東日本大震災から2年を迎えて

東日本大震災から2年を迎えて

特定非営利活動法人レスキューストックヤード

代表理事 栗田暢之

 全世界を震撼させた大災害から2年の月日が流れた。震災当初は、いったい何からどのように始めればいいのかさえわからないと誰もが思ったほど、未曾有、広範囲、複雑(特に原発事故)な災害である。当法人としては、5年前から賛助団体会員のご縁があった宮城県七ヶ浜町社会福祉協議会からの要請を受け、七ヶ浜町災害ボランティアセンター(当時)に隣接する場所に、当法人の拠点となる「ボランティアきずな館」を設置し、延べ3千人のボランティアを名古屋から送り続けるなどの活動を継続している。また、阪神・淡路大震災を機に設立した「震災がつなぐ全国ネットワーク」と日本財団ROADプロジェクトとの合同で、足湯ボランティアを送り続け、これまでに1万5千人の足を温め、被災者の生の声に耳を傾けてきた。また全国のNPO・NGO、企業等850団体が集う「東日本大震災支援全国ネットワーク」や愛知県に避難されている人々を支援する「東日本大震災被災者支援ボランティアセンターなごや」「愛知県被災者支援センター」の設置・運営にも参画してきた。

 

「震災から2年」ということであるが、個人的にはあまり実感はない。むしろあの日以降時間だけが慌ただしく過ぎ去り、肝心の真の復興という観点からは、当方はあまりに力不足であり、むしろこれからより深く本質を貫いていかなければならないための「通過点」だと思っている。

 

被災者の現実はこうだ。「もう一生分泣いた。」とまた泣きながら語る子を失くした母親、「まだ海は見られねぇ。悪夢のようなあの日を思い出すから。」と訴える老婆、「何もかも全部流れてしまった。でも一からやり直すしかないんだ。」と気張る父親世代、「まだ好きな子はできない。だって(好きだった子が)流されちゃったんだもん。」とふさぐ小学生(男子)…。被災者の無念、苦悩、将来への不安は時間の経過とはあまり関係ない。むしろ一人ひとりの現実は個別化、深刻化、潜在化しており、決して震災当初の混乱期だけが災害ではないということ、そして、私たちボランティアが傷を癒すなどといったおこがましいことではなく、単純に「忘れない」「ずっと交流を保ち続ける」ことが大切だと考えている。この意味で、3年目の当法人の支援活動はこれまでと遜色ないものにするつもりである。そしてこれまでの「顔見知り」の関係から、一人でも多くの「親友」を創りたいと願っている。なぜなら、たとえ遠く離れていても、親友はその存在だけで安心につながり、頼ったり頼られたりする関係がずっと続くと思うからだ。

 

一方で、原発事故によるもう一つの惨事を決して忘れてはならない。ある集会で「私たちは被災者ではなく被害者です」と言われた方があった。あの日より前は、普通の幸せをいつも通り送っていた市民に、突然得体の知れないものが降ってきて、そもそも降ったか降らなかったのか、その正体は何なのか、またどのくらいの量なのかなど、正確な情報が伝わらなかったことに加え、政府は「今すぐ健康を害することはない」との発言を繰り返すだけである。有識者や専門家の間でも見解は分かれ、結果として何を信じていいのかさえわからないといった現実が今なお続いているのである。「外の空気、水道の水、靴についた泥、おじいちゃんがいつも通り持ってきてくれる野菜、宅配便、来客…、すべてが恐かった。」と。そして避難した方は「私たち親はいい。でも子どもたちが何年後かに癌になる可能性が否定できないなら、今避難することを決心しなければ後悔すると思った」と慣れない土地への引っ越しを決意した。一方留まる方は「なぜ避難しないのかと言われることが一番つらい。お金もないし、行く宛てもない。」と葛藤の胸中を明かす。つまり、留まる人、避難する人にかかわらず、この課題を背負っているすべての方の「それぞれの選択」をまずは尊重すべきだということ。国や東電からの賠償や暮らしの補償は当然のことながら、何より大切なことはこの問題に他者が「無関心」であってはならないことだ。「福島の問題」ではなく、「日本全体の最重要課題」なのだということを認識し、一緒に考えることが大切である。

