8 月ボランティアDAYのお知らせ

みなさま
 いつもお世話になっております。
 8月のボランティアDAYの日程が決まりましたのでお知らせします。
 8月6日(金)10:30~12:30
 8月25日(水)13:30~(詳細は下記にて)
 8月26日(木)13:30~15:30
 いずれもRSY事務局で行います。
◆6日、26日の活動内容
 先月に引き続き、岐阜県瑞浪市の陶(すえ)町のみなさまよりいただいた陶器
の洗浄作業他を行います。この陶器は被災地で使っていただくため、洗浄後有事
に備えて保管いたします。
◆25日の活動内容
○機関紙「あるある」の発送作業
 内容は印刷・紙折・封筒入れなどです。
 13:30以降のお時間のある時にお越し頂ければと思います。
 時間の変更などが生じる場合がございますので、ご参加いただける方はご連絡
いただけたら幸いです。
 返信先はinfo#rsy-nagoya.comです。(#は@になおして送信してください。)
 
 また、7月のボランティアDAYの報告はHP上にて紹介しておりますので、下記
アドレスをご参照ください。
 7月7日
 http://localhost/~hayashimasaki/wordpRSY/2010/07/7day.html
 7月13日(この日は、残念ながらボランティアさんがいらっしゃらなかったの
で、いつも陶器の洗浄作業を頑張ってくれている本田さんに、陶器についてブロ
グを書いてもらいました。)
 http://localhost/~hayashimasaki/wordpRSY/2010/07/post-191.html
 7月22日
 http://localhost/~hayashimasaki/wordpRSY/2010/07/day.html
 
 よろしくお願いいたします。

【8/6】RSY不定期学習会「近自然河川工法と防災」のご案内

 皆さま
 お世話になっております。
 梅雨時の記憶が遠くかすんでしまいそうな猛暑の日々が続きますが、いかがお過ごしでしょうか。
 今月、RSYは大きな水害に見舞われた山口県山陽小野田市などに代表理事の栗田ほかスタッフ3名を送り込み、ボランティア活動を支援いたしました。
 現地の状況はいったん落ち着いたようですが、昨年はお盆前に兵庫・佐用町で大水害が発生しました。またいつ、どこでどんな災害が起こるかわかりません。
 そんななか、8月6日(金)19:00から、
RSY事務局のある名古屋建設業協会1階会議室で
「近自然河川工法と防災」
と題した学習会を開催いたします。
 講師は名建協会長で山田組社長、そして「近自然工法研究会」事務局担当など多彩な顔をもつ山田厚志さんと、元愛知県建設部治水監の本守眞人さんにお願いしました。
 この学習会は今年度の「防災の森づくり川づくり」事業の一環でもあり、近年多発する水害を山と川、森と水の関係から問い直そう、という狙いがあります。
 山田さんからは「近自然という暮らし方、備え方」というサブタイトルをいただき、人工的な河川計画や都市計画から脱却しつつ、災害に強いまちづくりやライフスタイルを築くためのヒントを、いつもの軽快な口調で話していただけるものと思います。
 参加ご希望のかたは氏名、連絡先を明記のうえ、メール(info@rsy-nagoya.com)またはファクス(052-253-7552)で前日までにお申し込みください。なお、参加費として500円(RSY会員は450円)をお支払いいただきます。
 終了後(21:00ごろめど)はささやかな懇親会の場も用意いたします。ぜひとも皆さんお誘い合わせの上、ご参加ください。
 なにとぞよろしくお願い申し上げます。

大雨に関する情報について [第12報]

