街頭募金報告 (3/24 通算33日目) & 街頭募金ボランティアスタッフ募集

皆さま
いつもお世話になっております。RSYボランティア 街頭広報&募金チーム(通称チームB)です。
3月の街頭募金の報告を致します。
午前中は小雨が降っていましたが、幸いにも昼前に雨があがり募金活動を行うことができました。
やや肌寒さを感じる中、場所は栄三越前で3月24日土曜日の14時から16時まで行いました。
本日の募金活動には14名の参加者があり、合計30,056円と多額の募金を頂くことができました。
ありがとうございます。

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☆これまでの街頭募金活動は下記の通りです。
述べ人数:697人、募金総額:2,539,302円

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震災直後の3月17日から継続的に一年間街頭募金を行い、非常にたくさんのご支援・募金が集まりました。
今後の街頭募金の予定は現時点では未定となっています。
ですが、街頭での広報&募金活動 及びこれまでの募金がどのように使用されたのかをご報告する等、
この活動を継続的に実施していきたいと考えています。
街頭募金を主体的に進めて頂けるボランティアスタッフを募集しています。
例えば・・・
 ・自分が活動しているグループで参加したい!募金を呼び掛けたい!募金活動を支えたい!
 ・土曜ではなく平日に参加可能で募金を実施したい!   等など。
意欲のある方はRSY事務局スタッフまでご連絡ください。
【問い合わせ】特定非営利活動法人レスキューストックヤード
〒461-0001名古屋市東区泉1-13-34 名建協2階
Tel 052-253-7550 / Fax 052-253-7552
Mail info#rsy-nagoya.com (#は@にかえて送信してください。)
チームB、 RSY事務局

宮城県七ヶ浜町報告【第79報】安城市から七の市商店街へ

みなさま
RSY浦野です。
昨日の晴天の中、第4回目の「七の市」が開催されました。
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第78報にも記載しましたが、七ヶ浜はこれまで、安城市の皆さんより沢山の「野菜」のご支援を頂いてきました。
安城市ふれあい「えのき」の皆さん、石川ファームさんからは、国際村の避難所での毎日の炊き出し用食材に使用する野菜を安定的に、また、たべさいんプロジェクトやきずな館に滞在されたボランティアの方の食事用にと数か月の間、季節の野菜をご提供下さいました。
現在は、「七ヶ浜に野菜を送るプロジェクトチーム」が発足し、JAあいち中央農協青年部の協力と共に、地域の復興拠点ある「七の市商店街」の活性化のためのご支援を頂いています。
昨日のイベントでは、安城市の皆さんからお預かりしたお野菜を、RSYボラバス47陣メンバーが袋詰めし、会場にて販売させて頂きました。
ねぎ・きゅうり・ブロッコリー・ホウレンソウ・チンゲン菜・里芋・・・などなど、十数箱にわたって新鮮なお野菜が届けられました。
ボラバスメンバーが、力作の手作り看板を手に大声を張り上げて「お安いですよ~!安城市からの新鮮なお野菜いかがですか~!」と一生懸命に販売してくれました。
それぞれの袋には、安城の皆さんが同封して下さった
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安城から愛を込めて!
元気だして行こう!
私たちがついてるよ!
七ヶ浜に野菜を送るプロジェクトチーム
JAあいち中央農協青年部
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と書かれたステッカーを貼らせて頂いたところ、お客さんからは
「愛知県のお野菜っておいしいのよね~」
「わざわざ安城から?はぁ~・・・ありがたいねぇ」
などの声が聞こえてきました。
嬉しいことに、3時間のイベントの中でお野菜は全て完売!
売上23,550円は、安城の皆さんとRSYボラバス応援団の想いと共に、商店街代表「理容ホシ」の星さんへお渡ししました。
このお金は、今後の商店街活性化のための基金として活用されるそうです。
安城市の皆さんご協力ありがとうございました。
皆さんの七ヶ浜を想うお気持ちは、RSYボラバスメンバーを通じて、住民の皆さんに確かにお届けできました!

宮城県七ヶ浜町報告【第78報】「たべさいん」の皆さんありがとうございました!

