【報告】2/20「RSY de ないと vol.2・災害ボランティアはじめて講座」に参加しました

みなさま

 

RSYブログ2回目登場の賛助会員/RSY758メンバー・林 雅樹です。

 

 

今回は2/20に開催された「RSY de ないと vol.2・災害ボランティアはじめて講座」の報告です。
この集いは、RSYの活動を様々な面から紹介し、お茶を飲みながらリラックスして語り合うという企画で、ボランティアグループRSY758のアイデアから生まれました。前回は、代表理事・栗田による「RSYができるまで」のお話でしたが、今回は趣向を替えて「はじめて講座」と銘打ってボランティア初心者向け講座としました。

 

申込者は20名程でしたが、みなさんの出足は少し遅め。
平日夜での開催なのでやむを得ません。簡単な挨拶のあと、いよいよ開始です。

 

今回の講座は、レスキューストックヤードのWebサイト
「災害ボラの予備知識(http://rsy-nagoya.com/volunteer/volknowledge.html)」
に掲載している書籍「ボランティアがきたぞう!!考えたぞう!!」の第1章を題材にして、寸劇とワークショップで構成しました。

 

 

トップバッターは、「STORY 3 善意のかたち」です。
良かれと思ってストーブを無断で被災者に貸ししてしまったた新米ボランティアのマッキー。物資リーダーから厳しく注意されます。企画したメンバーによる寸劇は、その場でシナリオを読んでいるとは思えない迫真の出来。寸劇をしているメンバー自身も入り込んでいました。

 

 

寸劇が終わった後は紅茶とお茶菓子を食べながら、参加者同士で自己紹介しつつマッキーやリーダーの行動を話し合い、チーム毎にその結果を発表します。

 

2番目は、「STORY 5 応えられないのか?」で、今度は寸劇の登場者が7名。 参加者のみなさんが、急遽渡されたシナリオで演じます。4日目を迎えた避難所に、近所の神社に避難して炊出しをしている人と、避難所ボランティアの会話です。被災しても自宅での生活を続けなければいけない方々の事情やその対応を話し合いました。また、行政の対応として在宅避難者登録の紹介もありました。

 

 

最終バッターは、「STORY 7 わたしがいないとだめ」で、ここも参加者の方3名による寸劇です。
地震から3週間が過ぎ、おばぁちゃんのお世話をしていた女子学生が「休学してでもずっとお世話していきたい」と思い詰めています。この頃になると、同じテーブルのメンバー同士もリラックス。すっかり、マッキー君や女子学生になりきって、やるべき事やその助言アイデアが飛び交います。

 

 

最後に、RSYの今後の活動とRSY会員募集について事務局からご案内があって終了しました。

 

参加者のご意見をまとめると「初級ボランティア向けの講義があると思って参加したが..、全然違った。でも良かった」と、とても良い評価を頂けました。ありがとうございました。

 

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次回のRSY de ないとは、3月21日(金・祝)に実施する「ボランティア大交流会2014」です。

震災を忘れず、自分たちのできることをやっていこうと、RSYに関わる多くのボランティアさんが繋がれる場になればと思います。その日しか味わえないボランティア弁当や、巷で話題の資器材診断など、防災・災害救援に関するブースや企画も様々行いますのでぜひお越しください。

以下からお申込みいただけます。
http://p.tl/oqth

また詳しい情報はこちらから
http://rsy-nagoya.com/rsy/blog/2014/01/daikouryuuannnai.html

 

伊豆大島へ、うるうるパックを発送しました

みなさま

 

お世話になります。RSY松永です。

2013年10月16日に台風26号の豪雨の影響で、東京都の伊豆大島は甚大な被害を受けました。今回、その伊豆大島の被災地域を対象に、企業様から提供頂いた生活用品等をパック化した「うるうるパック」500セットをお届けすることになり、本日2月22日【土】にパック化作業を行い、発送しました。

 

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▼うるうるパックとは?