いずれにしても、東日本大震災は現在進行形の災害である。これまで当法人への有形・無形のご支援・ご協力に心より感謝申し上げ、引き続き息の長いご支援・ご協力・ご助言を賜りたく、今後ともよろしくお願いいたします。

■PDF版はこちらからダウンロードしてください「東日本大震災から2年を迎えて」

宮城県七ヶ浜町報告【第119報】ボランティアバス58陣活動報告

皆様

お世話になっております。RSYボランティアきずな館 郷古です。

今年1月に活動したボランティアバス58陣の活動報告をさせていただきます。

——————————————————————————–

年が明けてからの初ボランティアバスとなった58陣。
活動した二日間はとても寒く、大雪の降る中での活動となりました。

活動日一日目は、ボランティアセンターでの活動です。
この日の活動は、本来であれば個人宅の瓦礫撤去・整地の内容でしたが、
大雪のために延期とし、通学路の雪かきを行いました。
雪かきというよりは氷取りに近いカチコチ状態で、「つるはし」まで登場しました。

時折通られる方々の「ご苦労様」、「ありがとう」は本物です。
日の当たりの悪い道は、除雪だけでは夕方から凍ります。
根本の氷から砕き、取り除かなくてはなりません。
力と道具がないとここまでの「雪かき」はできません。

最後に除雪剤をまいて、完了!
この道はお日様は照らさなくても、ボランティアさんたちは照らします!

 

そして、翌日は七の市商店街のイベントのお手伝いでしたが
昨晩降った大雪で、とても開催できる状況ではありませんでした。
しかし、「楽しみにしているお客さんがいる」「中止のアナウンスはどうする?」、「出展者の方々はこの日のために準備してきている」などの情報を元に【開催できる会場を作るために】朝06:30から雪かきを始めました。
最初は「開催はやめよう」との声が大きかったのですが、雪かきするボランティアさんを見て、商店街の店主の皆さんを始め、他のブース出展者、商工会、役場の皆さんも手伝ってくださり朝08:00のスタートに間に合うように会場ができあがりました。

雪も降り止んだせいか、
「あんだけ雪が振ったのに、イベントやってる!すごい」、「中止の案内が放送されなかったから、来て見たよ。」
と、お客さんも普段とは少なめですが、続々と来場。雪かきやって良かった!

イベントの中で58陣は無料試食(甘酒やおしるこ、チョコレートフォンデュ)の配布のお手伝いや、お買い物でちょっと一息する方々へ飲み物を振舞う「おしゃべり喫茶店」の運営をしました。朝にかいた雪は、子どもたちの遊び場となっておりにぎやかな商店街となりました。

 

 

お昼を過ぎてお昼の13:00になりました。

長蛇の列が・・・。お客さんはこれを待っていた。
七の市商店街独自のイベントである「お楽しみ抽選会」です。
な、ななんと・・・今回は景品がなくなるまで引いて構わない、大盤振る舞い方式。

(一回引いてはずれた場合、列の後ろへ並びまた順番が来たら引くことが出来る)

ホテル宿泊券や電気毛布、プリンター、長野県のりんごなどが当たります。
「やったー!ホテル宿泊券当たった!誰と行こうかなー」
「りんごが欲しい。りんごりんご当たれ・・・・・・・いや、まさか本当にりんごが当たるとは(驚)」
「あーまたはずれだよー。俺3回目なんだけどー(笑)」
とにぎやかな声が聞こえます。58陣は商品渡し係りとなりお車まで運んだりしました。

あっという間の2日間が終わり、振り返りの時間で58陣参加者の声を聞きました。

・「仮設店舗のお魚屋さんの佐藤さんが「ボランティアの人たちの顔を見て話してふれあうことが嬉しいし、励みになる。店をやっていて良かったと思う。」という言葉を直に聞き、私も勇気をもらいました」
・「復興といっても地域によって差があることを知りました。地域の方が何を求めているのかを正確に聞き、それに沿った活動をしていきたい」
・「前に来たときは別のバスツアーで来たのですが、瓦礫撤去のみやって帰ったんです。こうやって実際に地域の皆さんと直接お話をして、実際のお話を聞くことは大事だと思います。こういったことを今後とも継続していきたい。」
————————————————————————————————–

