本さん)七ヶ浜事務局スタッフによる建前「駄菓子蒔き」

店内で休憩する住民の皆さん手作りテーブルもイスもいい具合!

「きずなハウス」が七ヶ浜住民の皆さんの憩いの場となるように住民の皆さんと一緒に考えて作っていきたいと思います。
七ヶ浜町に来られた際には、是非お立ち寄りください!
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【住所】
宮城県宮城郡七ヶ浜町吉田浜字野山5-9 七の市商店街101号「きずなハウス」
【定休日】
毎週水曜日
【時間】
10:00~18:00
【電話】
090-9020-5887(水曜日を除く10:00~18:00)
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★住民の皆さんの声

〇商店街に買い物に来た時に、コーヒーとか飲める場所が欲しかったの、待ち合わせ場所とかでもいいね。
(女性:40代)
〇仮設集会所が休みの日に寄れるとこできたわー。また遊びに来るね。
(女性:60代)
〇めったに七の市商店街来なかったけど、結構いろんなのあるんだな。ラーメン屋あるぐらいしか知らなかった。
(男性:70代)
〇これで七の市商店街が活性化すればいいねぇ。今、全国的にもこういったところ少なくなってるから。
(女性:70代)
〇すごい楽しい。なんかすごく明るいところって感じ。お母さんにも教えてあげて一緒に来たい。
(小学生の女の子)

宮城県七ヶ浜報告【第182報】ボランティアバス第68陣報告【11月14日~17日】

みなさま

お世話になります。RSY事務局です。

去る11月14日から17日にかけてボランティアバス68陣は七ヶ浜住民と一緒に会津美里町の交流会に参加しました。14日(金)に名古屋を出発し、15日(土)は宮城県七ヶ浜町で住民との交流会を行い、16日(日)は福島県会津美里町にある宮里仮設住宅で交流会を開催し、17日(月)の早朝に名古屋へ帰着しました。以下、ボランティアバス68陣の活動報告です。

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ボランティアバス68陣は、七ヶ浜町の漁師さん達と一緒に福島県会津美里町に行って福島原発から仮設住宅へ避難している福島県楢葉町の方たちと七ヶ浜で採れる旬の魚「ぼっけ」を食べて交流しよう!という企画でした。きっかけは「被災地間の情報交換や復興へ向けて歩む被災者同士で励まし合える機会を作りたい」という七ヶ浜の漁師さんの発案です。

2014年11月15日(土)宮城県七ヶ浜町での活動

東北自動車道の菅生サービスエリアで6時頃朝食を取り7時半頃七ヶ浜へ到着しました。集合時間の8時半まで時間があるのでそれまでは付近のきずな公園などを自由散策。RSY七ヶ浜事務局の郷古さんがやってきて8時半からボランティアセンターでミーティングを行ないました。9時から七ヶ浜住民の皆さんとの交流会が始まりました。全員車座になって座り3人の住民の方から津波の体験、避難所での生活、震災後の状況、行政の対応などについてお話を聞かせていただきました。

住民との交流会

10時から昼食までは各自自由行動でした。私たちは漁師さんたちの職場である菖蒲田浜の漁港へ行って午後から捌くことになるぼっけを見せてもらいました。ぼっけを抱いている時のまるで愛しい我が子を抱くかのような慈愛に満ちた漁師さんの表情が印象的でした。メスは卵がたくさん入っていて体が大きいのですが、オスは痩せています。オスの身の方が刺身にするには美味しいそうです。

菖蒲田浜の漁港から歩いて中央公民館まで戻り、昼食は夢麺さんで念願の裏夢麺をいただきました。思ったほど辛くはなく、ベースのスープがすっきりして美味しくさらに豆板醤を追加して辛くしていただきました。参加者の1人はきぜん寿司さんで昼食を取られたようですが、握り寿司が美味しかったと言っていました。

 

昼食後は中央公民館の調理室をお借りして、ぼっけの解体、ぼっけ汁用の野菜等の食材準備、ぼっけの卵の醤油漬け作りを行ないました。住民の方々にぼっけの解体方法を教えてもらいながらボランティアメンバーも解体に参加しました。昨年までのぼっけ祭りでぼっけの解体経験があるメンバーがいたりして、解体作業は順調に進みました。

 

ぼっけの解体は、基本的に皮を剥きヒレやエラなどを撤去しますが、内臓など残りの部分はほとんどすべてが食べられるそうです。頭の部分やガラなどもきちんと出汁を取るために使用しました。胃袋は中身を出して胃袋は食べられます。ぼっけは雑食で大きい口で何でも食べるので胃袋の中にある未消化の物は取り出す必要があるそうです。胆のうは苦いので撤去しますが、つぶしてしまうと苦くなってしまうので、胆のうをつぶさないよう注意して取り除きます。

 

私はちょっとぼっけにさわってみましたが、普段魚の調理には慣れていないので、なるべく邪魔にならいように解体の様子を見学しながらブログ用の写真を撮影したり後片付けをメインに手伝いました。漁師さんによると予定より早く終わったとのことでした。不慣れな私が不用意に手を出さなかったことも結果としては良かったのかもしれません。食材を準備しながら名古屋から一緒に来たバスのドライバーさんが持ってきてくれた柿を剥いてみんなで食べました。