うるうるパックとは、被災者が必要とする生活物資等を企業等から頂き、ボランティアがパック化した上で、被災地の災害ボランティアセンター等を通じて地元の自治会や民生委員らとともに「お見舞い品」として訪問配付する活動です。この取り組みは、単に被災者に物資を提供するということではなく、これまでの被災者支援の経験に基づく本当に必要な物資であるとともに、被災者一人ひとりが抱える暮らしの課題について直接お聞きすることができます。(過去にうるうるパックを配布した被災地:2006年長野水害、2007年新潟県中越沖地震、2011年東日本大震災)

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今回、企業様にご提供頂いた生活用品は、飴・タオル・石鹸・ハンドクリーム・アメニティグッズ・マスクです。また、この内容に手書きのメッセージカードを添えます。本日は、総勢20名のボランティアさんにご協力頂きました。

 

まずは、ご参加頂いたボランティアさんと一緒に、伊豆大島の方々に向けたメッセージカードを書きました。手書きは、一言一言丁寧にメッセージを書くみなさんの姿が印象的でした。

 

さて、いよいよパック化作業です。2チーム10名ずつに分かれ、全500セットをつくります。

石鹸の臭い移りの可能性があるので、飴だけは別にしました。500セットと数量が多いので、ボランティアさん同士で協力し、効率よく、かつ丁寧にパック化作業を行いました。最初はスムーズな作業が難しかったのですが、やるうちに、「物資補充係」や「箱詰め係」など各自で役割分担し、スムーズにパック化することができました。

 

伊豆大島にはフェリーで輸送するため、現地到着まで本日から3~4日程 の時間がかかるようです。ご協力頂いたみなさま、ありがとうございました。また伊豆大島で住民の方々に配布するみなさま、よろしくお願い致します。

 

【参加者の声】

・受け取る人を想いながらパック詰めしました。少しでもお役に立てたかなと思います。機会があれば、また参加したい。

・なかなかこのような場に参加する機会がないので、今回は参加させていただけてよかった。伊豆大島の方々に想いが届いてくれれば良いなと思います。また、色々なボランティアに参加してみたいとも思いました。

・なかなか一人で、伊豆大島まで行きにくいので、今回のような支援物資は遠い場所からでも応援できるので良いと思います。

 

【ボランティア募集】2/28(金)13:30~あるある72号発送作

みなさま
お世話になります。RSY事務局です。
「あるある72号」発送作業のボランティア募集です。
72号も編集委員一同、完成に向け追い込みをかけております。
愛情こもったあるあるの送出しをぜひご一緒に!
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あるある72号発送作業!
○日時:2014年2月28日(金)13:30~
○申込:info@rsy-nagoya.com までご連絡ください。
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前号の発送作業は、11名の方にご協力いただきました。
ありがとうございました。
今号もご協力のほど、よろしくお願いいたします。
そして、これからのRSYの募集中行事予定は・・・
★2月20日(木)19:00~
RSYdeないとvol.2「災害ボランティアはじめて講座」
★2月22日(土)13:00~
東京都大島町へ向け物資パック化作業
★3月14日(金)~17日(月)
ボランティアバス65陣(宮城県七ヶ浜町・福島県会津美里町)
★3月21日(金・祝)13:00~
ボランティア大交流会2014

宮城県七ヶ浜町報告【第153報】2014年最初の「んめぇのあっと市」&七の市商店街より「お知らせ」

皆さま

お世話になっております。RSY七ヶ浜事務局 郷古です。

今回は2014年の七の市商店街で行われている月一回の大売出しのイベント「んめぇのあっと市」の様子と七の市商店街よりの皆さまへの「お知らせ」をお伝えします。

定例になっている「んめぇのあっと市」は1月26日(日)強い風にも負けず?開催されました。
今回の目玉となったのは1月19日(日)第五回復興グルメF-1大会に七ヶ浜町として出場した「七宝汁(シッポウジル)」販売です。
(「F-1大会の様子」、「七宝汁とは?」はコチラ))
通常300円で販売のところを入賞記念で、100円で販売。
ラジオでも広報されたようでそれを聞いて食べにこられた方もいました。
また最後にも お知らせしますが、第六回復興グルメF-1大会にも「七宝汁」で出場予定です。
七ヶ浜町の関連した7つの食材が入っている七宝汁を食べたお客さんは「まるで海の味だ・・。」と感心しておられました。
七ヶ浜復興バーガーもオリジナルビスケットも通常通り販売しました。
オリジナルビスケットは新ラベル缶も発売していました。

