宮城県七ヶ浜町報告【第225報】3.11メモリアル企画「七ヶ浜 UMI-TSUNAGU 2016」

皆様
いつもお世話になっております。
RSY七ヶ浜事務局 郷古です。

3月13日(日)に七ヶ浜町中央公民館にて3.11メモリアル企画「七ヶ浜 UMI-TSUNAGU 2016」が開催されました。

この企画の主催は、町ではなく「七ヶ浜住民による実行委員会」です。
七ヶ浜町では3月11日に追悼式を行いましたが、
『追悼の気持ちが一番だが、それと同じくらい「起こったことや経験を語り継いで行く」、「様々な出会いから生まれたきずなを大切にする」ということも大事である』
という意見から、住民による実行委員会を立ち上げてオリジナルの3.11メモリアル企画を行う事になりました。
この企画自体は2012年から継続的に行われていましたが、年を重ねるごとに実行委員会への七ヶ浜住民の参加が増えています。今回の企画の打ち合わせは20回を超えています!!!

なにをしたいか?なにを伝えたいのか?ワークショップを行った会議の風景

『自分ができることで恩返しを・・・』
朝10時からのイベントオープンで来場者を出迎えたのが七ヶ浜の漁師であり、ぼっけ倶楽部七友会の代表の鈴木直也さん。
「お世話になったボランティアさんたちに今が旬の七ヶ浜のわかめをたべてもらいたい。ここまでこれたのも本当に皆さんのおかげだと思っている。」というお心から、わかめしゃぶしゃぶコーナーを開いてくれました。ボランティアさんをはじめ、たくさんの町民の皆さんも生ワカメを一緒に食べていました。
漁師からの感謝のわかめしゃぶしゃぶ 

又、今回地元の中学生も企画内にボランティアスタッフとしても参加してくれました。「七ヶ浜のためにできることをやらせてもらいたい」と自分たちが作った防災学習の説明をしてくれました。来場者からの質問にも丁寧な受け答えをしていました。
来場者からの質問へも丁寧に答える中学生


『避難所で食べたカレーはとても心に残っている。一堂集まってみんなで食べたい』
との実行委員会での話から300食以上のカレーを実行委員会メンバーで作りました。
七ヶ浜の漁師さんから茎ワカメや愛知県安城市の皆さんから漬物の差し入れもあり、食の交流の時間も良い時間を過ごせました。参加者同士、思い出話をしたり、始めて会った方々も「カレー美味しいですね」という何気ない会話から七ヶ浜の話になって盛り上がっていました。
愛知県安城市からの漬物を提供しくれた石川さん(右)と七ヶ浜の茎ワカメを提供してくれた渡辺さん(左) 賑わう会場

その後は各種メディアに作成風景から取り上げて頂いた「あの日の僕 七ヶ浜3.11」という防災紙芝居を行いました。町民の声から文章を作成し、事実起こったことを書きとめました。又、題字や紙芝居の色塗りを手伝ってくれたのは七ヶ浜の中学生です。
読み合わせ練習も当日までに何回も重ね、「ここはもう少しおばあちゃんの声っぽく、ゆっくりよもう」、「ここは避難民を誘導する場面だから、当時の事を思い出しながら緊張感が分かるように読もう」などひとつひとつのセリフに心を込めて、読み手に伝わるようにと励みました。
本番も満員、大盛況で、
町内外から「私たちの地区・町でもやっていただけないか」と声が相次ぎました。
読み手の一人であった渡辺さんは「読み手のオファーがあったときは戸惑ったが、自分の経験談も紙芝居の中に入っている。津波から逃げたこと、避難所の事、仮設住宅での暮らし、そして今・・・全てを振り返る機会にもなった。やってみて、作ってみて良かった」と話してくれました。
紙芝居は大勢で見れるようにプロジェクターに映し出した 

 

この企画を通じて思ったことは
1:【七ヶ浜町民の気持ちの土台は「感謝」だということ】
今までメモリアル企画運営補助を行ってきましたが、今年はほとんど町民有志の実行員会で企画内容を精査しています。
「今まで手伝ってもらう立場だったが、皆さんには参加者になってもらいたい。感謝の気持ちを形にして、皆さんとの交流を深めたい」というのが企画がスタートした時に話された言葉です。
企画名である「UMI-TSUNAGU」は『海/生む/あなたとわたしを繋いで』という意味で、実行委員会メンバーで考えた名前です。想いを形にするために実行委員会メンバー各々が動いて、その名の通りの良い企画になりました。