みなさま
RSY浦野です。
先日、RSYボラバス46陣メンバーの菅沼さんからのレポートで既にご紹介させて頂いていましたが、あらためて「たべさいんプロジェクト」の皆さんとの交流会についてご報告したいと思います。
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1.RSYとたべさいんの皆さんとの出会いと活動経緯
このプロジェクトが発足したきっかけは七ヶ浜町民・鈴木喜久栄さんとの出会いからでした。
喜久栄さんは、避難所生活が始まって間もなく、独自で傾聴ボランティアとして活動を始めました。
避難所の劣悪な環境を見て、特に高齢者の口腔ケアや感染症予防の緊急性を感じ、特別養護老人ホームで長年ボランティア活動に携わってきたご経験から、マスク装着の必須性や水を節約したうがいの方法などを丁寧に伝えておられました。
そんな時、80歳を超えるお年寄りが、「他に食べるものがないから仕方が無い・・」といいながら、カップラーメンをすする姿を見て、大きな衝撃を受けたそうです。「せめて今まで毎日食べていたであろう漬物やおひたしを食べさせてあげることはできないのだろうか」と考え、近所の協力を得て野菜を集め、週に数回、サラダやおひたし、お漬物、果物などを持って避難所に届ける活動を開始されました。
「食欲がでない」と元気をなくしていたお年寄りに、「お漬物だったら食べられるはずだから、ぜひ食べてね」とそっと漬物を手渡し、後日再び避難所を訪れた時、「あのね。あのお漬物でご飯が食べられたの~!!」と、とても嬉しそうに喜久栄さんのそばに駆け寄っていらっしゃったとのことです。
そんな中、ボランティアきずな館がオープンしてほどなくした頃、浦野がきずな館に入ると、見慣れぬお顔がありました。
それが、鈴木喜久栄さんと、のちにたべさいんのメンバーに加わって下さった横田奈奈さんだったのです。
お二人は、オープンしたてのきずな喫茶の、飾りも何もない殺風景なテーブルに、少しでも心が安らぐお花を・・・とのことで、フラワーアレンジメントを作成し、プレゼントして下さいました。
このフラワーアレンジメントは、仮設住宅の集会場でも、住民の方々の心の安らぎを与えてくれました。
初めましてのご挨拶の後、喜久栄さんたちの活動を聞かせて頂く中で、喜久栄さんが「野菜と調理をするところさえあればもっと沢山のお野菜を届け続けられるのに・・・」とポツリとおっしゃいました。
その話に反応し、すぐにお互いの意見交換が始まりました。
その中で、①これまでRSYも支援してきた宮崎県・新燃岳噴火災害で、被災した農家さんから「私たちも東北の方々に何かしたい」とご提供頂いた食材の一部を、この活動に提供すること。②喜久栄さんが代表を務める『七ヶ浜婦人とくらしを考える会』ともう一つの地元ボランティア団体『ゆいの会』さんがきずな館の厨房で料理を作り、地元と外部ボランティアで一緒に避難所にお届けすること、を決定し、避難所が完全解消するまでを期限として、「たべさいんプロジェクト」の活動がスタートしました。
メンバーの喜久栄さん、奈奈さんに加え、片桐まき子さん、横田京子さん、工藤玲子さんが協力メンバーとして参加され、毎回新たまねぎと人参のマリネ、きゅうりと大根の漬物などがあっという間にできました。避難所に同行させて頂いた時の、お漬物を受け取ったお年寄りの表情が今でも忘れられません。「あぁ・・、本当にうれしい。ありがとうね。」と涙ながらにおっしゃった言葉と、たべさいんの皆さんが優しく手や背中をさすって差し上げる姿に、「地域力」の本当の在り方を教えて頂きました。
その後、5月8日~6月末まで、数回にわたり「仮設住宅入居者説明会」がありましたが、その度に「たべさいんプロジェクト」として、住民の方に炊き出しを提供して下さいました。この炊き出しがあったおかげで、過去の災害で仮設住宅入居経験のある方をゲストにお招きし、七ヶ浜の住民の方と交流して頂く機会が持てました。
そしてこの頃、新たに漬物用にと新鮮な青梗菜などのお野菜をご提供して下さったのが、愛知県安城市ふれあい「えのき」の皆さん、石川ファームさんです。これらの野菜は、きずな館に滞在されたボランティアの方の食事の際にも、ありがたく活用させて頂きました。現在は、「七ヶ浜に野菜を送るプロジェクトチーム」が発足し、JAあいち中央農協青年部の協力を得て、七の市商店街の店舗さんへの提供や、七の市イベントで頂いた野菜を売り、売り上げを全額寄付する仕組みなどが動きつつあります。たべさいんプロジェクトの皆さんとの交流の延長線上にこのような継続的な支援が繋がり続けています。
2.きいちゃん、ななちゃんから愛知のボランティアさんへのプレゼント