七宝汁七宝汁提供

商店街オリジナルビスケットの別ラベル

 

もうひとつお客さんが待ちわびていたのは、バクダン菓子(ポン菓子)製造機でした。
これのポン菓子製造機械はガスで圧力をかけて、米や豆をポップコーンみたいに爆発させてお菓子にするというものです。すごい音と煙で会場を驚きを与えてくれました。
「昔は固くなった餅とか、これにいれてポン菓子にしてくったわ~懐かしい~。」

「機械も作っている風景も初めてみた。。。すごい音ですね。本当に爆発したみたい。。。」

(写真では詳しくはお伝えできず、悶々としています!)

ポン菓子機械ポン菓子

 

佐藤鮮魚店は「生海苔」。乾燥させる前の大変貴重なものです。本当に真っ黒です。
三浦商店は「白菜と苺」。大売出しの名に恥じない値引き率。。。
「一般のスーパーでは売ってないものが買えるところいい。新鮮なものを売っているという意味でも商店街は良い場所です」とお客さんも満足のご様子。
他にも旬の食材が並んで、レジにも行列ができるほどでした。

生海苔三浦商店での特売

今回は神奈川県の桜丘高校の応援団の皆さんが手伝いに来てくれまして、
熱い?かわいい?エールを送ってくれました。

「フレー!フレー!しちがはま!フレー!フレー!しちのいちしょうてんがい!」
「これからも応援しています!がんばって下さい!」

元気な若者たちの声に商店主さんたちも拍手でこたえ、また会う約束をされていました。

応援団から商店街にエール

 

以上でレポートは終わりですが、商店街からお知らせです。

2月23日(日)を予定していた「んめぇのあっと市」は行わず、
2月/3月合同号として3月15日(土)に行います。
同日は3.11メモリアルイベント「UMI-TSUNAGU(うみつなぐ) 10万人の七ヶ浜人と共に」が行われることもあり、3月のんめぇのあっと市も連携して運営する予定です。
(※3月15日(土)はRSYでもボランティアバス65陣の運行予定で、募集をかけております。詳しくはコチラ

更に、復興グルメF-1グランプリ大会の次回開催地が七ヶ浜町に決定しました!
第六回復興グルメF-1大会は4月13日(日)の10:00~14:00(表彰式15:00~)で、
生涯学習センター敷地内で行う予定です。
詳細は決まり次第またお伝えしようとは思いますが、ご都合合わせて来てみてはいかがでしょうか?

 

2月22日(土)【ボランティア募集】伊豆大島支援/うるうるパック化作業

みなさま

いつもお世話になっております。RSY事務局の松永です。

2013年10月16日に台風26号の豪雨の影響で、東京都の伊豆大島は死者35名、行方不明者4名など甚大な被害を受けました。今回、その伊豆大島の被災地域を対象に、企業等から提供頂いた生活用品等をパック化した「うるうるパック」500セットをお届けすることになりました。

「うるうるパック」をお届けする前に物資をパック化しなければいけません。しかし、現地でパック化することは難しいため、2月22日(土)にRSY事務所(名古屋)で行います。そこで、パック化作業をお手伝い頂ける方を20名程募集致します。以下を確認頂き、ご協力頂ければ幸いです。「まだまだ忘れてないよ」の気持ちを込め、うるうるパックを一緒に作りましょう!

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▼うるうるパックとは?

