台風19号の対応【長野市】について(10月20日)

みなさま
RSY事務局です。
現在、台風19号の被害を受けた長野県長野市に浦野・吉林を派遣し、支援活動を行っています。以下、10月18日の活動報告です。
ぼうさいこくたい対応のため一旦名古屋に戻っていた浦野・吉林は、再び21日から現地入りします。
また、長野県社会福祉協議会からの要請で、なごや防災ボラネットより、 長野市災害ボランティアセンターにコーディネーター1名を派遣予定。
RSY専門職ボランティアとして、看護師1名を派遣し、避難所の運営サポートを行う予定です。
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自主避難所の環境改善
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前日に設置した段ボールベッドの寝心地や設置位置について避難者へヒアリング。「よく眠れた」「設置してもらえてよかった」という声多数。
・2名の体調不良者があったため、保健師に報告。すぐに駆け付けてくれ適切な対応を頂いた。うち1名は杖歩行、80代後半一人暮らし、要介護1の女性で、福祉避難所への移送を視野に入れた生活支援の緊急性が高いと判断し、地域包括支援センターにつないで頂くよう依頼。本人は繰り返し「大丈夫、これぐらい」と言っており、住民同士の見守りは働いているものの、状態の悪化に気づきにくい状況。
・ストーブ使用のため乾燥が激しく感染症のリスクが高いため、保健師に加湿器と湿度計を依頼。当面は、ハンガーにかけた濡れタオルや、霧吹きでしのげるよう設置。
・下水処理場の機能停止に伴い、トイレの水が流せないという課題を解決するために「ラップポン(置き型洋式トイレ。ボタン一つで汚物をラップでくるみ可燃ごみとして処分」2台を導入。
・水害以降、子どもが落ち着かず夜泣きが激しいため、周囲への迷惑を気兼ねして車中泊を続けていた幼児世帯。区長も気にかけており、相談して別部屋を用意。移動して頂いた。

【被災者のつぶやき】
・さっきまで片付けにいっとったよ。さすがにくたびれた。俺のうちは団地で、水に浸かったけど、住もうと思えば住める。でも、足が悪いし、車もないから、食料の調達が難しいんだ。それにあちこち怪しい業者がうろうろしてるって話も聞くし、ここにいた方が安心だ。うちまでは車で15分くらいだけど、俺は休みながら歩くから1時間くらいかかっちゃうんだ。行って帰ってくるだけでも一苦労さ。でもちょっとずつでも進めないとな。(80代・男性)

・水害のあと、孫の夜泣きが酷くなって。周りの方に迷惑をかけてしまうので、娘夫婦が夜交代で車であやしているんです。もともと夜泣きはしない子で、元気で活発な女の子。避難するとき、避難所で騒いでしまうんじゃないかと思って心配してましたが、でも水害で避難所を転々としている間が本当に大人しくしてくれていて。子供にもわかるんですね、大人たちのピリピリした緊張感とかが。そんな状態が続くにつれて、夜泣きが多くなりました。

孫は緊張しっぱなしで思うように寝れないので、好きなYouTubeを見ながら、眠くなって眠るという感じです。いつもなら、自分の意志で「ねんねする」って言いながら、寝ていたんですが。この眠り方が良くないことは分かっているのですが、この方法しか見つからなくて。

でも婿さんが「このままでは孫がおかしくなってしまう」と言って、みんなで相談して、家の片付けが落ち着くまでマンションを借りようと今日見学に行こうとしていました。その矢先に、部屋を貸してくださると聞いて、どんなに嬉しくて、有難かったか。

正直、もう限界だったんです。こんな贅沢してもいいのか、わがままではないのかと。皆自分たちも部屋は移りますが、食事の時くらいはみなさんと一緒に食べに期待です。これで少し落ち着けそうです。皆さんにはなんてお礼を言ったらいいか。このご恩は一生忘れません。(60代・女性)

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▼RSY活動支援募金について
(随時受付中)
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この支援金は、スタッフの現地派遣や情報発信、被災者への生活支援プログ
ラムのために活用致します。
<銀行振込>
三菱UFJ銀行 本山支店 普通3505681
特定非営利活動法人レスキューストックヤード
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台風19号の対応【長野市】について(10月18日)