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仮設住宅への入居が完了したことを節目に、「たべさいんプロジェクト」は一区切りとなりましたが、喜久栄さんが「遠くから来てくれるボランティアの皆さんへの感謝の気持ちを表したい」と、奈奈さんと共同で『「七ヶ浜のきいちゃん ななちゃんから・・ありがとう・・」のメッセージカード』を作り、七ヶ浜を訪れるRSYボラバスメンバーに、1枚1枚手渡しして下さいました。カードには、震災前の七ヶ浜の美しい風景写真、そして裏面には「逆境に負けない」という花言葉を持つ、七ヶ浜の町花「はまぎく」の写真と、喜久栄さん自作の素敵なメッセージが添えられています。
「今はとっても苦しいけれど、悲しい涙で心を磨き、嬉しい涙で心を磨く、感謝の涙で心を磨けば、いつも心はダイアモンド!!」
「『大丈夫ですか?』『ありがとう』言っても言われても嬉しい言葉 〝本当に 本当に ありがとう みんな!!″ 心こそ 大切なれ」
「〝冬の寒さに耐えて 美しい花が咲くように 冬は必ず 春となる″」
このカードに感動し、元気づけられたボランティアさんも数知れないことでしょう。
3.「たべさいん」から頂いた『感謝の心』
震災から1年を迎えようとしていた3月10日。
私たちはたべさいんの皆さんからご招待を受けました。
「名古屋からのボランティアバスが来る3月10日に合わせて、1年の節目として感謝を込めて交流会を開催したい」とお声掛けを頂いたのです。私たちも二つ返事でお受けしました。
数週間以上前から打ち合わせを重ね、いよいよ迎えた当日。
私たちの段取りが悪く、ご迷惑をおかけしたところもありましたが、無事に約50人前の『まぐろ海鮮丼』が出来上がりました。その他にもサラダの小鉢、七の市商店街・佐藤鮮魚店さんがご提供下さったホタテで作ったお味噌汁、お吸い物、春の香りが漂う桜茶、そしておいしいお漬物。
たべさいんの5名の皆さんが心を込めて全て手作りして下さいました。
代表の喜久栄さんからは、七ヶ浜だけではなく、名古屋の事務局スタッフやボランティアの皆さんへのねぎらいの言葉も頂戴しました。メンバーの皆さんの自己紹介の後、メンバーの「どえりゃーうみぁーがや!たべさいん!(訳:とってもおいしいですよ!めしあがれ~!)という、名古屋弁×七ヶ浜弁の掛け声と主に、食事が始まりました。
どれも、本当に本当においしくて、各テーブルごとに会話も弾みます。
食事の後は、メンバーの皆さんから震災当時の体験談をお聞かせ頂きました。
震災直後の混乱する中、地域のために奔走されていたことや、親しい友人や親族、慣れ親しんできた風景を一瞬のうちに失った喪失感と深い悲しみ、ボランティアへの感謝の言葉など、それぞれの想いを様々な形で語って下さいました。お一人おひとりの心に刻まれた3.11の傷跡、そして周囲への感謝の気持ちの一端が、愛知のボランティアさんの心の中にも刻まれたようでした。
喜久栄さんは「あくまでも自己満足でやったこと」と常に謙遜されます。
約1年間、毎日のようにきずな館に顔を出し、職員の体調を気遣う言葉や夕飯のおかず、おいしい郷土料理などのおすそ分けも随分頂きました。
しかし時には、「人から頂いた善意や熱意に対しては、冷めないうちに感謝の気持ちをご本人や周囲の方々へ表すこと」
「時間がかかると誠実さが伝わらないし、信頼感を失ってしまいますよ」というご忠告など、厳しく私たちに苦言を呈して下さることもあります。
ご本人からは、「私たちの活動はかなり過去のことですので紹介は結構です」という控え目なお言葉を頂戴しましたが、私としては、これまでの1年間、自らの活動を実現させる場としてきずな館を活用して頂き、同時に七ヶ浜で大変お世話になった方のお一人であること、なにより災害にこれから遭うであろう地域が、「たべさいんプロジェクト」の活動そのものから学ぶべき点が沢山あることを考え、なるべく丁寧にこれまでの関わりを皆さんにお伝えしたいと思い、遅ればせながらこのような長文にて報告をさせて頂きました。
この1年の節目をもって、外部支援者と地元とのコラボ企画「たべさいんプロジェクト」の活動は一区切りとなるそうです。
これからは復興のまちづくりに向けて町民自らが立ち上がり、できることを日常的に継続していく時期に来ているとお話しされました。
私たちも皆さんとの出会わせて頂いたことに感謝しつつ、この場をかりて改めてお礼申し上げます。
たべさいんの皆さん、いままで本当にありがとうございました。
これまでボラバスに乗られた皆さん、またたべさいんメンバーの方々に会いにきてくださいね!