ボランティアさんに会いたいと思っている人がたくさんいます。
「もうボランティアさんは来ないのかな。全然見ないねぇ。さびしいねぇ。」
と殆どの人が思っています。
「自分たちで歩き始める時期だから頑張る!って言っていても、こうもパタッといなくなってさびしく思えるのは心のどこかで頼っていたんだよね。」
ボランティアの皆さんは確実に七ヶ浜の皆さんを支えています。
直接しゃべっていなくたって、その頑張っている姿を見ている、聞いている人たちはたくさんいます。

もちろん、現地に行きたくても行けない「遠くから支える人たち」とも会いたいと願っている皆さんもいます。
「愛知県から届いた寒中見舞いのはがきをもらってそれから文通するようになったの。会ったことないけど友達だよ。」
「このマフラーとってもふかふかで毎シーズン使わせてもらってるんだよ。編んでくれてのは確か長野県の人だったかかしら。ありがたいねぇー。」
などなど声をいただいています。

私たちができることはなんでしょう?本当に必要なことは何なのか?

実際に生活している地域の皆さんの意見を聞いて、一緒に考えていきたいと思っています。

東日本大震災から間もなく2年・テレビ放映のお知らせ

みなさま
いつもお世話になっております。RSY事務局です。
東日本大震災から間もなく2年ということで、テレビや新聞などでも関連ニュースが取り上げられる機会が増えています。
RSYにも2月頃より問い合わせが増え始め、活動を通じて私たちにお伝えできる事はきちんとお伝えし、この震災を「忘れない」という意思を多くの人と共有するべく各取材をお受けしてきました。
テレビ放映の予定は以下の通りです。どうぞご覧ください。
■■—————————————-
【1】 3月8日(金)NHK総合/17:05~17:54
   「忘れない未来のために~東日本大震災から2年~」
   生放送に代表理事の栗田が出演します。七ヶ浜の今の様子も放映されます。
   ※詳細はこちら:https://www.nhk.or.jp/nagoya/shinsai/
【2】 3月11日(月)NHK総合/番組内13:30~15分程度
   特集「明日へ -支え合おう-」の中で足湯ボランティアとつぶやきについて取り上げられます。
   ※詳細はこちら:http://www.nhk.or.jp/ashita/bangumi/
【3】 3月13日(水)NHK総合/4:20~、Eテ/13:50~
   「視点論点」に代表理事の栗田が出演し『「忘れない」に取り組む』のテーマでお話します。
—————————————-■■

きずな工房商品を名古屋事務局で販売中!

みなさま

RSY事務局です。

名古屋事務局のヒヤシンスが間もなく花を咲かせようとしています。いよいよ春が近づいてきました。

 

 

さて、今日は名古屋事務所で販売している商品についてご紹介したいと思います。

まずは、宮城県七ヶ浜町・きずな工房の商品についてです。

■きずな工房ブログはこちら

http://kizunakoubou7.blog.fc2.com/

 

イベントでの販売の他、2月下旬より名古屋事務局内でも販売をしています。お立ち寄りの際はぜひお買いものをお楽しみください。

ただいまのディスプレイは、お雛様飾りになっています。(3月3日は過ぎてしまったけれど・・・!)この素敵なディスプレイはボランティアさんが折り紙などを使って作ってくださいました。繊細さに拍手です。

写真の素敵な貝雛は残りあと2つ!ひとつひとつ手作りの味わいがあります。(1,500円で販売中!)

★今お買いものしていただくと、嬉しい特典があります!

先日ボランティアバスに乗って、七の市商店街の2013年のカレンダーが届きました。七ヶ浜のきれいな浜の写真が載っているこちらのカレンダーを、工房商品をお買い求めいただいた限定12名の方にプレゼントしたいと思います!