みなさま
RSY事務局です。
現在、台風19号の被害を受けた長野県長野市に浦野・吉林を派遣し、支援活動を行っています。県のボランティア班や、長野市の教育委員会(避難所統括課)、長野NPOセンタースタッフと情報交換・調整をしながら、避難所の対応を中心に活動しています。スタッフは本日一旦名古屋に戻り、月曜日から再び現地入り予定。
市は罹災証明書の申請受付も開始。税務担当者が避難所を巡回し、申請に当たっての説明会を実施していました。
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避難所の環境改善
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【自主避難所の状況】
・最大2m程度浸水した集落の方々6世帯・17名が避難。
・1世帯は幼児のいる世帯、5世帯は70代~80代の高齢者。(幼児世帯は夜間子どもの声を気にして車中泊中。別室を専用として提供できないか公民館に打診中)
・市からは避難所として認識されているものの、指定避難所としては認められていないため、常駐の行政職員がおらず、物資も近隣避難所へ取りに行く等、必要最低限の支援が受けられていない。
・高齢者が多いこと、夜は11℃程度のため石油ストーブ利用を利用。安全対策として、地区の役員が24時間常駐。「早く指定避難所に指定し、行政職員を派遣して欲しい」と悲痛な表情で訴えあり。
・AMDA等の医療チーム、地域包括支援センターが巡回。食事はライオンズクラブが炊き出しをし、行政から提供される弁当に汁物をプラス。栄養面での配慮をしている。配膳は避難者らで対応。
・地区役員より、「千曲川流域の下水処理場の被害により、トイレをこのまま使い続けるといつ汚物が逆流してくるか分からない。」との相談あり。ポータブルトイレ「ラップポン」の設置などを検討中。
・夕食を食べながら雑談。寝床は座布団を3~4枚並べて敷布団にしている状況。「寝返りを打つとズレるのでよく眠れていない」という訴えあり。また、足やひざの悪い方もおり、「段ボールベッドを使ってみたい」という意向が確認できたので導入。
・ゴミ箱の改善、乾燥対策など衛生環境の整備が必要。
・移動手段の無い方、介護が必要な方は水害以来一度も入浴できていない。ウェットティッシュで身体を拭く程度。
【被災者のつぶやき】
・うちは2メートル近く、水に浸かったんだ。お父さんは大丈夫だったけど、私はボートで救助してもらったんだ。いざという時に自力で外に出るつもりで、タオルと何本も繋げてロープを作った。結局使わなかったけどね。年だからか、もうなるようになるしかないって思って、その時は冷静でいられた。でも全部流されちゃった。とにかく疲れた。(70代・女性)
・家はもうくちゃくちゃ。これからどうしたらいいもんか。膝が弱いから、畳に直接座るのはおっかない。家ではずっと椅子だったから。段ボールベッドね、立ち上がりが少しは楽になるかしら。(70代・女性)
・一緒に晩御飯?いいよ。食べていきな、お弁当も余ってるからさ。俺はしっかり噛んで、時間をかけて食べるけど、こっち(奥さん)は早食い。合わないんだよ、俺たち。こんなんでも夫婦なんだよ。はぁ、まさか避難していて、若い人とおしゃべりできるなんて。新鮮で、うれしかったよ。もう泊っていきなよ。明日も来てくれるかい?(70代・男性)
・一人暮らしをしてます。水害の時は水が来る前に班の人が声をかけてくれてね。それで避難できました。いつもは押し車を使って外出しているけど、それも流されちゃって。家中泥だらけだから、片付けにすごく時間がかかると思います。近くに娘がいるんで、病院は行けてる。でも土日しか動けないからねぇ。今は病院も水没してリハビリにも行けないから、トイレまで歩くのをリハビリと思って頑張ってます。いい距離なのよ。お風呂には入ってません。いつまでここにいられるのかしら。私は周りに迷惑をかけないように、行けと言われた場所に行くしかない。(80代・女性)
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RSY活動支援金街頭募金決定
ご協力お願いします!
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【日時】
・10月20日(日)
 午前の部 10:00~12:00
 午後の部 13:00~15:00
※行き帰りの荷物運び・募金額の集計もお手伝いいただけると有難いです。
【実施場所・その他】
・場所/名古屋駅ナナちゃん人形前
・集合時間
 午前の部:9:15にRSY事務所又は10:00までにナナちゃん人形前
 午後の部:13:00までにナナちゃん人形前
・内容/台風19号に関わる被災地支援活動募金
・連絡先/090-5000-8386(RSY林)
参加を希望される方は、下記をRSY事務局(info@rsy-nagoya.com)までご連絡ください。
当日飛び込みも大歓迎ですが、なるべく事前にご連絡いただけると幸いです。