 

食材の準備が順調に終わり、名古屋から乗ってきたバスに七ヶ浜の住民の方、RSYの郷古さんが加わり、用意した食材や調理器具を載せて今夜宿泊する国民宿舎さぎの湯のある福島県猪苗代町へ向かいました。名古屋から乗ってきたバスは中型のバスで車体構造上荷物を載せるスペースはあまり多くありませんでした。名古屋から七ヶ浜へ向かう道中では二人用の座席を一人で使用することが出来ました。七ヶ浜から追加になった三人と調理器具や用意した食材を全て載せることができるだろうかと不安がよぎりましたが、後部の座席を二列分横向きに回転させ最後部座席とのあいだに広い空間を作り出し、用意した食材や調理器具などの荷物をなんとか乗せることができました。福島までの道中は荷物のすぐ隣に横向きに座ったメンバーが走行時の振動で崩れそうになる荷物を時折手で押さえながら乗車しました。

 

日が暮れてバスは福島県に入り宿に近づくにつれだんだん道路上の積雪が多くなっていきました。宿の直前で積雪のためバスのタイヤがスリップし始めましたが、無事宿に到着しました。宿につきまず夕食を取り、食後にミーティングを行ないました。ミーティング後は各自温泉に入り、同室のメンバーとしばらく話をしていましたが、そのまま眠ってしまいました。

2014年11月16日(日)福島県会津美里町での活動

宿で朝食を取り会津美里町へ向かいました。会津美里町では七ヶ浜町の住民の皆さん、東北学院大学のボランティアサークルの皆さんと合流しました。交流会会場の準備、調理場の設営、ぼっけ汁の調理、各種催し物の準備、仮設住宅の中を練り歩いて住民の方の呼び込みなどをボランティアメンバーで手分けして行いました。

RSY七ヶ浜事務局の松永さんの司会で12時から交流会が始まりました。ぼっけ汁、ぼっけの唐揚げ、海苔の佃煮、ぼっけの卵の醤油漬けをのせた七ヶ浜産新米を炊いたご飯が参加者の皆さんのテーブルに配られました。七ヶ浜の漁師さんから七ヶ浜町やぼっけと言う魚の紹介、震災時の津波等の状況などのお話がありました。

漁師さんは「津波で家も漁具も失ったけれど好きな漁師を七ヶ浜で続けたいと思い頑張っています。今の季節にだけ採れるぼっけには特にこだわりがあってぜひ楢葉町の皆さんに食べてもらいたいと思って今回やって来ました。楢葉町の皆さんも一緒に頑張りましょう!」と仰っていました。この熱い思いに楢葉町の住民の方からも「ぜひ私たちも七ヶ浜へ行きたい!」との声が聞かれました。

 

その後仮設住宅の自治会長さんと楢葉町社会福祉協議会の方から楢葉町の紹介、震災や震災後の状況のご説明がありました。楢葉町では地震や津波の影響はさほど大きくはなかったようですが原発の問題により避難生活を送らざるを得ないつらい状況についてお話しがありました。

 

食後は、会津美里町の仮設住宅に住む皆さんと一緒に事前に用意していた各催しの方へ移行しました。靴下を使った雪だるまとクリスマス・リースづくり、足湯、ジャンボ麻雀が行われました。交流会は終了し、後片付けをして、最後にボランティアメンバーと仮設住宅自治会長さん、楢葉町社会福祉協議会の皆さんなど全員で今回の交流会について振り返りました。社協さんから仮設に住む楢葉町の皆さんが作ったミニわらじをお土産にいただきました。その後七ヶ浜の皆さん、東北学院大学の皆さんと名残を惜しみながら会津美里町を後にし名古屋への帰路につきました。

今回のバスツアーは、七ヶ浜と福島の被災地間交流のお手伝いが出来て大変意義深い活動になりました。特に福島では原発の問題が今後も長期化することが予想される厳しい現実が感じられましたが、七ヶ浜の皆さんから発せられた「被災地同士共に頑張りましょう!」というメッセージが楢葉町の皆さんだけでなく被災者ではない私たちの心にも深く届けられました。被災者の皆さんと共に私たちも東日本大震災からの復興を支えたいと思いました。

最後になりましたが、今回のイベントにご参加いただいた七ヶ浜の皆さん、楢葉町の皆さん、東北学院大学の皆さん、名古屋から参加されたボランティアの皆さん、RSYスタッフの皆さん、ご協力ありがとうございました。

 

【協力団体(会津美里町でのイベント協力)】

サポートみさと/宮里仮設住宅自治会/楢葉町社会福祉協議会/東日本大震災支援全国ネットワーク(JCN)/東北学院大学災害ボランティアステーション/七ヶ浜町民有志

※68陣の七ヶ浜町へ向けたボランティアバスは、生活協同組合連合会アイチョイス様、あいち生活協同組合様、コープ自然派くらぶ生活協同組合様からの寄付助成で運行いたしました。