来場者内訳は町民200名、ボランティア200名、実行委員メンバー50名の合計450名を超える

2:【参加者同士で再会を喜ぶ場面が多く見られた。5年経ったなおも繋がり続けていること】
「あぁ~!久しぶり!元気にしてた??また会えたねー!嬉しいね!」
そういった再会を喜ぶ声が至るところで上がっていました。それは住民同士、ボランティア同士、住民とボランティア間、様々あります。
「確かに大変なことが起きて。辛いことも多かったが、悪い事ばかりではない。いろんな人たちと繋がって、楽しい。」という言葉も話してくれました。なんというありがたい、そして力強い言葉なのかと思います。

延8万人のボランティアの支援活動のおかげでプレオープンだが、ついに今年の夏に海水浴が出来るまでになった

来年度の開催はまた実行委員会メンバーの中で、話し合いを行い、決めていく予定です。 

 

宮城県七ヶ浜町報告【第224報】サークルK・サンクス店頭募金贈呈式

みなさま、いつもお世話になっております。RSY七ヶ浜事務局槙島です。
先日、2月27日(土)きずなハウス(RSY七ヶ浜事務局)にてサークルK・サンクス店頭募金贈呈式を開催いたしました。

株式会社サークルKサンクス様、ユニーグループ・ホールディングス株式会社様にお越しいただき、七ヶ浜町の子どもたちや親御さん約50名がきずなハウスに集まりました。

0227贈呈式

昨年8月1日から11月30日までの期間、「東北の子ども達に幸せな笑顔を贈ります」と全国6000店舗以上あるサークルKサンクスの店頭レジ横に設置された募金箱に託されたお金を、レスキューストックヤードに寄託していただきました。

0227贈呈式_目録授与

 そしてきずなハウスに来てくれている皆様に重大発表!
昨年は、「子どもたちが落ち着いて勉強できるスペース」が欲しいとの声から「移動学び舎バスきずな号」を寄贈していただきましたが、今年は“子ども達の居場所作り”として、今回いただいた募金とみんなの家プロジェクトのご協力のもと、七の市商店街跡地に新たにきずなハウスを建てられることになりました!
そしてこの日は特別ゲストとして建築家の方も完成イメージの模型を持ってお話しに来てくださり、子ども達は完成イメージの模型に興味津々です。
0227贈呈式_新きずなハウス発表0227贈呈式_新きずなハウスに興味津々
お散歩がてらお茶っこのみにきてくださる方やボーちゃん焼きを買いに来てくださる方、「宿題してから遊ぶ!」ときずな号で宿題をしてから遊ぶ子たち、学校や学年は関係なく、同じ空間で過ごすうちに仲良くなり遊んでいる子たちなど、毎月延べ1500名が足を運んでくださり、毎日にぎわっているきずなハウス。
「来年はどうなるの?」「ずっときずなハウスはここにあるの?」との声がたくさんあった中、ようやくご報告ができ、保護者の方からも「よかったー」と自然と拍手、笑みがこぼれました。
年内に完成、オープンを目指してみんなの家プロジェクトの建築家の方と一緒に準備を進めてまいります。
0227贈呈式_お菓子プレゼント
最後に、ユニーグループ・ホールディングス様より来場者へお菓子のプレゼントもいただきました。
翌日エコバッグを使ってきずなハウスに来る子も・・・!
0227贈呈式_集合写真
新きずなハウスでは駄菓子、ボーちゃん焼きだけでなく町民交流の場としてどんなことができるか、より過ごしやすい空間作りができるように試行錯誤してまいりますので、今後ともご支援のほど、どうぞよろしくお願いいたします。
完成した際にはぜひ七ヶ浜へ遊びにいらしてくださいね!
【来場者の声】
・きずなハウス残ることになってよかった。今は遊ぶところが少ないから、こういう場所は子ども達にとっても必要。ここにいるのがわかっていると親も安心だしね。(40代女性)
・新しくきずなハウスできて、ずっと残るんだったら高校生になったらきずなハウスでバイトさせて!(小4男子)
・ボーちゃん焼き、これからも食べれるのね。よかった。お土産で持っていくと喜ばれるのよ。だからここで買えるってみんなに宣伝してるからね!(60代女性)