うるうるパックとは、被災者が必要とする生活物資等を企業等から頂き、ボランティアがパック化した上で、被災地の災害ボランティアセンター等を通じて地元の自治会や民生委員らとともに「お見舞い品」として訪問配付する活動です。この取り組みは、単に被災者に物資を提供するということではなく、これまでの被災者支援の経験に基づく本当に必要な物資であるとともに、被災者一人ひとりが抱える暮らしの課題について直接お聞きすることができます。(過去にうるうるパックを配布した被災地:2005年長野水害、2007年新潟県中越沖地震、2011年東日本大震災)

▼パック化作業の詳細

日時:2月22日(土)13:00~夕方くらいまで
場所:RSY久屋事務所(名古屋市東区泉1-13-34名建協2階)http://rsy-nagoya.com/rsyabout/access.html

内容:企業等から頂く生活用品(マスク・石鹸・うがい薬等)を袋詰めする(約500セット)

 

▼ご協力いただける皆様へ

お手数ですが21日(金)の午後12時までに、件名を「伊豆大島/うるうるパック」と書き、info@rsy-nagoya.comまで
・お名前
・携帯電話の番号
をメールにてご連絡ください。

当日連絡先:090-9022-3350(RSY松永)
よろしくお願いいたします。

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▼伊豆大島町の住民の声

「ボランティアの力は凄いし、助かったよ。いまお願いしていることが片付
いちゃったらボランティアさんはもう来てくれないの」

災害で姉を亡くされた被災者(女性)が玄関先に人形を飾っており、
「寂しいから(姉の)娘の家から持ってきた人形をかざっているの」と話された。

罹災証明の対象外となった被災者の方「これまで気を張って頑張ってきたが、
(対象外であることを知り)なんだか力が出ないわ…」と。スタッフが 声をかけ
ると「ぼちぼちやるわ」と話された。

ボランティアが来てくれたことで元気になった。今はよく眠れる。自宅の2階から三原山が見えるが、えぐられた山肌を見る と怖い。」

【 東京ボランティア・市民活動センター報告より】

宮城県七ヶ浜町報告【第152報】月刊つぶやき@七ヶ浜[第7号](2014年1月1日~1月31日)

皆さま
お世話になっております。
RSY七ヶ浜事務局です。

宮城県七ヶ浜町の住民の声「つぶやき」2014年1月号をお伝えします。

つぶやきからは被災者の様々な現状をうかがい、知ることができます。

2014年元旦で震災から三回目の年越しとなりました。
「寒さを感じる季節になると震災を思い出す」という声もありますが、
この先に控えている防災集団移転や災害公営住宅入居の計画が進むにつれての期待と不安が入り混じった声が多くなってきました。
仮設住宅での生活に慣れが出てきたということは、その分長く仮設住宅に入っているということになります。
ボランティアも少なくなりましたが、足湯は続けていきます。
その人にとっての「これからの時間」をより良くするするためにも、「人の温かさ」に安心してもらうためにも。
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最近は寒いねえ。お風呂に入るときせまくて動けないんだよ…。
お正月はここ(集会所)が開いてないから、いつものみんなと会えずさびしかった。
(60代/女性)

昔は団体旅行なんか行ってたけど、みんなで歩いて自由がないよね。
今はもう年だからあまり行きたいところもないの。
集会所に集まって編み物をするんだけど、すぐ手の皮がむけちゃうんだよね。
震災のときに波にさらわれないように物につかまったりしたからそのせいかも知れない。
あ〜あったまった。前は手が冷えていたんだけど、足湯に来てから楽になったよ。
(70代/女性)

 

仮設に来てから足首が両足曲がらなくなってね、それでギブスしてるの。
左手の薬指と小指がシビれている。首のケイツイを切ってしまったあとから。
昭和7年に生まれて、七ヶ浜には昭和30年にとついできたの。
60歳の定年まで保育所とか学校で給食を作っていたんだけど、
定年してからゆったりしてたら身体が痛くなった。
家では一人暮らしだけど既製のコロッケとかは買わず、全部自分で作っている。
(80代/女性)

 