最後に、「はまぎくサブレー」のご案内です。

「はまぎく」は10~11月に七ヶ浜の海岸一帯に咲く白い花で、町の花として町民の皆さまに親しまれています。

「はまぎくサブレー」ははまぎくの形をしていて、ゴマの風味がきいた素朴な味わいです。

1枚100円で販売していますが、10枚まとめてであれば800円でお買い求めいただけます。

こちらもぜひどうぞ!

————————————————

「七ヶ浜町きずな工房」は、様々な方からの様々なご支援にて運営を続けています。

2012年12月7日でオープン1周年を迎えました。しかし、震災から1年半が過ぎると、復興グッズというものが忘れさられる時期がやってきます。現在でも、新しく利用を始める方がいらっしゃり、まだまだ「ものづくりの場」は必要とされており、皆様のお力を必要としています。

売上は、運営費、材料費、作り手さんのお給料として、すべて七ヶ浜へ還元される仕組みです。

また、お仕事だけではなく、趣味の物を作ったり、みんなでお出かけをしたり、他地域でものづくりをしている人たちと交流会をしたり…といった時間も楽しむための費用になっています。

【お誘い】~東日本大震災から2年~ 3.11追悼の集い@RSY名古屋事務所

皆さま

お世話になります。RSY事務局です。
東日本大震災から間もなく2年。来週月曜日、3月11日にRSY名古屋事務所ではささやかな追悼の集いを行います。
昨年は現地へバスを出しましたが、今年は平日ということもありますので、名古屋で集まった仲間とともに改めて2年前の気持ちを思い出したり、3年目に向けての今の想いを共有したり、被災地の皆さんのことを想う時間を作りたいと思います。

午後の部、夜の部を設けています。
ご都合に合わせてぜひお立ち寄りください。

——————————————————————————————
~東日本大震災から2年~ 3.11追悼の集い@RSY名古屋事務所
——————————————————————————————

【日時】2013年3月11日(月)
午後の部(14:00~16:00)/夜の部(18:00~20:00)

【場所】
午後の部 RSY事務所(名古屋建設業協会のビル2階)

夜の部 RSY事務所1階(名古屋建設業協会のビルの駐車場スペース)

http://rsy-nagoya.com/rsyabout/access.html

【内容】
■午後の部(14:00~16:00)
・ぼっけ汁をご用意します。
・皆で気持ちを共有するなど、ゆるやかな交流を行います。
・14:46に合わせて黙とうします。
※14時までに事務所にお越しください。

★午後の部に参加希望される方は事前にお申し込みください。
名前/連絡先
info@rsy-nagoya.comまでメールにて、
件名に「3.11午後の部申し込み」と入れていただけるとありがたいです。

■夜の部(18:00~20:00)
・キャンドルを灯します。
・七ヶ浜町の写真展示を行います。
・物産展(きずな工房の商品や、おやつ海苔など)
・募金~3年目も復興支援に取り組んでいきます~

※キャンドルはお持ちいただくか、こちらでもご用意していますので、1個50円を募金箱にご協力お願いします。
★開催時間内の出入り自由です。ご都合のよい時間にお越しいただき、キャンドルを灯していただき、お帰りいただいて構いません。
夜の部は特に申し込みの必要はありません。暖かい格好でお越しください。

ぜひ一緒に2年目の3.11を過ごしましょう。

 

最後の足湯@七ヶ浜国際村第2駐車場仮設住宅集会所

お世話になっております。RSY飯田です。

3月3日、七ヶ浜国際村第2駐車場の仮設住宅集会所での足湯が最後となりました。

昨年度は10名以上が足湯に通っていた国際村仮設住宅の集会所。利用者は徐々に減っていき、最後となったこの日は空き家が目立つ中も、5名の利用者さんが来てくださいました。

”つぶやき”から聞こえてきたのは、引越先の集会所の話。

「新しい場所の集会所は知らん人ばっかり。今後はもう集会所には行かないな…。」

「やっぱり次の集会所には行きづらいよ。元の住んでた地区とも違う人ばっかだ。」

人に寄っては唯一外に出るきっかけとなっていた集会所でのお茶飲みも、今後は日常的に同じ国際村仮設住宅のお友達で集まることはできません。

不安な気持ちを抱えながら、1人また1人と別の仮設住宅、または再建された場所へと移っていきます。

別の仮設住宅へ移られた方は、足湯が新しいコミュニティに参加するきっかけになればと思っていますが、つぶやきにもあるように知らない人ばかりの集会所では、以前のような時間を過ごすことは難しいのかもしれません。