【申し込み締切ました】(3/11~14)宮城県七ヶ浜町支援 ボランティアバス72陣~震災の教訓を学ぶ~

みなさま

お世話になります。RSY事務局です。

当法人が支援を続けている宮城県七ヶ浜町で2016年3月11‐14日にボラバス72陣~震災の教訓を学ぶ~に参加頂ける方を以下の要領で募集致します。ぜひご参加下さい。
前回のボラバスの様子は【コチラ
2016年3月11日で東日本大震災の発災から丸5年が経過します。
宮城県七ヶ浜町では、昨年、町内5カ所に災害公営住宅が完成し、応急仮設住宅からの引っ越しが進んでいます。防災集団移転も全てが造成完了し、高台に真新しい家々が立ち並ぶなど、2015年度は大きな変化があった年となりました。
しかしながら、いい話題ばかりではなく、今後は移転先でのコミュニティ形成や鉄の扉と言われる災害公営住宅内の孤独等の課題への支援も必要となります。
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忘れない。5年後の被災地の現状を自分の目で見ませんか?
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今回のボランティアバスでは、丸5年を迎えた被災地の現状を参加者自身の目で見るだけではなく、住民等との交流会や住民主催の3.11追悼式への参加し、震災の教訓を学んで頂きたいと思います。なお、住民と交流しながらイベント準備等のボランティア活動も行って頂きます。
【現地での主な活動内容・予定】 ※現地ニーズ次第で変更になることがあります。
①   七ヶ浜町をぐるっとツアー
沿岸部、災害公営住宅・防災集団移転先等を回り、被災地の“いま”を見学します。
②   東日本大震災追悼「3.11メモリアル企画 七ヶ浜UMI-TSUNAGU2016」
七ヶ浜防災体験紙芝居・被災体験談シンポジウム「あの日のこと」・高校生からのメッセージ(当時小6)等。震災の教訓を学びます。
【昨年のメモリアル企画の様子】
  