お正月は何もなく普通に過ごしていたよ。
神社に行ってあんこもちを食べてきたよ。
男の孫なんて、お年玉もらったらすぐ帰っちゃうからね、ほんと女の子が良かったよ。
最近咳がでるんだけど風邪ではないんだよね。
もしかしたら、アレルギー性の咳かも。前々から風邪じゃない咳はあるんだよね。
(80代/女性)

 

正月はどうせ一人だから毎日ここに集まってみんなで茶を飲んで笑ってたね。
初詣は1月1日に行って、小吉だったかな?
孫が来たけどお小遣いだけもらってすぐ帰っちゃうんだよー。
まあ仮設はせまくてずっと居たくないだろうしね。
(70代/女性)

 

2年後に引っ越しするんだ。
引っ越ししたら会えなくなってさみしいねえ。
(※引っ越したら足湯ボランティアのみんなに会えなくなると思っている)
また来月も来てね。
(40代/女性)

 

一緒に住んでいる息子にはあまり出世しないように言ってるのよ。
負担が大きくなるし、帰りも遅くなるからさ。
息子が二人いたんだけど、一人は5歳の時に海に落ちて死んでしまったの。
周りに親の責任だって言われて続けて大変だったわ。
(70代/女性)

 

昔は家族10人いたんだけど今は一人なんだ。娘の一人が隣町だから食べ物とか持って時々来るけどそれ以外は一人なんだ。
すんごくさびしいね。部屋で一人だからさ。
(公営住宅や高台移転で一緒に住むとかはないんですか?の問いに対し)私は公営住宅に入るんだ。
隣町に居る娘も家族がいて子ども(孫)がいるからね、私が一人で住むことになるよ。
集会所はたまに来てるよ、足湯も2、3回やったわ。また今度も来るね。またお話しようね。
怪我とか津波とかいろいろあったけどこうやって生きているんだ、生き抜かなきゃね。
(70代/女性)

 

今は息子夫婦と一緒に暮らしているけど何にも話さねぇな。犬の方が大事にされているわ。
孫が高台移転地に家を建てたら一緒に住むんだ。今は家にはほとんどいないわ。いつもお出かけしてるの。
昔は田んぼや畑を仕事にしていて、年金をもらう前は火力発電所の清掃員をしていたの。
七ヶ浜に来てどれくらいになるの?毎週金曜日に武道館で体操していて、「いつも居るな」って見てるのよ。
(80代/女性)

 

息子が青森に家を建てて自分にも来いと言っているけど、私は絶対にいかない!
公営住宅に申し込んでいるので七ヶ浜に残ってそこにはいる。
(60代/女性)

 

私は訳あって、仮設住宅を三回移動(引っ越し)した。
話をすることで気がまぎれるんだ。
次はいつだ?また足湯来るよ
(80代/女性)

 

自宅の再建はもう少し時間がかかって引っ越せるのは3月ぐらいになるかしら
私はあっちこっちに手すりをつけなければいけないから、これからその相談をすることになると思うわ。
この間ボランティアで来てくれていた外国人がまた会いに来てくれたのよ。嬉しかったわ。
新しい家の場所まで案内してこれで次に来るときに迷わないわねって話をしていたの。引っ越す前で本当によかったわ。
以前に名古屋の方から頂いたドンプクがしっかりしていてとても役に立ってるの。
目が悪くなってきて最近筆不精になってしまってお礼の手紙も書いてないの。
(60代/女性)

 

ボランティアさん今日はいねぇのか。ガレキなくなったからいなくなったのか。
ボランティアじゃなくても来れるように七ヶ浜の魅力をどんどん発信していきましょうよというと)なんもねぇよ。
七ヶ浜、どんどん人が出ていくんだ。もう人口も二万人きったはず。
(どっか出かけました?と問いに対し)この頃寒いし外出ないわ。
どこにもいかないってわけじゃないんだ。たまに、仙台とかにも買物いくよ。
でもさ、俺仙台行って「震災とか全然関係ない」って感じがした。
震災の年に仙台行って本当にびっくりした。ネオンとかビカビカだったし。
(50代/男性)

 