皆様
お世話になります。RSY浦野です。
山陽災害ボランティアセンターを拠点に活動していた藤田の25日(日)の報告で
す。尚、藤田は昨日夜名古屋に戻りました。
11報でもお知らせしたとおり、地元ボランティア・社協・外部支援者らが連携
し、一人ひとりに寄り添ったきめの細かい対応が展開されています。地域ぐるみ
の協力体制が整い、地元主体の継続的な支援の見通しがある程度立っているとい
うことで、名古屋からのスタッフ派遣及び情報配信は、今回で一区切りとさせて
頂きます。
今後は地元の意向に合わせて必要に応じ、復興支援を検討・実施していく所存で
すので、引き続きよろしくお願い申し上げます。
■山陽災害ボランティアセンターの活動状況
・本日のボランティア受付 個人70名 団体10・60名 計130名
・本日の対応ニーズ 28件、完了・継続未発表(ミーティング時)、継続3件、
翌日以降(日付指定ケース含む)14件
※おしぼり班、写真班に加え、駐車場班も設けられた。
■藤田の動き
・おしぼり班(ボラセンへ電話をかけてこられない方のニーズ聞き取りや、被災
者の心のケアが目的)に同行し、中心市街地以外の地域のニーズ聞き取りを行っ
た。(お渡ししたもの:おしぼり、氷砂糖、飲料水、ボラセンチラシ、罹災証明
案内、足湯チラシ)
※足湯隊は昨日と同じ場所(商店街の一角にある屋外駐車場)を拠点にし、足湯
を行った。足湯隊のうち2名も午前はおしぼり班に同行し、午後からは要望の
あったお宅に出張足湯を行った。
■被災地の様子
・大きな家具の運び出しなど、人手のたくさんいる作業は大方終息に向かってい
る模様。現在は畳・床下を乾かしているお宅が多い。
・とにかく暑いので、日中は昼寝や作業をお休みになっているお宅が多い。
・ボランティアの手を必要とする作業ではなく、細かい箇所を自分のペースでぼ
ちぼち行っている様子。
■現場で聞いた声
(70代女性)
体の色んなところが悪く、病院のはしごをしている。
(50代女性)
この水害で地域の結束力が高まり、隣近所のことを気にするようになった。災害
は来てほしくないけど、いいこともあると思った。
(60代男性)
断水時期は泥で汚れたものを洗えないことが困った。
去年の水害でも浸水したので、今までで合計で3度畳を入れ替えた。
昨日やっと、割れて外していたガラスを入れることができた。
(70代女性)
今日大工さんに来てもらい、見積もりを取ってもらった。もう畳はやめてフロー
リングにしようと思う。
■感想
・全体的に大分片づけが落ち着いたように思いますが、ニーズ聞き取り最中に冷
蔵後や畳を動かしてほしいとの要望があり、作業を行いました。ボランティア要
請をしなくても、誰かがいけば手伝いが必要なことが出てくるかもしれないの
で、引き続き気になるお宅は時期を見て訪問をすることも必要だと思いました。

大雨に関する情報について [第11報]