①お名前:
②連絡先(できれば携帯電話):
③参加可能日時:
④参加人数(代表者が申込む場合):
※大雨・洪水・暴風・大雪いずれかの警報が出ていたら中止とします。

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▼RSY活動支援募金について
(随時受付中)
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台風19号の対応【長野市】について(10月17日)

みなさま
RSY事務局です。RSYは14日(月・祝)より、栗田・浦野・吉林を派遣(栗田・浦野は翌日戻り、吉林残留、浦野は本日より再び現地入り)。台風19号の被害を受けた長野県長野市にスタッフを派遣し支援活動を行っています。以下、現在までの動きを報告します。
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長野市の被害概要
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・千曲川の決壊により、特に被害がひどいのは豊野・長沼・篠ノ井・松代付近。
・死者2名、床上・床下浸水調査中も、床上約1,600世帯程度ではないかという見立てもあり。
・小中高等学校は一部の地域では再開。現在休校箇所も来週には全面再開見込み。
(避難所)
・避難所数15か所・664名(10月16日現在)。
・ただしこれ以外にも小規模の自主避難所が点在。全体像は未だつかめず。
・最も大規模なのは豊野西小学校233名。災害人道医療支援会(HuMA)が常駐し、衛生改善や段ボールベッドの導入、健康管理等の運営サポートを実施中。
・100人規模の北部スポーツ・レクレーション公園は、地元日赤奉仕団やNPOが運営サポート。共有スペースや子どもの遊びスペースなどがあり、サロンや炊き出しなども開催されている。ただし、屋内運動場のため下が人工芝&土で衛生状態に問題あり。TMAT等がサポートし、環境改善を進めつつある。
・食事は温かいもの、栄養面に配慮されたメニューである程度充実。

(ライフライン)
・下水:千曲川流域の下水の終末処理場が冠水により機能停止。流域の長野市・須坂市・小布施市・高山市に使用制限を呼びかけ中。
・ガス:一時豊野地区でストップしていたが、復旧。
・水道:14戸を残しほぼ復旧。
・電気:ほぼ復旧。

(外部支援)
・専門職の派遣:他県からの保健師派遣、災害派遣医療チーム(DMAT)、災害派遣精神医療チーム(DPAT)、災害ふくしチームなどが避難所を中心に巡回。

アセスメント調査や相談に応じている。
・JVOADのサポートのもと、長野NPOセンターが2日に1回のペースで情報共有会議を実施。外部支援者含め約20団体が参加。

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RSYの動き
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1)長野市災害ボランティアセンターへの資器材の搬出
10月15日(水)に名古屋から4トントラック1台分の資器材を搬出。突然のよびかけにも関わらず、作業には、約10名のボランティアさんが参加して下さいました。資器材は当日18:30頃現地に到着し、災害ボランティアセンターの運営に活用されています。ご協力頂いた皆様、ありがとうございました!
2)情報共有会議への参加
・10月14日(月)、10月16日(水)19:00~21:00
・場所:長野市社会福祉協議会5Fホール(ふれあい福祉センター)
※「長野市災害ボランティア委員会」との合同開催
http://dvcnagano.naganoblog.jp/

3)避難所の環境改善
・JVOAD事務局を仲介に、長野県・長野市から避難所支援のサポートについて要請あり。
・「JVOAD避難生活改善に関わる専門委員会」として、避難所の環境チェック、市の避難所チーム会議への参加。
・RSY浦野・頼政(被災地NGO恊働センター/15日合流)に加え、RSY吉林、長野NPOセンタースタッフ・ボランティアらの合同チームで、段ボールベッドの導入や衛生環境の改善を実施中。
・急務の課題は、寝床の改善と寒さ対策。長期避難者への対応も見越して、市は旅館やホテル等の二次避難所使用を検討中。
・一部の避難所では、避難者による自主運営への切り替えに向けた取り組みが進みつつある。