宮城県七ヶ浜町報告【第77報】紀宝町の皆さんありがとうございました!

みなさま
RSY浦野です。
先日、七ヶ浜に昨年の台風12号・15号の影響で大きな被害を受けた、三重県紀宝町の皆さんから『感謝のミカンたわし』が届きました。
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これは、昨年11月に七ヶ浜の仮設住宅やボランティアきずな館を訪れる住民の皆さんのご協力を得て制作した、紀宝町応援グッズ『カエルちゃん人形』のお礼として届けられたものです。
※詳細は二番目の写真をクリック!
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『ミカンたわし』は一つひとつ全て手作りで、心配して下さった皆さんへの感謝と「お互いに辛い時期を乗り越えていきましょう」というメッセージが込められているそうです。
昨日『ミカンたわし』を、RSYボラバス47陣22名と、きずな館に泊まっている個人ボランティアさん1名で、応急仮設住宅421戸にお届け致しました。
また午後からは、『カエルちゃん人形』を作成して下さった七ヶ浜の住民の皆さん12名をゲストにお迎えし、ボラバスチームとの交流会を開催しました。交流会の中では、紀宝町社会福祉協議会のHさんや、紀宝町の住民の方から頂いたお手紙を代読させて頂きました。
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それを聞いて微笑んだり、頷いたりと熱心に耳を傾けつつ、
「私は家が無事だったんで、何かお手伝いしたいとずっと思っていたけれど、何ができるかわからなかった。でも、こういう機会がもらえて、役に立ててうれしかった」
「家は流されてしまったけど、今まで沢山の方々に七ヶ浜を応援して頂いた分、恩返しのつもりでお人形づくりに参加した」
などのコメントをお聞かせ下さいました。
一部損壊でも修繕費に数百万円かかったというお話、ライフラインの寸断、物不足、余震への恐怖、ペットへの対応、ご近所での助け合いの様子など、今までの被災地とは違った角度からの3.11のエピソードを聞かせて頂きました。住民の方一人ひとりに、「あの日あの時」のエピソードがあり、私たちは、その一つひとつにまだまだ耳を傾けきれていないということを改めて感じました。
最後は、お互いに出会えたことへの感謝と記念にみんなで集合写真をパシャリ。
ミカンちゃんと一緒に、と~ってもいい表情を見せて下さいました。
「感謝のミカンたわし」。
その名の通り、紀宝町からのまごころが生み出してくれた「感謝の繋がり」が、ここにもまた育っています。

素敵なプレゼント

みなさま
RSY浦野です。
先日、住民の方から素敵なプレゼントを頂きました。
手作りのクッキーなのですが、とってもかわいくできてるでしょう?
しかも、「共に」「I L笶、VE しちがはま」というメッセージもぐっときます。
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今日は、きずな工房で、洋菓子屋フィレンツェ×山田組・ナックプランニング×きずな工房×RSYのコラボ企画「復興スイーツ」企画第2弾の打ち合わせがありました。
「復興スイーツ」の詳しい記事は東海ラジオさんから取り上げて頂いた真ん中の画像をクリック!
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まだ皆さんにはお見せすることはできませんが、支援員さんや工房の皆さんたちが次のカエルグッズを一生懸命に考えて下さっています。どんなものになるのか乞うご期待!!
とそんな時、ふと視線を移すと、紀宝町から届いた「復興ミカンたわし」が飾ってあるのが目に入りました。
他の作品たちと肩を並べて、なんとなく居心地がよさそうなミカンちゃん。
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このミカンちゃんは、明日RSYボラバス47陣の皆さんの手によって、応急仮設住宅421件にお届けします。
そして、25日はいよいよ「七の市」
天候がとーっても不安ですが、みんなの元気で雨雲・雪雲をぶっ飛ばしましょう!
ちなみに、今七ヶ浜ではまた雪が降っています。
「こんな時期に雪なんて、いつもは降らないのに。。。やっぱりおかしいね」と住民の方をつぶやいていました。
 