皆さま
お世話になります。RSY浦野です。
山陽災害ボランティアセンターを拠点に活動している藤田からの24日(土)の報
告です。
被災地では、足湯ボランティアをはじめ、冷たいおしぼりや飲み物等をもって地
域を巡回する「おしぼり班」が新たに設けられ、地元ボランティア・社協・外部
支援者が連携し、一人ひとりに寄り添ったきめの細かい対応が展開されています。
上記のような地域ぐるみの協力体制が整い、地元主体の継続的な支援の見通しが
ある程度立っているということで、名古屋からのスタッフ派遣は今回で一旦終了
します。尚、藤田は本日の活動終了後、名古屋に戻ります。
今後は地元の意向に合わせて必要に応じ、外部支援者として可能な後方支援につ
いて検討・実施していく予定です。
■山陽災害ボランティアセンターの活動状況
・本日のボランティア受付 個人59名 団体16・162名 計221名
・本日の対応ニーズ 43件、完了40件、継続3件、翌日以降(日付指定ケース含
む)13件
※本日よりおしぼり班(ボラセンへ電話をかけてこられない方のニーズ聞き取り
や、被災者の心のケアが目的)、写真班を新たに設けた。
■藤田の動き
・足湯会場設営準備
・足湯チラシ配り
・出張足湯に同行(西下津地区、保健センター)
■被災地の様子
・瓦屋をはじめ、昨日に比べ様々な業者が現場に入っている様子が多く見受けら
れた。
・土曜日ということもあり、離れて暮らすご家族・親戚の応援があるお宅も多い。
・作業が段々と落ち着いてきたという声も多く聞かれる。
■現場で聞いた声
(50代女性)
家は壊すことになるからいいんだけど、物が多くてね。整理するのが大変。
(70代女性)
浸水でボイラーが壊れたからお風呂も使えなかったけど、今は入れるようになっ
たよ。
(70代女性)
ずっと休みなしだったから足がパンパン。
(80代男性)
被災当日は一気に水が入って来たけど、ひくのも早かった。プロパンガスの容器
が浮いた。
(50代女性)
カーテンについた泥が何度洗っても落ちない。
(50代女性)
足がむくみ、赤い腫れものができていたが、薬をもらってだいぶよくなった。
被害の大きかった商店街には小中学生がいる家が少なく、お年寄りが多い。ずっ
と熟睡できなかったけど、昨日はよく眠れた。
(50代男性)
一通り片付いたと思っても、家具の裏など細かい箇所をやりだすときりがない。
ボランティアさんが帰られた後も作業をやっている。日が昇ると暑いから、朝6
時~夕方6時頃まで行っている。
■感想
・清掃や片づけの最中のお宅も多いため、作業のキリがつかず、外に行く余裕が
ないとおっしゃるお宅もありますが、昨日・今日とチラシを配布した方の多く
は、足湯にいらっしゃり、「気持いい~。」「体が楽になった。」と満足して帰
られた様子。(2度お越しくださった方もいらっしゃいました。)足湯隊の訪れ
たタイミングがとてもよかったのではないかと感じました。
・久しぶりによく眠れたという声を、被災された方からもスタッフからも耳にし
ました。心情的にもだんだん落ち着いてきているように感じました。
・足湯について、25日は今日と同じ場所(商店街の一角にある屋外駐車場)を拠
点にし、中心市街地から少し離れた地域に出張で足湯ができるよう、足湯メン
バーと調整したいと思っています。また、地元の方に伝承できるような仕掛けが
できればと思っています。そのためには、ボランティアの学生を引率してきた先
生や社協の職員さんに実際に体験してもらい、よさを実感してもらえたらと思っ
ています。中心市街地以外の場所でも足湯を体験してもらえるよう、25日(日)
は出張足湯組を今日よりも充実させる予定です。

大雨に関する情報について [第10報]

皆さま
お世話になります。RSY浦野です。
山陽災害ボランティアセンターを拠点に活動している藤田からの23日(金)の報
告です。
■山陽災害ボランティアセンターの活動状況
・本日のボランティア受付 個人28名 団体32・167名 計220名
・本日の対応ニーズ 45件、完了39件、継続6件、翌日以降(日付指定ケース含
む)17件
※土日にかけて、近隣の学生たちから参加希望の連絡が多数入ってきています。
■藤田の動き
・足湯開催場所(屋外駐車場にテントを設置)の下見、所有者への挨拶、足湯チ
ラシ作成。
・地元のボランティア連絡会会長Mさんとともに、被害の大きかった商店街で、
足湯チラシ・おしぼり・飲料水・氷砂糖を配布。
■被災地の様子
・石灰をまいた家が目立つようになってきた。
・乾燥しており、砂埃も多い。
・家の中のものがほぼ出され、風通しをよくしているお宅が多い。
・玄関や窓の設置・修復などを行う業者の姿がチラホラ見られ始めている。
■現場で聞いた声
(60代男性)
ずっと休みなしだから、もう疲れはピーク。足湯はありがたい、是非行かせても
らうよ。
(70代女性)
力仕事は全部ボランティアさんがやってくれた。本当に助かった。
(70代女性)
精神的に参っているので、まだ出歩く気にはならない。
(70代女性)
うちも息子夫婦が住んでいる地域も被災したから大変だった。
(70代男性)
冷蔵庫も洗濯機も全部水に浮いて流れて行った。洗濯機は新調したばかりだった
のに。
■感じたこと
・商店街で足湯のチラシくばりをボラ連会長のMさんと行ったことで、顔見知
りの方が様々な話をしてくださった。その中にはいら立ちや対応への不満も含ま
れていたが、やはりそれは顔を知っているという安心感から出たものなのだと感
じた。
・被災者の不満やいら立ちが出てきている今、明日の足湯がちょっとでも一息つ
いて頂ける場所となるよう、準備を進めていきたいと思う。