4)足湯ボランティア(RSY吉林・被災地NGO恊働センター頼政氏からの報告)
・16日2か所の避難所で実施
・長野県NPOセンター調整の市内ボランティアが活躍。午前10名、午後12名が入れ替わりで活動。長野県立大学の学生が半数。足湯講習会を2回実施。
・ボランティアの人数に余裕があったため、声掛けやボランティアの得意分野(保育士を目指す学生には子供たちと遊んでもらう等)を生かした動きもあり。

【被災者のつぶやき】
・「テレビで町の様子が頻繁に報道されているみたいだけど、私は見ないようにしているの。だって、見ると辛くなるから。うちは1階が浸水。3年前に夫を亡くしているから、私一人で住んでいる。息子や娘が心配して片づけを手伝ってくれる。自分で片づけたいけど、被災してからずっと体調を崩している。お父さんの位牌とかは『捨てないで』って強く言ってあるけど、ほんとはもっと色々あるの。でも子供たちも仕事を休んで、片づけに入っているし、『(災害廃棄物の)回収日にとにかく間に合わせなきゃ。明日来るかもしれない。』って焦りもあって、言いにくい。夜はどうしても冷えるけど、ご近所さんが少ないから、人目を気にせず、静かに過ごせているの。ダンボールベッドはよさそうだけど、高さがね。落ちたら怖い。娘の家が電気と水が通ったから、そっちへ移ることになったの。できれば、もう少し避難所にいたいけど、いつまでも自宅を片付けないとご近所さんの目も気になるからね。」

(70代・女性)

・「さっきまでお父さんと自宅の片付けに行ってたんだけど、年だから体が追い付かなくて。口ばっかり出してたら、ちょっとけんかになっちゃって、こっち(避難所)に戻ってきたの。もう疲れた、足湯?あったまりそうね。今から行くわ。」(70代・女性)

・「あんたたち、どっから来たの?大学生かい。えらいね、こんな被災地まで来てくれたの。若い人と話せるなんて思わなかった。足湯もあったかくていいよ。」

(80代・男性)

・「年を取って、こんな目に遭うなんて思いもしなかった。うちは1階がダメになった、夫婦で高齢だから、片づけられるか。こんなチラシ(水害チラシ)があるんだね。これなら、難しくなさそうだから読んでみます。」(70代・男性)

・「水害のあと、体のあちこちが痛くて、なかなか動けない。お願いして、ストーブの近くにしてもらったんだ。もともと夫婦で商売をしてたんだ。」

(80代・男性)

・「り災証明のための写真を撮ってきたんだけど、これでいいのかなぁ。うまく写真が撮れなくて。家に帰るまでも道が狭くって(ゴミが出ているため)大変。家の階段の下まで水が来たんだけど、写真ではわかりにくいでしょ。もう家はダメなんじゃないかと思ってる。ボランティアに片付けを頼むっていっても、あれだけのゴミは難しいんじゃないか?家の玄関も大変なことになっているし。ペットがいるので、ペット可のアパートでもなんでも探して住もうと思っているけど、そういうのはどこに相談したらいいか。。。こういうのもり災証明が出てからじゃないと補助を受けられないんでしょう?

家は自分のものなんだけど、土地は借り物だからり災証明は出るのか?仕事にも行かないといけないから、2階だけではとても住めないし、ペットが入れる家が確保できたら安心して仕事にも行けるんだけど。何から手をつけていいかもわからないけど、まずはり災証明の提出から何ですね。調査も申請した順番だろうし、早めに出すことにします。」
(所感)
・とにかく、不安がある。という感じ。顔も元気がなく、どうしたら良いかわからないという様子。り災証明の話やみなし仮設の話などは少しお伝えしたので、若干表情が和らいだように思う。
・話しかけると、堰を切るように話し始める高齢者が多かった。日中、ぽつんと残る高齢者には気軽におしゃべりできる場が必要だと感じた。食事とテレビスペースが設けられていても、そこには参加しずらそうにしている高齢者もみられるため、本人の居住スペースでお話を聞くなど個別の対応があるといい。
・高齢であればあるほど、被災した現実を受け止めきれていない様子。戸惑いと今後への不安が伝わってくる。
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台風19号による被害について(10月13日)