宮城県七ヶ浜町報告【第76報】みんなで作ろう!おひなさまキャンドル

みなさま
お世話になっております。
七ヶ浜ボランティアきずな館事務局の大迫です。
第71報に続きまして、名古屋学院大学の第2陣の活動をご報告させていただきます。2月28日から13名のメンバーが七ヶ浜町と亘理町で活動しました。
今回は3月3日に七ヶ浜町の中央公民館で開催された、大規模半壊以上で応急仮設住宅以外にお住まいの方々(民間のアパートを借り上げるなど)を対象にした「名古屋カフェ」の様子をご報告いたします。
この日はひな祭りということもあり、他の会場でも「ひな祭りイベント」が行われていましたが、「名古屋カフェ」には何度も足を運んで下さっている住民の方々が来てくれました!
7回目の開催になる名古屋カフェの内容は….
粘土キャンドルで作る「おひなさまキャンドル」です。
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学生たちが中心となって、お母さんたちに教えながら一緒に作ります。この日はまだ寒かったので、粘土が固くなっていました。そのままだとかわいいキャンドルが作れないので、名古屋のお菓子「しるこサンド」を頂きつつ、お話をしながら、カイロで粘土を温めていきました。
お話が弾んでリラックスしてきたころには、カイロ効果もあり粘土が柔らかくなってきて、やっとキャンドル作りのスタートです!
今までさまざまな「ものづくり」をしてきたお母さんたちも、「こんなかわいいキャンドルが作れるなんて!」「こんなの初めて」と、とても喜んでいました。
また、学生の中には一緒に作っているお母さんの名前を聞いて、粘土で名前を作っておひなさまキャンドルにつけてあげるサプライズもしていました。
このキャンドル作りは子供でも簡単に作ることができたので、親子でも楽しめるイベントになったと思います。
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今回の名古屋カフェは、昨年の夏に開催した時に知り合った学生と住民の方との「再会」の場所にもなりました。
継続的に開催してきたことで、今回のような再会につながったことをとても嬉しく思いました。
「名古屋カフェ」のような機会を作ることで、住民の方同士の再会の場所や、そこで出来た「つながり」を大切にしていきたいと思います。
また、亘理町の仮設住宅の集会所でもおひなさまキャンドル作りを行いました。
亘理町での活動の様子はでもご紹介いただいています。
「亘理ささえあいセンターほっと」さんのブログ
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その集会所で一緒にキャンドルを作ってお話をしていたら、あるお母さんが「作ったキャンドルはひな祭りの日にお父さんと火を灯して、一緒にケーキを食べるの」と嬉しそうにおっしゃっていました。
そんな日々の生活の中の一部になるキャンドル作りが一緒にできたことを、とても幸せに感じました。
住民の方の心に寄り添えるような活動を、今後も続けていきたいと思います。

宮城県七ヶ浜町報告【第75報】3月20日七の市イベントやりました!