再建された方は、ご近所さんがいないままの地域もある中で、どんなお気持ちで日々を過ごしていらっしゃるのでしょうか。。

「足湯友達」という言葉が生まれたのも、足湯を楽しみにする以上に、足湯をきっかけに集まる「友達に会える日」を楽しみにしていることの表れなのでしょう。

日々のニーズが変化していく今、本当に必要とされていることが個別化し、見えづらくなってきていますが、そこにRSYやボランティアがどう関わることができるのかが、問われているように感じています。

 

【募集】3/24~25 能登半島地震・穴水町6周年交流スタディツアー

皆さま

RSY事務局です。
能登半島地震から6年を迎える石川県穴水町の交流スタディツアーを企画しました。
お時間のある方はぜひご参加下さい。

===================================

能登半島地震・穴水町6周年交流スタディツアー

(背景)
石川県穴水町は、2007年3月25日に発生した能登半島地震で震度6強の被害を受け
ました。RSYは名古屋のボランティアの方々と協力し、穴水町社協に設置された災害
ボランティアセンターを中心とした緊急救援、商店街の復興支援等に携わってきました。
現在もお互いの地域を行き来しながら地元のお祭りや研修会への参加を通じて交流が
続いています。

2011年東日本大震災では、RSYが支援する宮城県・七ヶ浜町へ数回に渡りご支援を
頂いています。七ヶ浜と穴水の中学生同士の交流企画や、七ヶ浜の被災者に向けた過
去の災害からの経験や智恵の伝承、穴水の被災者による心のこもった手作り品「ホッと
ちゃん」や温かいストール、仮設店舗「七の市商店街」でのお寿司の提供など、心と心の
繋がりを大切にした支援活動を展開されています。

(スタディツアーの目的)
・震災から6年を迎える穴水町の復興の過程を知る。
・地元ボランティアや災害公営住宅で暮らす方々との交流を通じて、復興の過程で直面し
た問題や対処方法、現在の心情をお聞きし、東日本大震災や次の災害に教訓を繋げていく。
・穴水町の「良い所」に触れ、広く多くの方々に発信していく。
・「被災地」と「被災地」を繋ぐ連携の可能性や交流の在り方について考える。

〇スケジュール
【3月24日(日)】
・8:00  出発
・13:30 頃     穴水到着(昼食休憩含む)
・14:00~15:30 災害公営住宅住民との交流
・15:30~17:30 穴水散策
・17:30~18:30 宿へ移動
・18:30~    夕食・就寝

【3月25日(月)】
・7:30~8:30    朝食
・9:00~11:00   地元ボランティア「グループ325」との交流
・11:00~12:30  昼食(震災後七ヶ浜でいち早く店の再建を遂げた『幸寿司』を訪問)
・12:30~14:30  穴水町役場・商店街店主などとの交流
・14:30     名古屋へ出発
・20:00 頃    名古屋へ到着
※内容は一部変更になる場合もあります。
※天候・交通事情により帰りの到着時間が変動することがあります。

〇参加募集人数:6名

〇参加費(1泊2食付き・交通費・現地コーディネート費込み)
一般:16,000円
RSY会員または学生:13,000円

〇その他
1.出発場所(当法人事務所:名古屋市東区泉1-13-34 名古屋建設業協会2階)に
当日08:00までに来られる方

2.保険
お住まいの市町村の社会福祉協議会で「ボランティア保険」の加入手続きをしてください。
掛金は自己負担(地域によって違いますが300円~1000円ほど)。

【参加申し込み】
以下のフォームに必要事項をご記入の上、3月18日(月)までにRSY事務局へご返信下さい。
RSY事務局メールアドレス:info@rsy-nagoya.com

・お名前:
・ご住所:〒
・電話番号(携帯電話)
・メールアドレス:
・年齢:
・性別:
・職業:
・RSY会員/非会員

あるある66号の発送作業を行いました!