③   七ヶ浜の海の幸を食べて復興応援!
2月中に町内に完成予定の海の駅・七のやで新鮮な海の幸を食べて復興を応援しましょう!※食事代は参加実費負担となります。
④   現地ニーズに応じたボランティア活動
3.11メモリアル企画の準備等のボランティア活動を行って頂きます
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現地コーディネーターが付くので、初めての方・お一人での参加も安心です。
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————————————募集要項————————————————————
【ボラバス72陣 活動スケジュール(予定)】
▼3月11日(金) <愛知県名古屋市>
20:30 RSY事務所・集合
21:00 出発
▼3月12日(土) <七ヶ浜町で活動>
午前:町内ぐるっとツアー・住民との交流会
午後:東日本大震災追悼「3.11メモリアル企画 七ヶ浜UMI-TSUNAGU2016」 前日準備
▼3月13日(日) <七ヶ浜町で活動>
東日本大震災追悼「3.11メモリアル企画 七ヶ浜UMI-TSUNAGU2016」 イベント運営
▼3月14日(月)<愛知県名古屋市>
6:00 名古屋着予定
※地元のニーズに合わせて活動が決定します。活動内容は変更になった場合は本ブログを更新します。随時ご確認下さい。
詳細スケジュールは参加申し込みをされた方へ別途お送り致します
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1.申込締切
【2月29日(月)18:00まで】(定員に達し次第、締め切らせていただく場合があります)
2.募集人員
40名程度
3.応募条件
以下の4つの条件を満たす方
(1) 心身ともに健康な方
※20歳未満のかたは「保護者による参加承諾書」をボランティアバス出発当日までRSY事務局までお願いします。(高校生以上)承諾書はこちらからダウンロードしてください。
(2) 出発場所(当法人事務所:名古屋市東区泉1-13-34 名古屋建設業協会2階)に当日20:30までに来られる方
(3) 帰着後にアンケートにご協力いただける方(今後より良い活動にしていくために、役立たせていただきます!)
(4) 自らの意思で活動に参加し、仲間とともに被災された方々の立場に立って行動ができる方
4.事前説明会について
・日程 3月4日(金)19:00~21:00
・会場 名建協 1階会議室 または RSY事務所 (どちらも、名古屋市東区泉1-13-34)
・内容 RSY活動紹介/ボラバス概要説明/活動内容説明/その他連絡
※ 事前説明会は参加者同士の顔合わせや活動内容の説明を行う重要な場です。
募集定員を越えた場合は、事前説明会に参加頂ける方を優先する場合があります。ご了承下さい。
5.参加費
一般:15,000円(税込)
リピーター:13,500円(税込)
学生:10,000円(税込)
※ 今年度の七ヶ浜行きボランティアバスに参加された方はリピーター割で一人13,500円となります。
6.ボランティア保険
お住まいの市町村の社会福祉協議会で「ボランティア保険」(天災プランBかCを推奨)の加入手続きをしてください。掛金は自己負担でお願いします。
RSYのボランティアバスに参加される方は加入証明の写しを事前説明会の受付でご提出ください。ご持参いただいていない方は加入の有無を問わず参加をお断りします。過去にRSYの七ヶ浜行きボランティアバスに参加されたことのある方でも、年度が変わりましたので改めて2015年度に加入した証明をお持ちください。
7.宿泊に関して
・11日【金】バス車中泊
・12日【土】『旅館御殿場』宿泊
・13日【日】バス車中泊
8.食事に関して
・11日(金)夕食:食事を済ませてご乗車ください
・12日(土)朝食:各自 昼食:各自 夜食:旅館にて
・13日(日)朝食:旅館にて 昼食:各自 夜:各自
※13日(日)夜(名古屋に帰る道中)に銭湯に行きます。この入浴代(610円)と赤字箇所(各自)の食事については参加費に含まれず、参加者実費となりますので予めご了承ください。
9.必須の持ち物
・3月4日(金)事前説明会:ボランティア保険加入証写し
・3月11日(金)ボランティアバス当日:着替え、雨具、防寒具、小分けのバック
※学生の方は学生証をご提示ください。
※防雨対策をしっかりしてください。
※物資等を積み込むことがありますので、荷物はできるだけコンパクトにまとめてください。
10.キャンセル料について
3月4日(金)18:00以降のキャンセルにつきましては、宿泊費を含む10,000円のキャンセル料が発生致します。キャンセルの場合は、お早目に名古屋事務局までご連絡下さい。
11.申し込み方法
コチラからお申し込み下さい⇒【参加申し込みフォーム
※紛失や盗難に対して当法人は責任を負いません。すべての荷物に名前を記入するなど自己管理を徹底してください。
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☆お問い合わせ☆  【RSY名古屋事務所】
TEL: 052-253-7550 (月~金 10:00~18:00)
FAX: 052-253-7552
(件名に「72陣ボランティアバス問い合わせ」と入れてください)
※本年度の七ヶ浜町へ向けたボランティアバスは、生活協同組合連合会アイチョイス様、あいち生活協同組合様、コープ自然派くらぶ生活協同組合様からの寄付助成で運行しています。

【参加者募集】311県外避難者について考えようinぎふ

みなさま
いつもお世話になっております。RSY事務局です。

 

東日本大震災からもうすぐ5年。
東海4県には未だに約2,800人の県外避難者の方々がいらっしゃいます。
避難元や避難先、避難原因(地震、津波、原発事故)、家族関係などにより様々に
異なる避難者の状況は、時間の経過とともにますます見えにくく複雑になっています。

そこでRSYでは、タケダ・赤い羽根広域避難者支援プログラムの助成金を受け、
東海地域の現状の課題や今後の支援などについて考える集いを主催しています。
これまでに愛知県と三重県で開催し、続いて岐阜県での開催が決まりました。

県外避難者の「今」を知り、それぞれの「できること」を持ち寄って支援の輪を広げましょう。
是非ご参加ください。

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311県外避難者について考えようinぎふ
~避難者(移住/保養)の声・支援者の声~
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◆日時:2月28日(日)13:30~16:30(13:15~開場)
◆会場:ハートフルスクエアーG 大研修室
※岐阜県岐阜市橋本町1丁目10-23
※JR岐阜駅から徒歩2分、名鉄岐阜駅から徒歩5分
◆定員:70名
◆内容:
【第1部:避難者の現状や支援について知ろう!】
〇「避難者・移住者の声」を聞く
発表者:東日本大震災により岐阜県に来られた当事者の方やお子さん
〇岐阜県内の各支援団体活動紹介
【第2部:できることを考えよう!】
〇課題共有と意見交換