皆様
こんにちは。RSY浦野です。
彼岸の中日、春分の日であるこの日、七の市商店街でイベントが開催されました。
商店街では、毎月第4日曜日に行っている「七の市」が定番ですが、今回は大阪JC40年会の皆さんの「商店街を応援したい。本場のたこ焼きを食べてもらいたい!」というお声がけから、イレギュラー的にイベントを打つことになったのです。
このイベントに関わる関連記事はfacebookにも掲載しています。
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10:00にイベントスタート!
いつもながらの商店街各店舗の特売と共に、以下のお店の参加でイベントは大いに盛り上がりました。
〇大阪JC40年会
・たこ焼き(1パック100円)&たこえびせん(無料)
・スーパーボールすくい、くじ引き(無料)
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〇あじゅ~る
・アイスクリーム、シャーベット、フルーツスティック
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〇黒船
・古着、新品衣類全品100円
〇みお七ヶ浜
・オリジナル手作り惣菜、お菓子などの販売
RSYでは、出店団体との調整や事前のチラシ作製などをお手伝いさせて頂きました。
チラシは店主さんたちと協力をして、応急仮設住宅やみなし仮設の皆さんを中心に配布し、当日はのべ150名程の方がご来場下さいました。ただ、それ以外の場所に住んでいらっしゃる方からは、「こんなイベントがあるなんて知らなかった」との声も聞かれ、今後の告知手段にはまだまだ課題が残ると実感しました。
また、さらなる盛り上げ役に買って出て頂いたのは、地元菖蒲田地区の歌姫・亀谷ふみ子さん。
「七ヶ浜音頭」を中心に、演歌からポップスまでを歌い上げる姿はまさに歌姫。来場者からも熱い拍手が送られました。
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イベント終了後は、大阪JC40年会の皆さんと夢(ムーメン)麺さんで交流会。
七の市商店街の店主フルメンバーに加え、今月18日にオープンしたばかりの移動販売ソフトクリーム店「あじゅ~る」さんも加わり、賑やかなひと時となりました。
「あじゅ~る」とは、青空という意味を持つそうです。「震災が起こった日のどんよりとした空の色をかき消すぐらいの青い空で、世界中から応援してくれている人たちと繋がっているという「絆」を感じたい。そんな思いを込めて名付けました」と店主さんがお話しされました。夢麺さんからは、「あじゅ~る」さんを七の市商店街の8番目の店舗として迎えよう!という声がかかり、拍手が湧き上がりました。
また、店主さんからは「震災がなければ各地区ごとの交流はほとんどなかった。本当に嫌な災害だったけど、菖蒲田・代ヶ崎・花渕など、地区の枠を超えて商店が横に繋がっている。お客さんも、今まで別の地区ということで挨拶もままならなかった者同士が気軽に声を掛け合う姿もある。七ヶ浜が以前よりも一つになっているように思う。」というコメントもありました。
大阪JC40年会の皆さんからは、
「今まで募金や物資提供など、間接的な支援ばかりで、被災された方と交流するのは初めての経験だった。でも皆さんの頑張りから自分たちが学ぶことが沢山あった。気持ちが七ヶ浜に残ったので、地元に帰って周囲に話すことで東北を忘れないことを伝えたい」
「七ヶ浜という町の存在自体知らなかったので、今回のご縁でここへ来れて本当によかった。店主さんたちは、自らが被災者でありながら、住民の方々の心の支え、コミュニケーションの場を作ろうとされている。また、ゼロ以下からのスタートでここまで元気に商売をされているという心意気から学ぶ点も非常に多かった。持ち帰るものが沢山ある。また恩返しにぜひ来たい。」
などのコメントが聞かれました。
話の中では、「この商店街のメインターゲットは『地元の人』。この人たちがもっともっと足を運んでもらえるようにするにはどうすればいいか?」「気仙沼や志津川など、活発な商店街をみんなで見学に行きたい」「お客さんが何を望んでいるのかアンケート調査を継続的にやってきたい」「町内外への情報発信を積極的にやっていきたいが、どうすればよいのか?」などの意見やアイデアが飛び交い、充実した時間となりました。
商店街組合会長の『理容ホシ』店主さんからの、「七ヶ浜は震災がなければ離れ小島で外部の声はなかなか聞けなかった。災い転じて福となすではないが、震災をきっかけに沢山の出会いを重ねることで、今まで凝り固まっていたものがパッとはじけた気がする。外からの支援は空気を変える力がある。」というコメントも印象的でした。
皆さんのお話しを聞いて、商店街を中心にした復興のまちづくりの可能性をひしひしと感じます。
「一過性ではなく、できるだけ長く関わって欲しい」という店主さんたちの声に「必ずまた来ます」という力強い大阪JC40年会の皆さんの声が重なりました。
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宮城県七ヶ浜町報告【第74報】七の市/大売出し-2月号