大雨に関する情報について[第9報]

皆さま
お世話になります。RSY浦野です。
山陽災害ボランティアセンターを拠点に活動している藤田からの22日(木)の報告です。
尚、真宗大谷派研修委員会メンバーと共に、広島県庄原市入りをしていた大谷は昨日名古屋に戻りました。
また、24日(土)~25日(日)に神戸大学の救援隊メンバーが「足湯ボランティア」としてかけつけてくれます。若い学生さんたちとの語らいや足湯は、今まで頑張り続けた体を休め、ホッと一息つける空間としてきっと被災地の皆さんに喜ばれることと思います。
藤田は本日より、地元の民生委員やボランティアグループらと共に、足湯の横でお茶を飲んでゆっくり話ができるスペースを併設できるよう調整しています。
■山陽災害ボランティアセンターの活動状況
・本日のボランティア受付 個人28名 団体18・133名 計161名
・本日の対応ニーズ 55件、完了および継続42件、持ち越し13件
※地元企業からのまとまったボランティア支援が入り始めたため、ニーズ対応がスムーズに回り始めた。
■松田・藤田の動き
・冷たいタオルを被災宅に配布する活動が好評だったため、「タオル班」として位置づけ、継続的な支援につなげられるよう地元社協らと検討。
・介護保険利用者等、要援護者を優先して配布するべきかと相談するも、「利用者さんはヘルパーさんが回っていて、ほとんどが一時的に施設に入居しているので問題ない。むしろ利用者じゃない方が心配なのでローラー作戦がいい」とのことで、人員が集まる土日に向けて準備をしていくことで合意した。
・地元ボランティア3名(民生委員2名、視覚障がい者のための音訳ボランティアグループ1名)らとともに冷たいおしぼりづくり(氷水を張った桶の中に、タオルをつけて軽くしぼり、袋詰めしていく)を行い、社協職員2名と共に、下津・石鞘地域のお宅に訪問し、冷たいおしぼり・飲料水・氷砂糖を配布した。
■現場で聞いた声
(40代女性)
片づけても片づけても終わらない。2tトラック4台分も回収してもらったのよ。
(70代男性)
畳が濡れてしまったから、板から全部自分で張り替えたよ。
(70代女性)
もうぐちゃぐちゃ。お父さんはなんとか元気だけど、私はくたびれちゃった。
(50代女性)
昨年も地下室が浸水したが、今年は床上まで水が来た。
(ボランティアさん・当日の話)
豪雨時は旧小野田地域で会合をやっていた。洪水警報が出ていたのは知っていたが、いざ帰ろうとしたら、通行止めのため厚狭周辺から参加していた人が帰ることができなかった。市の防災メールに登録しているが、メールが来なかった。
(ボランティアさん)
住んでいる地域で、ゲートボール大会が延期せず予定通り開催された。同じ市内でありながら、被害の様子を知らない・無関心な人もいるんだと思った。
■感じたこと
・町中(商店街付近)へのボランティア支援は豊富だが、少し離れた地域だと支援の手が薄くなるため、格差があると感じた。
・そろそろ片づけの目途が立ち、気を張っていた状態がとけ、どっと疲れが来る時期だと思うので、足湯は絶好のタイミングだと思う。落ち着いてお話ができたり、ご近所同士が集えることによって、少しでも心が落ち着く場所になればいいと思う。
・「こんなの初めて」という声と「でもここらは浸かるのに慣れている」という声が混在している。よく水につかる地域でありながら、ここまでの規模になるのは初めてだった。
・県の災害対策本部が本日で解散、ゴミ収集が27日までと決定。被災者の声に焦りが見受けられる。
・あの日以降、雨が全く降っていない。物を乾かすうえではラッキーだが、被災者の疲労も収まることがない様子。冷たいおしぼりは飲み物より、ひとりひとりの顔をやわらげる。