 

◆お申込み:
こちらからお申し込み下さい⇒【参加申し込みフォーム

※ 東日本大震災により避難または移住されてきている方は、避難元の市町村もお知らせください。
※ 託児をご希望される方は、2月18日(木)までにお子さまのお名前、年齢、性別をお知らせください。
※メール(info@rsy-nagoya.com)、FAX(052-253-7552)でもお申込み可能です。
【代表者氏名】【参加人数】【所属】【電話番号】【お住まいの市町村】をお知らせください。

◇主催/問合せ:認定NPO法人レスキューストックヤード
◇共催 :3.11支援ネットワーク・ぎふ、岐阜キッズな(絆)支援室、光の帯ネットワーク、
NPO法人KIプロジェクト、支援グループ岐阜・手と手、生活協同組合コープぎふ、乳歯保存ネットワーク

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みなさまのご参加・ご協力、お待ちしております。
どうぞよろしくお願いいたします。

宮城県七ヶ浜報告【第221報】サンタが家にやってきた2015

皆さま

いつもお世話になっております。
RSY七ヶ浜事務局郷古です。
昨年は大変お世話になりました。本年もよろしくお願い致します。

去る12月25日(金)に七ヶ浜町社会福祉協議会と協力し、「子どもサンタが家にやってくる」を行いました。
これは仮設住宅やみなし仮設住宅から災害公営住宅や高台移転地へ引っ越しされた皆さんへ町内の子どもたちがクリスマスプレゼントをお渡しする企画です。
子どもたちだけでなく区長さんや子ども会、きずなハウス(RSY七ヶ浜事務所兼)に遊びに来てくれている子どもたちの母親にもご協力頂き、一緒にサンタになって町内を回りました。

子どもサンタ大集合!

サンタは大人、子ども合わせて総勢50名!部屋に収まり切りません!
しかし!町内約200戸の災害公営住宅と約40軒の高台移転に加え、地区避難所を回るというとても壮大なスケジュールなんです!
暗くなる前に全て回ることができるのか!?早速、班ごとに別れスタートです!
きずな号でしゅっぱーつ!

【子どもサンタさんたち】 「ピンポーン!」

【在宅者】 「はーい?」

【子どもサンタさんたち】 「メリークリスマス!サンタです!」
子どもサンタが一軒一軒お宅へ訪問します。笑顔をお届け!
【在宅者】 「はいはいーいきますよー(笑)」 ※事前にこの日に来ることはお知らせしています。

【子どもサンタさんたち】 「良いお年を!お迎えくださいね!」
来年度のカレンダーもお渡しします。

【在宅者】「今年はなんのプレゼントもらったの?私は本当に何十年ぶりにプレゼントをもらったわよ。嬉しいわねー。」


【子どもサンタたち】「ゲーム買ってもらいました!でも、今はプレゼント渡す側になりました!」
笑顔からは自然と会話も生まれます。地域間、世代間交流も兼ねているこの企画は大成功です。

 

喧嘩もせず、学校もクラスも年齢も違うチームもあった中、とても良い雰囲気で回ることができのも「プレゼントと共に笑顔も一緒に届ける」と出発前にみんなで決めたルールを守ったからです。

みんな無事返ってきました。中にはプレゼントをあげたかわりに「お菓子」や「ジュース」・・・・「お年玉」」までもらってくる子も!お互いが笑顔になる素敵な時間になりました。
頑張ったみんなにはサンタから一人ひとりプレゼントがありました!よかったね!
子どもサンタさんにもプレゼントを配布。よくがんばったね!

今回のプレゼントは「うるうるパック」を使わせてもらっています。
また、今回のプレゼントを入れさせてもらった袋は「ブラザー工業」の皆さんから頂いた物を使わせてもらったいます。

 

▼うるうるパックとは?
うるうるパックとは、被災者が必要とする生活物資等を企業等から頂き、ボランティアがパック化した上で、被災地の災害ボランティアセンター等を通じて地元の自治会や民生委員らとともに「お見舞い品」として訪問配付する活動です。この取り組みは、単に被災者に物資を提供するということではなく、これまでの被災者支援の経験に基づく本当に必要な物資であるとともに、被災者一人ひとりが抱える暮らしの課題について直接お聞きすることができます。(過去にうるうるパックを配布した被災地:2005年長野水害、2007年新潟県中越沖地震、2011年東日本大震災)

 

大人も子どもも!サンタさん全員で集合写真!