みなさま
RSY事務局です。
台風19号が猛威を振るい、各地で甚大な被害が発生しました。現在も決死の救助
活動が展開されています。被災された皆様には、心からお見舞い申し上げます。
RSYは、各方面のネットワークを通じて、現在情報収集に努めています。
●宮城県七ヶ浜町・石木田・横田(RSY七ヶ浜スタッフ)より
町内の一部では停電発生。避難所が開設された中央公民館には十数人が避難して
いたものの、朝方全員帰宅。RSYの活動拠点「七ヶ浜みんなの家きずなハウス」
は、室内に一部浸水、ファームガーデンの高木根本に地割れ、植物の傷みなどが
見られました。しかし、 事前に屋外の備品を片付けるなどの対処をしていたた
め、 いずれも大きな被害には至りませんでした。
●みえ防災市民会議・山本さんより
今回被災した伊勢市楠部付近は湿地で過去にも浸水を経験している地域。
 本日伊勢市を巡回予定。
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水が引いた直後からの生活再建の手順書
『水害にあたときに』
(震災がつなぐ全国ネットワーク作)
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震つなが作成し、各地で好評を得ている『水害にあったときに』が無料でダウン
ロードできます。ご希望の方は下記サイトより、ご入手ください。
また、被災地に知り合いなど、つながりのある方がいらっしゃれば、早めにご紹
介下さい。
RSYは、引き続き情報収集に努め、今後の活動方針を検討していきます。

台風19号に備えて

皆様

RSY事務局です。

台風19号の接近で、各地で危険が高まっています。台風の被害予測や事前の準備などの具体的な対応方法について、RSYが2カ月に1回発行している「ニュースレターあるある」100号で紹介しています。ここ最近ない程の大きな勢力を持つ台風19号。暴風域に入ったら無用な外出は控える、危険エリアにお住まいの方は、早めの避難をするなどを基本に、十分お気をつけ下さい。

【ご案内】10月31日/事業所に関わる災害時対応セミナーの開催

皆様
一般社団法人ダイバーシティ研究所が開催する、事業者向けのセミナーのご案内です。本法人常務理事・浦野も登壇しますので、皆様ぜひご参加下さい。
***********
災害時対応セミナー
「災害多発時代に求められる事業所の役割と備え」(10/31開催・無料)
伊勢湾台風から60年、東海豪雨から19年。
大規模災害の発生のその時、会社はどうすべきなのか?近年の災害の状況、企業の対応事例から、今すべき備えを学ぶセミナーを開催します。
日時:10月31日(木) 13:00〜16:00
場所:ウインクあいち903会議室
【プログラム】
●基調講演「災害多発時代に求められる事業所の役割と備え」
一般財団法人ダイバーシティ研究所 代表理事 田村太郎
●パネルディスカッション「災害時に事業所に求められる役割を果たすために」
話題提供:株式会社名栄社、特定非営利活動法人レスキューストックヤード、DCMホールディングス株式会社

情報提供:愛知県経済産業局中小企業部中小企業金融課

【主催・お問い合わせ先】一般財団法人ダイバーシティ研究所
E-mail:office@diveristyjapan.jp / TEL:06-6152-5175

【第27報】北海道地震におけるRSYの支援活動(10/6)

みなさま


お世話になります。レスキューストックヤード事務局です。
9月25~26日まで、浦野・吉林が入れ替わりで現地入りしました。
以下、ご報告です。

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北海道足湯隊の活動サポート
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胆振東部地震をきっかけに発足した「北海道足湯隊」。ちょうど1年前の10月

6日、札幌市在住のメンバーをはじめとした道内のボランティアが、「被災さ
れた方々のために何かしたい。」という思いを抱え、むかわ町にある道の駅
「四季の館」に集まり、足湯隊発足に向けたミーティングが行われました。当
時、道の駅は指定避難所となり、隣接された駐車場には災害ボランティアセン
ターが設置されていたため、避難している住民や行政・社協職員、ボランティ
アなどが頻繁に行き交っていました。発災から1か月が経過していましたが、
余震が続いていたこともあり、現地では緊張状態が続いていました。
北海道足湯隊に登録している団体は現在14団体あり、仮設住宅の談話室やお寺
、地域の集会所など様々な場所で、活動を継続しています。