今日は○○さん(RSYスタッフ)に呼ばれる前に来ました。今年は呼ばれる前に足湯にくることにします。今度も呼ばれる前に来るよ。
明日14時から公営住宅の説明会なんだよ。私はA浜の公営住宅ところに行くよ。
一番大きいとこだから時間かかるんだね、来年できるみたいだけど今の落ち着いた生活でいいと思っている。
あっち(公営住宅)いくと家賃もかかるみたいだし。私たちみたいな高齢者は一階にしてほしい。二階まで階段で上がるのはつらいから。
明日はどんな話し合いになるかねぇ。
地元の神社に初詣にいったよ。若い人たちがいっぱいいたよ。もっと同じ年くらいの地元の人たちに会えると思っていたんだけど会えなくて残念。
なんでみんな足湯に来ないんだろう?こうやってお茶のみとかいいのにねぇ。
平日やるより土日にやった方がいいね。(今まで平日だったのだが、今回は土曜日)
(80代/女性)

 

この頃、みんな贅沢過ぎる気がする。孫たちも物を大事にしないときあるし。
そんとき息子は「震災の時を思い出せ。無駄にするな」って怒ってる。本当にその通りだよ。
このコップ一杯の温かいお湯もあんときはとっても重宝したんだよ。今は蛇口ひねればでるんだけどね。忘れちゃだめだよ。ほんとに。
仮設住宅は今年中に出なきゃいけないと思う。今年中に高台移転の時が整備されて家建つからね。
ここの仮設から(私も移転する)A地区に高台移転するのは4軒くらいだよ。

あとはB地区の方にいくんだ。だから公営住宅はいる人はここの仮設には居ないの。
でもさ、A地区とB地区は整備終わる時期が違うからね。A地区の人たちが先にここの仮設を出るんだ。
この前も私が仮設出てここに遊びに来たら「どちら様ですか?」って言われるんじゃないかってみんなして笑ったもんだよ。
私は家建ったらここの友達を招待したいんだけど、私が仮設の集会所に来ることは求められていないと思う。
だからたぶんここには来なくなる。
(70代/女性)

 

宮城県七ヶ浜町報告【第151報】3.11メモリアル企画「UMI-TSUNAGU 10万人の七ヶ浜人と共に」始動!

皆さま

お世話になっております。RSY七ヶ浜事務局郷古です。
 【第150報】でお伝えしました3.11メモリアル企画の実行委員会(第一回目は意見交換会)の第二回目が1月29日に行なわれ、正式名称も決定しました。名前の由来や実行委員会の様子をお伝えします。

今回のメモリアル企画の名称は意見交換会に参加した皆さんの意見から
「UMI-TSUNAGU(う・み・つ・な・ぐ) 10万人の七ヶ浜人と共に」
になりました。

★「UMI-TSUNAGU」とは?
UMIには七ヶ浜の【海】、この震災で出会った人との縁など【生む】様々な意味や想いが込められていて、TSUNAGUはそういったものをこれからも【繋いで】いこうと云う意味です。

★「10万人の七ヶ浜人」とは?
「明治時代までの七ヶ浜は、海という自然の恩恵にひたり、為政者(政治を行う人)まかせで個性がなかったが、こらからの七ヶ浜の地域は、われら七ヶ浜人の手で七ヶ浜の自然と環境とを生かし、時代に即応した七ヶ浜を発展させることであろう。」
と、七ヶ浜町誌の編集代表者である渡辺波光さんが記しているそうで、
『ならば・・・「七ヶ浜人」とは七ヶ浜町民約2万人と、この東日本大震災による七ヶ浜の窮状にご支援いただいた延べ約8万人のボランティアさんのことを云うのではないのか』
と実行委員会に参加して下さった七ヶ浜の町民の方が仰ったのです。

この二つが合わさって、「UMI-TSUNAGU 10万人の七ヶ浜人と共に」という名称がつけられました。(※実際には現地には来れないけど多大なる支援を頂いた県外/国外の皆さんがいますので10万人以上ですが・・・・)

 

 