7月22日ボランティアDAYの報告

みなさま
お世話になっております。
7月22日(木)、10時30分からボランティアDAYを行いました。内容は前回に引き続き岐阜県瑞浪市陶(すえ)町よりいただいた陶器の洗浄作業です。ボランティアさんに協力してもらい総勢3名で活動しました。
そこでご紹介したいのが、名古屋みなとボランティアネットワークの羽深さんです。ボランティアDAY以外でも事務所にお越しくださり、たくさんお手伝いいただいています。なかでも、こん包作業は職人技で、羽深さんにきていただく日はいつもよりずっと早く作業が進みます。また、いつも美味しい野菜をいただいたり、楽しくお話しながら作業ができるので、お手伝いいただけるありがたさに日々、感謝をしています。
お手伝いいただきありがとうございました。
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大雨に関する情報について[第8報]

皆さま
お世話になります。RSY浦野です。
山陽災害ボランティアセンターを拠点に活動している松田・藤田からの21日(水)の報告です。
■山陽災害ボランティアセンターの活動状況
・本日のボランティア受付 個人44名 団体8・55名 計96名
・本日の対応ニーズ 59件、完了32件、持ち越し36件。
■松田・藤田の動き
午前の活動から戻ってきた救護班(山口県看護協会)の看護師さんと話をする中で、看護師の方々が詳細に現場の情報をつかんでいることがうかがえ(おおよその家で畳上げと家具だしは終わっているが、細かい食器などを洗うのはまだこれからだ、など)、午後からの活動に同行させてもらうことにしました。
看護師さんたちは活動中のお宅を訪ね、うがい薬、冷たい飲み物、おしぼりを渡して、様子をお聞きしたり、作業中の方にマスクを配り歩いたりしていました。おしぼりを首に巻いた被災者の方々の表情の変わりように驚きました。そして落ち着くとともに、次から次へとこれまでの状況をお話しされることがよくわかりました。
地元社協とこれまで松田が被災地を歩き、撮影した写真と被災者の方の言葉を共有し、その後、地元社協と共に再び冷たいおしぼりを配布する活動に参加しました。被災された方に非常に喜ばれたため、地元ボランティアらによる継続的な活動に繋げられるよう調整していければと思います。
中日本氷糖株会社がご提供下さった氷砂糖の一部は、22日にタオル班の活動の中で一緒お渡ししたいと思います。
■被災地の様子
・大きな家具はあらかた片付いているが、家の細かいものはまだ泥だらけ。掃除はこれから。
・夜は保健センターで寝ているという被災者の高齢女性に出会った。彼女に よると、1階と2階にわかれて数世帯がその避難所を利用しているとのこと。
■現場で聞いた声
(70代女性)
夜は保健センターに寝にいっている。ベッドの枠が泥だらけのため、これをきれいにするまでは、家で寝られない。
(40代男性)
(看護師さんから冷たいおしぼりを渡され)「気持ちいい~」
(60代女性)
色々な方に協力していただいて、本当に感謝しています。
→手渡した氷砂糖を喜んで受け取ってくださいました。
■感じたこと
・ボランティア活動が終了する15時を過ぎたあとも、お一人で作業を続けるお年寄りを見かけ、キリがつかないのだと感じる一方、お体が心配になりました。
・日々の疲れや水害で電話機が壊れるなど、自ら助けを求められない方に対しての対応が今後も必要だと感じました。