今回は月に1度の定期ミーティングに浦野・吉林が参加しました。ミーティン
グでは、今月の活動報告や来月の活動予定を共有し、先月分のつぶやきをテー
マにしたワークショップを行いました。ワークショップの中では、「日常生活
の少しの揺れでも、身体がビクッと反応してしまう方や、発災当時のことを話
すと涙が出る方がいる。地震による心の傷は深い。」「『次はいつ来てくれる
の?』『また来たよ』と言ってくれる参加者が増えた。自分たちの活動が徐々
に地域に定着してきている。やりがいを感じる」などの意見が聞かれました。
今回ミーティングに初めて参加したボランティアからは、「つぶやきから、時
間をかけて、ゆっくりと築いてきた住民さんとの良い関係性が伝わってき
た。」という感想のほか、「活動の宣伝や住民さんへの声掛け方法は?」とい
う質問に対し、メンバーからは「役場の保健師さんにチラシを配布してもらっ
たり、住民向けの情報端末に流してもらったりしている。活動場所付近のスー
パーにも置かせてもらっている。あとは活動を粘り強く続けて、参加した住民
さんからの口コミで徐々に活動が広がっていきました。」と情報交換が行われ
ました。

北海道足湯隊は今後も活動を継続予定ですが、11月以降は雪の影響により、活
動範囲が限定されるなどの影響が考えられます。勉強会を行い、メンバーのモ
チベーションの維持に繋げるなど、ミーティングの内容を強化する必要がある
ことも話し合われました。
RSYでは、10月以降もこのような地元の動きを引き続き応援していきたいと考
えています。


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被災者の声(つぶやき)
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・もともと仮設にいる人たちとは、名前と顔くらいは知っている程度の人が多
い。でも避難所や仮設で出会ってから、仲良くなった人もいるんだ。これから
の暮らしについて、不安がないわけじゃない。こじんまりとでもいい、気軽に
集まれる場がほしいな。地震がきっかけだったけど、この出会いを大切にした
い。(70代/男性)
・主人がさっき足湯してもらって、「すいてるから、おいで」って連絡くれた
ので、来てみました。この前、指ヨガのボランティアさんも来てました。自分
で出来る、手もみを教えてもらったの。指ヨガもいいけど、こうやって人に触
れてもらうのも良いのよね。私も週に数回、独居の人を誘って、お茶会を開い
て、そこのスタッフをしているの。人とおしゃべりすると、リフレッシュにな
るのよね。(60代/女性)・肩凝ってますよね。農業なので、やっぱりね。収穫期でもあるので、特に応
えますね。気持ちよくって眠ってしまいそう。パステルアートも足湯も今日が
初めてです。これまでも何回かやっているんですね、知らなかったです。絵は
簡単そうで難しいですね。でも時間を忘れて、楽しめます。(40代/女性)

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足湯講習のサポート
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北海道足湯隊の事務局を担っている「一般社団法人Wellbe Design」の助成事業
の一つとして実施された、「第7弾のぼりべつ生活支援者勉強会研修 北海道
胆振東部地震の今とこれからを考える福祉職向け研修会」に、吉林も参加させ
ていただき、足湯ボランティア活動概要や道内の被災地で聞かれている「つぶ
やき」をもとに、足湯がもたらす住民への変化をお伝えしました。
参加者からは「足湯って、こんなに気持ちいいんですね。普段はケアマネジャ
ーなので、足湯みたいに利用者さんに触れることは少ないんです。自然とお話
ができますね。」「今日の話を聞いて、まだまだ被災地も大変なことが分かっ
た。」などの声が聞かれ、「自分たちでも試しにやってみたい」という前向き
な意見も聞かれました。

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▼RSY活動支援募金について
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※通信欄に「活動寄付」とご記入ください。

【ご案内】北海道胆振東部地震被災地支援活動報告会

みなさま

 

お世話になります。レスキューストックヤード事務局です。

日頃より当法人の支援活動について、ご理解、ご協力をいただき、誠にありが
とうございます。
今年も令和元年8月九州北部豪雨で被災した九州地方や、台風15号の影響で被
害を受けた千葉県など、全国各地で災害が相次いでいます。 RSYでは、佐賀県
武雄市の支援を継続しています。

さて、北海道胆振東部地震支援活動報告会を以下の通り実施いたします
RSYでは 、発災から1週間後に現地入りして以降、月に2回のペースで現地入り
し、北海道足湯隊などの地元支援者と連携を取りながら、現在もむかわ町を中
心に支援活動を継続しています。
避難生活、仮設住宅への移転、被災者の環境の変化に合わせ、丁寧な関わり合
いを心がけて活動してきました。
今回は発災から1年を機に、これまでの活動と被災地の今をお伝えする報告会
を開催いたします。
みなさまのご参加お待ちしております。
 