みなさま

いつもお世話になっております。
RSY事務局です。

 

2月も終わりを迎える本日、あるある66号の発送作業を行っています。
春の陽射しの暖かさと同じような柔らかな温もりが、ご参加の皆さんから伝わってきております。

今回は、発送作業参加連続記録を更新中の常連の方々から、明後日卒業式を迎えるという高校生、七ヶ浜へのボラバスをきっかけに関わり続けてくださっている学生さん、事務所によく顔を出してくれる方、スタッフ高木の母親!?と、ボランティア総勢6名にご協力いただき、サクサクと進行中です。

 

66号のラインナップ☆★☆

●特集1「七の市商店街 オープンから1年」
昨年12月にオープン一周年を迎えた、仮設店舗「七の市商店街」。
一周年イベントの様子とともに、七の市商店街の1年振返ってみました。
また、年始に行った元旦募金@熱田神宮の報告も掲載されています。

●特集2「KOBE発 負の教訓から学ぶこと」
東日本大震災からまもなく2年を迎えます。
現地では、高台移転や災害公営住宅へ移っていく段階へと入ってきました。
RSYでは毎年1月17日に阪神・淡路大震災の被災者追悼と震災から学ぶことを目的に、スタディーツアーを開催しています。今回は、「黒田達雄建築研究所」の黒田さんにお話を伺い、阪神・淡路大震災から18年を迎えた今、災害公営住宅や街の復興の在り方など、当時の状況と現在の課題をお聴きしました。

●その他
人ひと紹介リレーでは、七ヶ浜町の漁師さんと魚屋さんのつながりをご紹介。

3月のボランティアバスの募集案内を掲載しております。

 

お手元に届くまでしばしお待ちくださ~い♪♪♪

    

================
★『あるある』は会員の皆様にお送りしております。
購読という形でも送付させていただいておりますので、詳しくは以下のページをご覧ください。
http://rsy-nagoya.com/volunteer/rsykaiin.html

★あるあるの編集会議を平日の夜に行っています。様々な方が関わって、わかりやすい情報発信をみんなで考えています。
毎回わいわいと、時に雑談しつつ、時にお菓子を食べつつ・・・。「参加してみたいな~」という方はお気軽に事務局までご連絡ください!
================

【報告】ボランティア大交流会を行いました!<2/24>

みなさま

 

お世話になります。RSY事務局の加藤です。

昨日、2/24・13~17時、ボランティア大交流会を行いました。

11月末にRSY758(アールエスワイナナゴーハチ)として実行委員会の呼びかけを行い集まった20名を越える実行委員会メンバーと準備を進めてきました。

当日の参加者数はなんと127名でした!

お越しいただいた皆さま、ありがとうございました。

(※この企画の趣旨、呼びかけ文はこちら↓

http://rsy-nagoya.com/rsy/blog/2013/02/224volunteer_kouryukai.html

当日の流れは、

■13:00~開会&キックオフ!

■13:05~アイスブレイク/自己紹介

ちょっとユニークな自己紹介をやってみました。「災害ボランティア資器材として思いつくものは?①軍手②土のう袋③スコップ④一輪車から選ぶ、という、少し災害ボランティアっぽい質問によってグループわけをするなどユニークな自己紹介をしました!

■13:20~ブースめぐり

各ブースを回って「被災地の今」や「地震の備え」について学んでみよう!

ブースA:被災地を想い続ける・届けようメッセージ!

ここでは、七ヶ浜の今を伝える写真を展示。スライドショーも行いました。さらにメッセージを書いてもらってその場で印刷したりも!