皆さま、こんにちは。RSYボランティアの勝田です。
震災前、七ヶ浜では毎月最終日曜日に、地元でとれた旬の魚介や朝採り野菜など、新鮮食材を安全・安心・安値で販売する朝市として「七の市」が開催されていました。
現在は昨年12月にオープンした仮設店舗:七の市商店街で以前と同じ最終日曜日の朝、月1恒例イベントとして七の市が開催されています。
「七の市/大売出し-2月号」として去る2月26日の七の市の様子をご報告いたします。
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商店街の各店舗や出店ブースでは朝早くからテントを建てたり、食材の用意をしたり、大忙し。
スタート時間のAM9:00前から少しづつ住民の方々が集まり始めてくださり、出店側もうれしくて気合が入ります。
七の市商店街の各店舗からはこの日の為に用意させた特売品がいろいろ。
夢麺さんでは、七ヶ浜のお隣り塩釜市桂島産の生牡蠣の販売と焼牡蠣の無料試食がありました!店主岩本さんの元気いっぱいの呼び込みの声とお客さんの「おいし~」の歓声でとってもにぎやかでした♪
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また、「七の市」には商店街の店舗の他、地元の団体やボランティアによる出店ブースも建ち並びます。
あさひ園さんはタイ焼き屋さん。お客さんがいっぱいで焼いても焼いてもすぐに売り切れてしまいます!
神薙町内会さんのテントでは射的コーナー、静岡おでんの無料試食が行われ、どちらも大盛況!七ヶ浜復興記念の缶バッチも並んでいました。
RSYブースには3つのテント。
まずは仮設住宅のお母さま方と一緒に甘くてアツアツのおしるの無料配布。
きずな館スタッフの郷古くんが夜なべして的を作成した玉入れ遊びコーナー。
いつもきずな館に遊びに来てくれるCちゃん(小4)が準備から運営までお手伝いしてくれました。
そして、今回も一緒に出店してくださいました、菖蒲田浜・鈴政丸さん!(ぼっけ祭りでお馴染みのSさんです)七ヶ浜で獲れたカニを使った豪華カニ汁の無料試食と生ワカメの販売に、スタートと同時に列ができていました!
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ボランティアバスで活動中の名古屋学院大学生の皆さんもスタッフとして盛り上げてくれました。
たくさんの住民の方々がお買いものやおしゃべりを楽しまれ、おしるこもカニ汁もあっという間に完売!
私も最後に残ったカニ汁の汁をいただきました(笑)とってもおいしかった~!!!
私があんまりおいしいおいしいと興奮していると、
「自分の獲ったもの食べておいしいって言ってもられることが何よりうれしい」「今はまだ地元の出店が少ないけど、七ヶ浜で漁ができてるってことを七ヶ浜のみんなに知ってもらうためにも出店しようと思ってさ~」と教えてくれた鈴政丸のSさん。
IMG_1515.JPGSさんのアツイ想いの込められたカニ汁、本当においしかったです。
今では仮設住宅の集会所で行われている編み物サークルの皆さんやきずな工房の皆さんも「七の市」への出品を目指して手作り品の作成に励まれていると聞きました。
少しずつ地元の出店が増え、海産物や野菜はもちろん、住民の方々の心の込もったたくさんの作品が「七の市」に並ぶ日が楽しみですね。
この日の名古屋学院大学生ボラバスメンバーの活動の振り返りでは、こんな声がありました。
「名古屋カフェは住民の方々に楽しんでもらえるように、ボランティアが企画したイベントだったけど、
七の市は住民の方々が自分達で七ヶ浜を盛り上げるイベントだった。力強さを感じた。お手伝いをさせていただくことができてとてもよかったです。」
そんな地元の力をさらに盛り上げられるよう、イベントの応援団として、お客さんとして、七の市のことをたくさんの方に知ってもらう広報係として… それぞれにできる形で、今後も応援し続けていきたいですね。