大雨に関する情報について [第7報]

皆様
お世話になります。RSY浦野です。
山陽災害ボランティアセンターで活動している栗田・松田からの7月20日の報告
です。
■今後のRSYスタッフの動き
・栗田:20日(火)~21日(水)午前で活動終了
・松田:~22(木)まで
・藤田:21日(水)に松田と合流、引き継ぎ後~25日(日)まで
※いずれも山陽災害ボランティアセンターを拠点に活動
・大谷:22日(木)~23日(金)まで
※真宗大谷派研修委員会メンバーと合流後、広島県庄原市にて活動
■中日本氷糖株式会社から「なつかしの氷砂糖160g」が被災地へ提供されました。
今年6月9日、中日本氷糖株式会社とRSYが締結した「災害救援・復興支援の協
賛に関する協定書」に基づき、現地へ向けて「なつかしの氷砂糖160g」1000袋を
発送して頂きました。名古屋大学医学部教授の植村和正先生によれば、氷砂糖は
「疲労回復・口やのどの渇きを潤す・精神安定の効果」が期待できるとのこと
で、心身ともに疲労がピークに達している被災地の皆さんの元気づけの一助にな
るであろうと思います。
※協定についての詳細は下記RSYブログをご覧ください。
コチラをクリックして下さい

■山陽災害ボランティアセンターの活動状況
・本日のボランティア受付 個人66名 団体6・46名 計112名
・本日の対応ニーズ 61件、完了34件、持ち越し27件
■被災地の様子
・ざっと5割程度が片付いたといった状況です。家具等を屋外に出し、畳を上げ
るまでの状態になっています。市街地は土砂災害ではないのが救いです。
・床上浸水の世帯数が修正され、約600から345になりました。重複と非住家もカ
ウントしていたとの理由です。今日までボラセンは約170のニーズに対応してき
ましたから、高い割合でボランティアが入っていることになります。
・山口県看護協会から6名の応援を受け、現場で活動するボランティアや被災者
のためのおしぼりとお茶の提供がされています。
■松田・栗田の動き
・午前中、松田はボランティアセンター総務班の電話受けを手伝いました(ス
タッフが不足していたため)。栗田はその間に現場を巡回。その後、センター長
や山口県社協とのミーティングを経て、センター長らとともに、上流の集落を訪
ねました。昨日訪ねたお宅は「今日は休み」と休んでおられました。一方、町
なかに比べて対応が遅れたことへの不満など、厳しい批判として聞く場面にも立
ち会いました。
・午後、地元のボランティアAさんが、友人で足の悪い被災者の方を訪ねるのに
同行しました。その後、昨日通行止めで入れなかった河口の集落のおうちを訪ね
ました。
■現場で聞いた声
・(独居女性)
(断水の間2日間お弁当の配給が役場からなされたが)私は知らなかったから一
度しか受け取ってない。家から出られないからボランティアのことも何にもわか
らない。
・(70代女性・町なかから離れた集落)
片づけたいけど、暑くて疲れてもう何も考えられない。ボランティアに指示する
のもいやだから、お父さんとぼちぼち片づける。(お食事召し上がってますか?
との質問に)胃も手術したし、何も食べていない。お父さんは氷砂糖好きだから
よかった。これ懐かしいわね。
・(ボランティア作業を終えた地元民生委員のグループ)
久しぶりに体を動かして、地元の人の役に立って充実していた。明日も参加しよ
うか。
※その他、「気に留めていただき本当に感謝」「(玄関先でへたり込み)あー、
疲れた」「(冷えたスポーツドリンクを口に含んで)あー、おいしい」「ぼちぼ
ちやるしかないね」・・・などの声が聞かれました。
■松田所感
・連日の作業で被災者の疲れがピークに達しつつある。昼を過ぎると家の中に閉
じこもる世帯も多くみられます。
・水は復旧したというものの、飲む気にはならず水分はペットボトルに頼る世帯
も多い。沸かした麦茶などあれば喜ばれるだろうという気がしました。
・合併した市のなかで、被災していない地域との状況の格差が大きいようです。
一方で、参加したボランティアは地元民生委員、グループ等も多く、助け合いの
仕組みが残っている地域なのだと実感しました。
■栗田所感
・昨年の防府市の経験も生かされ、山口県社協の果たされた役割は甚大だと感じ
ました。
・特に被災者の疲労感が際立つ時期だと思います。もう1週間程度(この週末ま
で)が踏ん張りどころだと思います。
・何人かの生の声をお聞きすると、ボランティアに頼まれることを躊躇されてい
る方や本当に疲れきっている方(特に高齢者世帯)が見受けられました。また
「助けて」と言えない方々を含め、潜在ニーズをどう見出し、必要な支援を届け
られるかが課題だと考えます。
・公民館や広場での「休憩所」やワゴン車を活用した「移動休憩所」などを設
け、被災者の方がちょっと一息つける場があれば、いろいろな話が聴けると思い
ます。また、被災者は堰を切ったように話され、それである程度すっきりされる
方もおられます。さらにはこうした会話の中で、「まだあのお宅が心配」といっ
た情報も得られるかもしれません。できれば、顔の見える地元社協職員が、数時
間でもこうした場にいれば、取り残される人がいなくなるのではと思いま
す。(これは夜のミーティングでも提案され、早速実施できる体制が検討される
ことになった)