ブースB:地震への備えのワザを身に着けよう!今後のRSY758の活動も紹介。

災害時に役立つこと間違いなし!一鍋でできるクッキングや100均で揃えられる非常持ち出しグッズなども好評でした。また、RSY758の今後の活動も紹介して、「やってみたいこと」を皆さんに聞いてみました。

ブースC:東北物産展!!七ヶ浜の美味しいモノ、七ヶ浜きずな工房の手作り品などを販売しました。この日限定で行った、きずな工房の巾着やバックと非常時に役立つアメニティーのセット販売が大好評で、たくさんの方にお買い求めいただきました。一昨年夏の台風12号水害の支援として、北区の酒屋さん「みの治商店」さんも出展されました。

■14:00~現地とのスカイプ中継

「つい先ほどまで吹雪いてました…」という現地スタッフ・石井の声がスピーカーから!前方のスクリーンには、七の市商店街の様子が映し出されました。夢麺の岩本さん、魚屋さんの佐藤さんと、名古屋の参加者が会話することができました。会場の皆さんは「こんにちは~」とあいさつしたり、手を振ったりと終始盛り上がりました。

また、移転したボランティアセンターからスタッフの皆さんとも中継でつながりました。距離は離れているけれど、この時ばかりはギュッと近くに感じました。

■14:20~講演会

①「被災地の今」あれから間もなく2年。被災地の今ってどうなってるの?

2011年度はまるっと1年七ヶ浜に常駐したRSY常務理事・浦野愛より、被災地の今を伝えました。

②「地震のことを考えよう」この地域にどんな地震がくるんだろう?

今年度、名古屋市消防局からの委託事業を担当している事務局スタッフ高木より、今度この地域にくる地震がどんなものなのかをお伝えしました。

■15:00~ワークショップ

ワールドカフェで行う「わたしたちにできること」を考えるワークショップを行いました。お茶を飲みつつ、クッキーを食べながら、2つのテーマについて15のグループにわかれて話し合いました。参加者のアンケートでも、もっとも良かったプログラムにこのワールドカフェをあげてくださった方が多数でした。

3ラウンド終了後、それぞれのグループで良かったアイデアをA4用紙に書いて貼りだしました。参加者がそれぞれ、他の班の意見で良かったものに「★」を書いていき、もっとも「★」を多く集めた班には、なんと嬉しいお土産が!13班の意見「共助できる仲間を作る 地域・町内会・家族」が一番たくさんの「★」を集めて、6名の方に「七ヶ浜詰め合わせセット(おからかりんとう・おやつのり・はまぎくサブレー)」が手渡されました。

出されたアイデア、ひとつひとつ実践していきたいと思います!RSY758でぜひご一緒に~♪

■16:30~お楽しみ大抽選会

今回の目玉!?七ヶ浜詰め合わせセットから、KIプロジェクトさんよりご提供いただいた「チョコボ(ちょこっとボランティアチョコレート)」、地震の備えに欠かせない家具固定アイテム・家具タオレーン、非常持ち出し袋、RSYのおススメグッズ・地震だぞうさんてぬぐいや災害ボランティアのいろはがわかるブックレットなどが景品として参加者のみなさんの手に渡りました。

■17:00閉会

最後に、RSY代表理事・栗田よりご挨拶。当日の配布資料としてもお配りした「東日本大震災から2年を迎えて」の文章もご紹介します。これからますます私たちは「名古屋でできること」をみんなで知恵をしぼって取り組んでいく必要があります。

今回のイベントは、関わったひとりひとりの想いが詰まったものになりました。当日参加者の想いも重なって、「楽しかった!」という意見を多くいただくことができました。

東日本大震災の復興にむけて・地元の防災に向けて、まだまだ大きな課題が目の前に並んでいますが、「私たちにできること」の小さな一歩をまずは踏み出すことができたのではないかと思っています。

今後、皆さんと一緒に活動できることを楽しみに思う気持ちでいっぱいです!

<<<今後の予定>>>

次回の実行委員会は3月6日(水)19:00~RSY事務所です。お越しいただける方はぜひ。

そして次の目玉企画は、5月12日(日)に行う予定の帰宅困難ウォーク大会です!!誰もが災害時には帰宅困難者になる可能性があります。通学?通勤?もしくは旅行中に見知らぬ土地で…ということがあるかもしれません。どんなことに気を付けないといけないのか、みんなで歩いて楽しくプチ知識を身に着けませんか?詳細は近日中にHPで掲載します。

【参加者大募集!】2月24日(日)RSYボランティア大交流会を開催します!