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▼ご案内
北海道胆振東部地震 支援活動報告会
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日時:2019年10月9日(水)19:00~21:00
場所:名古屋建設業協会1階会議室
※差し支えなければ、事前の参加申し込みをお願いいたします。
以下をご記入の上、件名を「10/9北海道報告会・参加申込」として、
RSY事務局(info@rsy-nagoya.comまでご送信ください。
・お名前:
・所属(あれば):
・メールアドレス:  

七ヶ浜みんなの家『きずなハウス通信』VOL.28

みなさま
RSYが東日本大震災の復興支援として宮城県七ヶ浜町にて運営しております、
「七ヶ浜みんなの家きずなハウス」にて『きずなハウス通信』VOL.28を、
発行いたしましたので、ご案内させていただきます。


七ヶ浜みんなの家『きずなハウス通信』VOL.28(PDF版はこちら

 

○震災の経験を語りつなぐ場所『んだっちゃ塾』を開催しました。

9月15日(日)、きずなハウスにて、東日本大震災の経験から事前に備えておけばよかったことや、当時、役に立った行動など、今後の防災・減災について、みんなで話し合う『んだっちゃ塾』を開催しました。前半では、炊き出しが必要になるだろうと思い、一度自宅に戻り準備をしていたところで津波にのまれる体験をした方からお話を聞き、後半では参加者全員でグループセッションを行いました。震災時にあって助かったものや備えておけばよかったこと、日頃からのご近所付き合いの大切さなど、あらためて確認しあいました。

「津波が来たら、絶対に戻ってはいけない」との教訓や、今後の備えについて話し合いました

「津波が来たら、絶対に戻ってはいけない」との教訓や、今後の備えについて話し合いました

 

今後それぞれ、「避難行動」「避難所・避難生活」「仮設住宅」をテーマに、11月、1月、2月と全4回開催予定です。随時、開催案内いたしますので、是非ご参加ください。

※この取り組みは、宮城県NPO等の絆力を活かした震災復興支援事業補助金の交付を受けて実施しました。


○七ヶ浜ファームガーデンにハンモックができました!

きずなハウスの前面には、非常時にも活用できる、実のなる木や癒しの効果を得られるハーブなどを住民の皆様と植栽した「七ヶ浜ファームガーデン」が広がっています。生命力あふれるこの場所を、ゆったりとくつろぎながら眺められるハンモックを、地元の大工さんや向洋中Fプロジェクトの生徒達と作りました!

一昨年主催した「被災地学習・交流バスツアー」にて、気仙沼の子ども支援NPO「浜わらす」を訪れた際に、そこでハンモック遊びをしたFプロの子ども達の、「きずなハウスにも自分達でハンモックを作りたい!」と言っていた夢が、大工さんの協力のもと、ついに叶えられました!子ども達は、大工道具の使い方を教えてもらいながら、慣れない作業に苦戦しつつも、楽しみながら取り組みました。

完成したハンモックは、どなたでもご利用できますので、日々、成長していく緑たちを眺めに、きずなハウスに足をお運びください。

※この取り組みは、宮城県NPO等の絆力を活かした震災復興支援事業補助金の交付を受けて実施しました。


RSY七ヶ浜の主な取組

9月

9月15日(日) 10:00~12:00
・第1回『んだっちゃ塾』開催

9月16日(月・祝)
・おりおり「藍の生葉染め」ワークショップ

9月21日(土)
・七ヶ浜ファームガーデンにハンモックを作ろう!

9月22日(日)
金城学院大学(愛知県)にて、コミュニティ・福祉について学ぶゼミ生と先生が七ヶ浜を訪問。RSYにて住民との交流会、フィールドワークをコーディネートしました。

 

10月の予定

10月12日(土) 10:00~14:00
・きずな食堂@松ヶ浜
Fプロジェクトをはじめ、向洋中学校の生徒達と、松ヶ浜地区の皆様との交流会「きずな食堂」を開催します!

10月20日(日) 9:40~13:00
・あさひ園祭り
障害者地域活動支援センター「あさひ園」のお祭りにて、仙台白百合女子大学の学生さんと一緒に、くじ引きのブースをお手伝いします!