プレゼントももらった住民の皆さんからは「久しぶりに七ヶ浜にこんなに子どもがいる光景を見たわ・・・嬉しいね!」、「子どもたちの声が聴こえたからつい、外に出てしまったよ。みんな楽しそうでいいねぇ」と喜ぶ声が多く挙がりました。

 

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【サンタボランティアに参加したの皆さんの声】

〇いつもは町の人々とふれ合うことはないし、気軽に「メリークリスマス」なんて言えないからちゃんとできるか心配だったけど、グループのみんなで協力できたし、町の人々も楽しそうにしてくれて良かった。メリークリスマスと声を掛けたら「ありがとう」と返してくれたのでやってよかったなと思いました。
(小学6年生:女の子)

 

〇とても楽しかったです!配り先でプレゼントを渡した時にとても喜んでいたので良かったです。できれば来年もやりたいな~
(小学5年生:女の子)

 

〇公営住宅に初めて行った。平屋の造りで、スロープがあり高齢の世帯に優しいと思った。インターホンの位置が高すぎる気がした。。子どもたちが訪問したことを本当に喜んでくれた。
(40代:女性)

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【主催】レスキューストックヤード
【共催】七ヶ浜町社会福祉協議会
【特別協力】ブラザー工業
【協力】災害ボランティア活動支援プロジェクト会議 

 

宮城県七ヶ浜町報告【第219報】しちがはま展覧会はまのわ~はまのわトーク~

皆様、お世話になります。

RSY七ヶ浜事務局の槙島です。

しちがはま展覧会~はまのわ~報告3

会期後半11/21(土)には「はまのわトーク」として“自分たちの子どもが大人になったとき、どんな町になっていてほしいですか?」というのをテーマにWSを行いました。

波伝谷に生きる人びと

最初に同じ東北の海が身近な町の現状を見て、七ヶ浜についても考えるきっかけとなれば、ということで監督の我妻和樹さんにもお越しいただき、南三陸を舞台としたドキュメンタリー映画「波伝谷に生きる人びと」ショートバージョンを上映。

今回は七ヶ浜のことを思う20代から子育てをするお父さん、お母さんたちが集まり、2つのグループに分かれてまずは「七ヶ浜ってどんな町?」について、意見交換をしました。どちらのグループも

・地元意識が強い

・地区(浜)ごとの色が強い

・いい意味でのライバル感

・人と人のつながりが深い、義理堅い人が多い

 

など“人”との繋がりについての意見が1番最初に出ました。そして

 

・自然がいっぱい、暮らしやすい町

・海の音が聞こえる、静かでいい町

 

という七ヶ浜の自然、生活環境について。

 

・海の幸がたくさんあっておいしい

という声ももちろんあがってきましたが、住んでいる地域によって異なり、「漁業は盛んだし、ボッケは有名だけど漁師さんとのつながりもないから食の部分であまりぴんとこない」という率直な意見もありました。

はまのわトーク意見交換

色々な意見が出た後、 グループごとに1つ「どんな町にしたいか」まとめました。

 

・いいイベントがたくさんあるのに知らないことが多い、情報が伝わってこない→情報がしっかり伝わる町

・住んでいる人たちが楽しそうに見える町→地区ごとの個性をもっとアピール、一人ひとりがいいところを紹介できる

 

そしてそのために「七ヶ浜の持っている魅力を知る町歩きのWSとかおもしろそう」「その時にゴミ拾いとかもできたらいいよね」など、町のいいところ悪いところを再認識することはもちろん、もっと七ヶ浜の魅力を町民自身が楽しみながら知り、町のことを考えられるような企画をしよう、と今後の動きに繋がる意見やアイディアもたくさん出ました。

11/21はまのわトーク

今回は写真や作品を展示して「七ヶ浜の魅力を改めて感じたり、楽しかった思い出話をたくさん聞きたい、そしてそれを子どもたちにも伝えたい」ということで、展覧会を開催しましたが、このWSで出たいアイディアを実際に1つみんなでやってみよう!と実行委員会のお母さんたち、若者たちは張り切っています。