大雨に関する情報について [第6報]

皆さま
お世話になります。
山陽小野田市で活動している大谷と松田の19日(月)の報告をお送りします。
大谷が同行していた真宗大谷派研修委員会メンバー一同は、被害のあった広島市
庄原市入りしました。関連寺院や避難所を訪問した後、今後の活動の調整のため
に同日夜、各々の地元へ一旦戻りました。大谷は体制が整い次第、メンバーと共
に今週中ごろ再び現地入りする予定です。
昨日夜よりRSY代表理事・栗田が現地入りしました。
本日1日の滞在となりますが、現地で抱える課題の解決に向け、松田と共に活動
します。
[19日(月)・大谷報告(広島県庄原市)]
○活動内容:
・西願寺・蓮照寺さんへのお見舞い。
・避難所(庄原市西城公民館)に物資を届ける。
 タオル 1000枚
 バスタオル 30枚
 お茶、水 48本
 ウエットティッシュ 1箱150枚入り×24個
・避難所生活をされている門徒Kさんと共に許可証取得の上、一部立入禁止区域
に入ることができ、状況確認を行う。
○被害状況:
・西願寺→被災門徒 2世帯、蓮照寺→被災門徒 12世帯
※これ以外の方は曹洞宗
・避難所には約70人が暮らしている。
・被害の大きい地区(一部立入禁止区域)→大川(おおと)地区
・土石流、がけ崩れの被害が大きい。山が崩れているところが何か所もある。
・田んぼが浸水
・車が流されている
・電信柱が全て倒れている。中には真っ二つに折れているものもある。
・大量の泥、木が道の両端に山積みになっていて、かろうじて車が通れるような
状態。
・木が根こそぎひっくり返っている。
・お墓は倒れていない。
・数局の報道も入っていたが、立入禁止区域に入るのにかなり苦戦していた。
○Kさんに伺ったお話
・16:00頃警察に避難誘導をされた。16:25分に避難勧告が出た。
・避難所生活ではよく眠れていない。いびきなどの音とかの問題ではなく、精神
的なもの。
 よく眠れている人はいないんじゃないかな。だんだん慣れてきたけどね。
・避難所から外に出るのに、いちいち入口に報告しなければいけないのがつらい。
・温かいものは食べれている。昨日は親子丼だった。好きな時にカップラーメン
となども食べられる。公民館に調理室があり、そこで作ってもらえる。
・避難所生活で困っていることというよりも、家の中をどうやって片付けていっ
たらいいかが不安。1,2人でできることじゃないからね。どこから手をつけたら
いいかもわからない。次に雨が降ったら、家ごと下に流されるのではと思う。
・ここは100年近く何の災害もなく、「災害が来ないところ」と言われていた。
まさか自分たちのところにこんな水害が来るとは。
・今日近くの「すずらんの湯」という風呂屋の無料券が配られ、お風呂に入れる
予定。
○感じたこと
・すぐにボランティアが入って、活動し始めることは困難だと感じた。
・今日の大川地区の様子を見る限り、長期戦になるのではと感じた。
・避難住民の精神面が気になった。体力的にも今後どんどんしんどくなっていく
のではと感じる。今後は、避難住民が「話す」ということで少しでも気が楽にな
れるような活動を展開していければと思う。