さて、今回の実行委員会は前回出た5本の柱(追悼/食交流/体験交流/語り継ぐ/展示)を元に「自分たちの団体は「○○○」をメインに企画を進めていこう」といったように班に分かれて企画書を作りました。前回の意見は参考にしつつも、「これ難しいのではないか?」や「これはできないけど、形を変えれば同じようなことはできるぞ」と意見交換ワークショップのように班毎で進めていきます。
「UMI-TSUNAGU 10万人の七ヶ浜人と共に」第二回実行委員会 「UMI-TSUNAGU 10万人の七ヶ浜人と共に」第二回実行委員会

・これを展示して伝えたいことが分かってもらえるのか?ならば案内役/説明係りを常駐させよう!

・「お昼を作って、食べてもらう」だけならこの企画の意味がない。「交流」できる配膳の仕方を考えなきゃ!

・大人向けの企画のようにみえるが、子どもたちにも是非来てほしい。子どもたちが飽きず、且つこの日を大切に思えるような企画にしていきたい。

などなど活発な意見が飛び交い、皆さんの真剣な「想い」が伝わってきます。

「UMI-TSUNAGU 10万人の七ヶ浜人と共に」第二回実行委員会「UMI-TSUNAGU 10万人の七ヶ浜人と共に」第二回実行委員会
次回は2月12日(水)に実行委員会を開きます。続報をお待ちください。
そして、3月15日(土)は七ヶ浜町に是非!

ぼらチャリパークに出展しました

みなさま

 

お世話になります。RSY事務局です。
先週末26日に、名古屋市・栄のナディアパークで行われた、「ぼらチャリパーク」に出展しました。

 

「ぼらチャリ」とは、昨年度から始まった、
ボランティアやチャリティを気軽に楽しむ、名古屋発の新しい取り組みです。
http://www.n-vnpo.city.nagoya.jp/boracharivol2/

また、本企画には、日ごろよりお世話になっている、
一般社団法人名古屋建設業協会(名建協)より特別協賛をいただいています。

 

当日のイベントには、1800名の方が来所されました。各NPOなどのブース出展の他、元中日ドラゴンズ・山崎武司さんのトークショーや、ブラスバンドやダンスショー、ボランティアについて学べる体験コーナーなど、老若男女多くの方が楽しいひと時を過ごされていました。

 

RSYでは、災害時のボランティア活動に必要な、スコップなどの資器材の展示や七ヶ浜町のきずな工房商品の販売を行いました。資器材の展示では、2000年の東海豪雨をきっかけに始まった、名古屋市・名建協・ボランティアで管理している資器材の変遷を紹介する「パネル展示」。
実際に資器材に見て・ふれたいただける「資器材見本市」。そして新企画、選んだ資器材で性格がわかる「資器材診断」の3つを行いました。

  

 

きずな工房商品の販売は、中京大学からのインターン3人が担当し、工房の成立ちや様子を説明しながら対応していました。

 

ブースに訪れた方からは、
「東海豪雨の時に被害にあって、道具(資器材)を使ってきれいにしましたよ。」
「昔、農作業で一輪車とか使っていたから懐かしいね。」
などという声も聞かれました。

 

今回の資器材の展示は、3月21日(金・祝)に開催する「ボランティア大交流会」でも展示予定です。
http://rsy-nagoya.com/rsy/blog/2014/01/daikouryuuannnai.html

 

ぜひお得なクーポンを使用し、自分もちょっぴり得しつつ、市民活動の応援をしてみませんか?
3月2日(日)までクーポンはご使用いただけます。RSYは13番です。

クーポンはRSY事務所にお越しいただくか、ぼらチャリホームページからも印刷いただけます。
http://www.n-vnpo.city.nagoya.jp/boracharivol2/coupon.html

 

応援よろしくお願いいたします。

 

 

【大募集】ボランティア大交流会2014を開催します

みなさま

 

お世話になります。RSY事務局です。
日ごろお世話になっている皆さまへの感謝を込めて、今年も「ボランティア大交流会2014」を開催します。

 

  

 