 


10月の「出張きずなハウス」

(毎週金曜日、14時から15時まで開催)
4日 松ヶ浜地区避難所
11日 菖蒲田浜災害公営住宅
18日 花渕浜災害公営住宅
25日 代ヶ崎浜地区避難所
※お茶出しなど、お手伝いいただける方、募集中!


七ヶ浜みんなの家きずなハウス
〒985-0802 宮城県宮城郡七ヶ浜町吉田浜字野山5-9 生涯学習センター敷地内
TEL:090-9020-5887/Mail:info@rsy-nagoya.com
運営:認定NPO法人レスキューストックヤード

【JCN】3.11の今がわかる会議in名古屋

掲題の会議が、今週の金曜日に開催されます。
東日本大震災支援全国ネットワーク(JCN)じっくり企画したものです。
単に被災地から語り部来て話す講演会ではなく、
課題テーマを絞り、
被災地ゲストとご当地ゲストっぷり四つでトークをするは、名古屋オリジナルです。
多様な市民に聞いていただきたい内容になっています。
せっかく、東北3県からゲストが来てくださいますし、
名古屋からもキーパーソンに登壇いただきます。
この機会を逃すのは、もったいないです。
まだ、お申込みいただいていない方は、ぜひお申込みください。
当日の飛び入り参加も可能で、
資料は充分に準備する予定ですが、
万が一の恐れがあることをご了承ください。
お申込みは、JCN申し込みフォーム画面から。

会議名:3.11わかる会議in名古屋

■テーマ:「東日本大震災を知り、関わりを考える」

■時 期:2019年9月27日(金) 13:30~18:00 ※13:00受付開始

■場 所: 名古屋会議室プライムセントラルタワー 13 階(第 2、3 会議室)
https://www.nipponkaigishitsu.com/detail/?id=3&tab_index=6

■対 象:東日本大震災復興支援に興味・関心ある団体・企業・個人(100名)

■参加費:無料

■主 催:東日本大震災支援全国ネットワーク(JCN)
■共 催:認定NPO法人レスキューストックヤード
■助 成:復興庁コーディネート事業

■プログラム内容と登壇者
13:00  受付開始

13:30  オープニング
開会挨拶と趣旨説明

13:45  1部:話題提供とパネルディスカッション
<テーマ>「孤独・孤立をいかにして地域で見守るか」
<登壇者>
◯岩手県
東梅 麻奈美 氏(NPO法人ワーカーズコープ大槌地域福祉事業所 所長)

◯宮城県
新井 信幸 氏(NPO法人つなりデザインセンター・あすと長町 副代表理事)

◯福島県
米倉 一磨 氏
NPO法人相双に新しい精神科医療保健福祉システムをつくる会
(相馬広域こころケアセンターなごみ) センター長

◯愛知県
名畑 恵 氏(NPO法人まち縁側育くみ隊 代表理事)

◯コーディネーター:
東日本大震災支援全国ネットワーク 代表世話人 栗田 暢之

15:25  2部:各県現状や課題について
【福島県】
<テーマ>避難指示解除区域現状と課題
<登壇者>

  福島:横山秀人 氏(一般社団法人いいたてネットワーク 代表理事
  愛知:鈴村 ユカリ 氏(アロマハンドトリートメントボランティア(富岡町から避難)

<コーディネーター>
東日本大震災支援全国ネットワーク 福島担当

【宮城県】
<テーマ>津波こどもに与えた影響とこどもを軸とした地域づく
<登壇者>
宮城:天澤 寛子 氏(NPO法人浜わらす)
愛知:伊藤 一美 氏(NPO法人子ども&まちネット 理事長)

<コーディネーター>
東日本大震災支援全国ネットワーク 宮城担当

【岩手県】
<テーマ>3.11経験を次世代へ繋ぐ〜岩手から恩送り~
<登壇者>
岩手:岡本翔馬 氏(認定NPO法人桜ライン311 代表理事)
愛知:大原 一哲氏(第3回三陸&東海防災フェスティバル「伝」実行委員)

<コーディネーター>
東日本大震災支援全国ネットワーク 岩手担当

※各県話題提供あとに、参加者みなさまと話し合う時間を
設けます。

17:45   クロージング
総括と閉会挨拶

18:00  終了

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