宮城県七ヶ浜町報告【第73報】3.11市民とボランティアのつどい

こんにちは。
いつもお世話になっております。七ヶ浜ボランティアきずな館のボランティアの菅沼です。
3月11日、震災から1年を迎えたこの日、名古屋からきたボランティアバス第46陣は七ヶ浜での活動を振り返り、自分自身の思い思いの場所で過ごす「七ヶ浜滞在組」と東北大学/片平キャンパス・さくらホールで行われた「3.11市民とボランティアのつどい」に参加する「仙台組」に分かれて活動しました。今回は、「仙台組」についてお伝えしたいと思います。
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このイベントでは、東北復興を誓い動き出いている44のNPO団体やボランティアセンター、ボランティアグループ、一般企業など活動紹介や物産販売を行いました。
私たちレスキューストックヤードは七ヶ浜での活動紹介とボランティアバスで参加したメンバー、一人一人が七ヶ浜での活動を振り返り「自分の好きな七ヶ浜」を紙に書きだしてもらった「まいふぁーすとせぶんびーち」の展示と足湯の体験ブースを行いました。
ボランティア同士が繋がり合い、これからも支援を続けていこうという目的と、
「何か支援したいけど、何をしたらいいか分からない」という想いを抱えた方が、これからのアクションに繋げるという目的で開催されました。当日の来場者は2000人超え!大勢の市民とボランティアで賑わいました。
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P1040636.JPG私はRSYのブースで来場者の対応です。
仙台のイベントのため、仙台在住の方、仙台のイベントなのに、名古屋在住の方が訪れ、口を揃え
「今まで何もボランティア活動をしたことがなかったし、きっかけがなかったけど、何かしたいと思ってきました」とおっしゃっていました。
これからも長期的な支援が必要です。
これまで活動を続けてきた人、これから活動を始めようとする人、みなさんの東北地域を支えていきたいという心強さを感じました。
ブースでの活動紹介以外にも、地元学生によるコンサート、五木ひろしさんによるコンサート、ゆるキャラ(むすび丸、くまもんetc)の登場、
河北新報の3.11以降の記事の展示などにぎやかな場となりました。
地震発生時刻14:46には、会場に集う人たち全員が隣の人と手を握り、1分間の黙祷を捧げました。 
あの出来事、この1年を振り返り、しっかり胸に刻みながら、これからも邁進していきたいです。
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イベント終了時には1人1つ風船を飛ばして、みんなで大空を眺めていました。
その光景はまさに、「上を向いて歩いていこう」という想いが感じられました。
一方で「七ヶ浜滞在組」は、ある人は古くからの友人に会いに行き、ある人はきずな館で仲間と過ごし、またある人は七ヶ浜の方と一緒に過ごしました。
復興の深度は場所によって、人によって異なります。今後も長期的な支援を必要としています。
このブログを見てくれたみなさんも、できることからひとつずつ、共に歩んでいきましょう。

宮城県七ヶ浜町報告【第72報】再会と喜びの交流会

こんにちは。
いつもお世話になっております。きずな館ボランティアの菅沼です。
3月10日の七ヶ浜は朝からとてもにぎやか。名古屋からボラバス第46陣が32名に、RSY名古屋スタッフ5名を乗せて8:30きずな館に到着しました。ボラバスリピーターも、初めて参加人もこの機会に七ヶ浜を訪れることができました。
午前はグループに分かれて、仮設住宅の方々と楽しく交流させて頂きました。
ボランティアきずな館に5名の方をゲストに迎えるグループ、また4箇所の仮設住宅を直接訪問させて頂くグループに分かれました。
地元の方にしっかりと耳を傾け、好きなもの、好きなこと、七ヶ浜のこと、震災のこと…貴重なお話を伺うことができました。
言葉を詰まらせながら、この1年について話す方。行政の対応に不満を募らせる方。
仮設に住む方々はまだまだ多くの不安を抱えています。
ボランティアたちは被災された方々のさまざまな言葉を真摯に受け止め、これからの支援の必要性を感じ、何をしたらいいか想いを巡らせていました。
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お昼には、地元のお母さんたちのグループ「たべさいん」がこの1年七ヶ浜を支援してくれたボランティアの方々に感謝を伝えたいとの思いから、地元の食材を使った手料理を振る舞ってくれました。
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「たべさいんプロジェクト」の詳細についてはコチラ↓
http://rsy-nagoya.com/rsy/blog//2011/05/14-3.html
昼食会では、たべさいんグループの成り立ちから、レスキューストックヤードきずな館との出会い、これまでの連携など、1年の活動を紹介してくださり、初めて七ヶ浜町にきたボランティアも共に歩んできた経緯に心打たれていました。
会場全体が共に笑い、共に涙する光景に、七ヶ浜町と名古屋の繋がりの強さを改めて感じました。
お腹も胸もいっぱいになった名古屋のボランティアからもお返しの気持ちとして、手作りのういろうと「小さな世界」の歌と踊りをおプレゼントしました。
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みなさん、これからも「七ヶ浜町&名古屋」のご支援よろしくお願いします。