ボランティア大交流会は、東日本大震災をはじめとする災害に対して、被災地を想い続けることや、他人事ではなく、私たちにも襲いかかる災害に負けないために、みなさんと一緒にできることを共有していきたいと思い、昨年より開催しています。また、会員・ボランティア同士の、新たな出会いや再開の場にできればと思っています。

 

今年もボランティア(実行委員)を中心に、ランチ交流会や防災展示、ワークショップなど、当日に向けて準備を進めています。どなたでもご参加いただけますので、お申込みいただき、お誘い合わせの上ぜひお越しください。

 

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●日 程:3月21日(金・祝日)
●時 間:11時会場(13時開演~17時閉会)
※11時から物販や各種展示、12時からはランチ交流会の予定です。

●場 所:名古屋工業大学講堂内・2階会議室
●参加費:500円

●主 催:特定非営利活動法人レスキューストックヤード
●共 催:名古屋工業大学高度防災工学センター
●企画・運営:RSY758、ボランティア大交流会実行委員会

●参加申込み:
①お名前、②電話番号、③メールアドレスを、info@rsy-nagoya.comまでお知らせください。
または、下記URL、チラシ内のQRコードからもお申込みいただけます。
http://bit.ly/LSJNu7

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昨年は130名近いみなさんにご参加いただきました。
今年も多くのみなさまとお会いしたいです!
http://rsy-nagoya.com/rsy/blog/2013/02/vol_0224.html

 

 

1.17 KOBE2014スタディーツアー

みなさま

お世話になっております。RSY事務局の松永です。

毎年1月17日、RSYスタッフはボランティアさんとともに神戸を訪問しています。2014年も1月16日の夜に名古屋を出発し、1月17日の午前5時46分は神戸の被災地NGO恊働センターで迎え、黙祷しました。今回はスタッフ・ボランティア合わせて16名で参加し、また当法人と関わりの深い「おとつむぎネット」より5名、合わせて21名で神戸を訪れました。

今回のスタディツアーに、「震災から3年目あたりに精神的ストレスが高まり、自殺も増えたと聞いていたので、神戸での支援がどうだったのか知りたかった。また阪神高齢者・障害者支援ネットワークの黒田さんにお会いしたかった。」と仙台からの参加もありました。

 

黙祷の後は、被災地NGO恊働センターの村井氏のお話を伺いしました。常に相手を尊重しながら物事を捉えていくことの重要さを再認識しました。

 

その後は、神戸市でも特に阪神・淡路大震災の被害が大きかった長田区へ移動し、NPO法人まち・コミュニケーションの吉田氏をガイドに招き地域散策を行いました。

長田区には、震災で焼け残った電柱・木が、現存する「語り部」として今も残されています。長田区の被害は、全焼棟数が4,759棟、全壊棟数が15,521棟、焼損面積は延床で524,000平方メートル(全市では819,000平方メートル)と甚大なものでした。震災で焼失・倒壊など大きな被害を受けた地区の被災者対策、市街地の復興と災害に強い安心のまちづくりを早急に進めていく必要から、土地区画整理事業を行ったため、震災以前の町並みは全て変わっています。しかしこの焼け焦げて傾いた電柱だけは、移転・撤去を免れ当時の現地を表す唯一の証人となっています。

 

長田区散策の後は、伊川谷工房(阪神高齢者・障害者支援ネットワーク)を訪れました。ここへも毎年お世話になっています。今回は「おとつむぎネット」より胡弓・ギターでの演奏会が開催されました。また阪神高齢者・障害者支援ネットワークより振る舞われた炊き出しと一緒に住民の方と交流も行いました。

「家が大きく揺れた。家族は無事だったが、家は半壊。職場に行くと、本棚が倒れるなど、めちゃくちゃだった。その道中は、高速道路が倒壊したりと、すさまじい光景だった」と、85歳男性から当時の生々しい話もお聞きしました。

1月17日にRSYスタッフ一同、毎年神戸を訪れていますが、こうして原点である「阪神・淡路大震災」の話、経験や教訓を語り合う特別な日となっています。