[19日(月)・松田報告(山口県山陽小野田市)]
「山陽災害ボランティアセンター」センター長(市社協事務局長)らは、自ら
「20分でも」と積極的に現場を見に行ったり、早い段階で地区社協に各戸訪問を
させたり、一番被害のひどい地域にある社協支所にセンター機能を置き「できる
だけセンターを開き続ける」というスタンスでおり、地元に密着したきめの細か
い対応に向けて尽力する姿がうかがえる。
松田は午前中は、独自に資機材を積み、地元ボランティアAさんと宇部のHさん
らとともに上流の集落を訪ねた。上流で困っているのは数軒で、ほとんど親戚ら
の手伝いが入っていた。たまたま一軒で近所の方が一名手伝いに入ったところ
だったので、資機材を提供するとともにそこに加わり、午前中は庭の片づけ作業
を行った。
午後、河口の集落に寄ろうとしたら、堤防の復旧作業が始まっており、その集落
を挟むように一般車両の通行止めが始まっていた。ボランティアセンターでもそ
の集落の立ち入りをガードマンに止められたという声があり、気になったので電
話をかけたところ、「今ボランティアさん10人が来たところ」というところだっ
たので一旦電話を切った。
センター長の話によると、今回ボランティアの受け入れが社協と行政の2ルート
になっており、行政ルートのボランティアがゴミ収集に加わっているとのこと。
その人たちがニーズ要請に関わらず各所を回っているようだ。
■現場で聞いた声
・暑いし疲れた。ボランティアを頼もうという気にもならないが、今日は隣の
 若い方も来てくれたし、あなたがたも来てくれたから思い切って片づけたい。
・昭和26年の大きな水害以来、最近は大きいのがなかったが、昨年、今年と
 2回水害が続いている。でも今年は集落で死にごとがでなくてよかった。(
娘さんを去年の7月に交通事故で亡くしたお母さん。葬式ばかりはいやよ、と
笑っておられました。)
■被災地の様子
・上流、河口ともに離れた集落も徐々に地域社協、行政の目が向き始めたが、
 今後は連日の作業による疲れが心配される。
・山陽小野田市内は12の校区に分かれているが、地域団体の呼びかけにより、
 他の校区から30名ほどの支援があった。センター長は今後もこのような
 地域団体に呼び掛けを続けて行く予定。
・行政の情報が一向に更新されないため、避難所の公表数が減らない。名目上
 開所はしているが、実際に利用している人はいない模様。
 ※まだ完全には確かめられていません。
■感想
・水害から5日、VC開設から3日経ち、8月末豪雨とは違う酸いたにおいを
 感じています。このにおいも被災者をいら立たせる一因だと思う。
 水が出ているといってもきれいではないので、衛生状態も悪くなっている。
・数軒ずつが被災している離れた集落に続けて声をかけていきたい(といっても
 地区社協の目は確実に届いている)
・今のところ、片づけ以後の動きはほとんどわからない。被災者のいらだちが
 募っているのも今なので、タイミングをみながら地区社協等を通じて
 「冷たいお茶(しかもペットボトルでない)」が出せるような場所が作れ
 ないか、社協さんとも相談してみたい。