みなさま

2013年2月24日(日)のRSY「ボランティア大交流会」がいよいよ今週末に迫っています!
再度参加者募集のご案内をさせていただきます。

ワークショップの準備等もありますので、「行こうかな~」と思っている方はぜひお申込みをお願いします。
■申し込みはこちらから↓
https://docs.google.com/spreadsheet/viewform?formkey=dGI3Unk5XzZadlktRk9Na1Y1SGxuTnc6MQ

RSY会員の皆さん、被災地でボランティア活動の経験がある方、
名古屋で一緒に活動中の方、寄付をしてくださった方、
まだ一歩を踏み出してはいないけど仲間を見つけて何かしたい方、
今後この地域に来るといわれている地震のことが気になっている方、
これからボランティア活動してみたい方、すべての方々が対象です。

★キーワードは3つ、
・被災地を想い続ける
・私たちは地震に負けない
・できることから行動しよう!

「私たちにできること」を見つけにきてください!
久しぶりの再会や新しい仲間も見つかるかもしれません。
皆さんにお会いできることを楽しみにしています。

お友達やお仲間も誘ってぜひお越しください。

 

★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

みんな集まれ!「ボランティア大交流会」開催!!

●日時:2013年2月24日(日)13:00~17:00(12:30開場)

●場所:クラブダイアモンドホール・SPACE “D” (Aホール)
(〒460-0007 名古屋市中区新栄2-1-9雲竜FLEXビル西館5F)
※地下鉄東山線・新栄駅より徒歩5分程度
http://www.diamond-hall.com/spaced/

●参加費:500円

●内容:講演会「被災地の今」「地震のことを考えよう」
ワークショップ「RSY758の今後」「届けよう!被災地へのメッセージ」
東北物産展・写真展・ゲームコーナー(お子さんも一緒に!)・足湯 など

●申し込み
こちらのURLの申し込みフォームからお申込みください。
https://docs.google.com/spreadsheet/viewform?formkey=dGI3Unk5XzZadlktRk9Na1Y1SGxuTnc6MQ

★お楽しみ大抽選会も行います!何が当たるかは当日までのお楽しみ!

★美味しいものを食べながらみんなで話そう!

★交流会の詳細をボランティアグループ「RSY758」で考えています。
その進捗については、facebook(rsy758)でチェック!(いいね!してください。)
随時内容を更新していますのでたまにのぞいてみてくださいね。
※もちろんレスキューストックヤードのHP・ブログでも紹介しています。

★チラシはこちらからダウンロードしてください。

★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

 

●RSY758とは?

2011年3月11日。あの日、日本中の多くの人が「何かしなくちゃ」と動き出しました。1995年の阪神・淡路大震災の年もそうでした。神戸の災害をきっかけに名古屋(758)で発足したNPO法人が「レスキューストックヤード(RSY)」です。

東日本大震災では宮城県の七ヶ浜町を継続的に支援することに決め、これまでに50回以上のボランティアバスを運行し、3,000人以上のボランティアさんたちとともに支援活動を続けてきました。

あの「3・11」からまもなく2年。すでに震災の風化が叫ばれています。でも、被災地の復興はまだまだ課題だらけ。七ヶ浜で一緒に活動したボランティアさんはもちろん、愛知から物資提供や街頭募金、後方支援に回ってくださった皆さんと「次」を考えようと結成したのが「RSY758」です。

 

●ボランティア大交流会の趣旨

「次」って何でしょう。頻発する地震、風水害、来るべき南海トラフの巨大地震…。東北で起こったことは、決して他人事ではありません。自分たちに襲いかかる災害や地震のことを、東北の支援にかかわった人、今からでも何かしたいと思っている人とともに考えようと開くのが今回の「大交流会」です。

みんなで考えて話し合う「場」、被災地の課題を共有して学ぶ「機会」、防災のことを知る「場」、活動に必要な「資金」、人と人とをつなぐ「絆」…。これらすべてのキックオフとなります。ぜひ皆さんも参加して、次のアクションにつなげてください!