「しちがはまのわっか、つながり。子どもたちへと繋いでいく」そんな意味をこめた「はまのわ」

これで終わりではなく、今後一人でも多くの方が「七ヶ浜っていいところでしょ!」と感じ、大人から子どもへ、町内はもちろん町外の方々へ魅力を伝えていくために、町民の方々と一緒に活動していければと思っています。

《参加者の声》

・うちは親戚が漁師だったり、じーちゃんがさばけるから魚はよく食べるし、ボッケは季節になると必ず食べていて当たり前だと思ってたけど、「あまりぴんと来ない」という意見を聞いて、驚いた。せっかくの名物、みんなが身近に食べれるようになればいいのにね(40代女性)

・今まで当たり前に暮らしていてあまり七ヶ浜について考えたことなかったから、今回こうやって考えることができてよかった。若い人達がこんなに考えてくれているんだから私たちも頑張らないと(40代女性)

・仲間だけで話すのではなく、違う世代の方とこのような話をできたのが良い、煮詰まることがなかった。こういうのがやりたいっていう素直な意見が出た(20代男性)

宮城県七ヶ浜町報告【第218報】しちがはま展覧会はまのわ~オープニングイベント

皆様、お世話になります。

RSY七ヶ浜事務局の槙島です。
2015年11月7日(土)~29日(日)まで、七の市商店街102号室を会場に しちがはま展覧会はまのわ を開催いたしました。
しちがはま展覧会~はまのわ~報告2

オープニングイベントとして11/8(日)に今回展覧会にご協力いただいた画家古山拓さんをお招きしてのトークイベントを開催しました。

今回お呼びするきっかけにもなった1冊の画集、「七ヶ浜小さな旅ー灯台のある町」を作った経緯、七ヶ浜出身の大学生との出会い、七ヶ浜への想いなどをおはなししていただきました。

七ヶ浜小さな旅

古山さんがはじめて七ヶ浜町にスケッチで訪れたのは2008年。

ある時期、仕事が立ち行かなくなった時に「灯台をモチーフにスケッチ紀行を描いてみようか…。そういえば隣町の七ヶ浜に灯台があったはずだ。道がそこから開けるかもな…。」と、思ったところから始まったそう。

古山さんはまのわトーク

なぜ、七ヶ浜だったのか?

「海水浴で馴染みがあったことと、住まう仙台から一番近い灯台がある町、という、いたって単純な理由。ところが、訪れると七ヶ浜は、描くのが楽しくてたまらない、そんな港があちこちにある町だった」と古山さん。

そして2011年の東日本大震災、七ヶ浜町の港や浜は津波にのまれました。

古山さん自身も震災でお仕事も打撃を受け、立て直しに奮闘されていた時、ご友人が出品を促してくれたのが全国のアーティストに「自分の好きな町」を「手作り本」で紹介してもらおう、というアートプロジェクト。その時に製作したのが「七ヶ浜小さな旅-灯台のある町」でした。

のちに700冊限定で自費出版され、七ヶ浜の方々や、震災復興支援で七ヶ浜入りされたボランティアの方々の手に渡りました。その中の一冊が私たちの手元にも届き、本展覧会への実現に結びつきました。

更にこの1冊が、学校の課題のために資料を探していた七ヶ浜出身の建築を学ぶ大学生の手元にも渡りました。

「今は地元を離れているけど、地元のことを想う面白い子だよ」とのことだったのでご紹介いただいて実行委員会に入ってもらい、古山さんの作品に合わせた優しい雰囲気にするための照明のしつらえなど、空間コーディネートをしてもらいました。

平時の会場の様子あゆみちゃんと古山さん

そんな素敵なつながりについて、そして来場者の方と作品を眺めながらポロポロとこぼれる思い出話も聞くことができました。

「画集の役割も終わったのかな、と思っていた。」とおっしゃっていましたが、出版されてから3年経った今、この1冊と出会い、そのおかげで私たちは七ヶ浜を想う地元の若者にも出会うことができ、町民の方々と一緒にこの展覧会を開催することができました。

古山さんは「旅をするのが好き。」「絵を描くのは旅をするのと似ていてスイッチを切り替えて、町や見慣れた風景を見直せる」とおっしゃっていましたが、絵を見る方も同じように自分たちの町を少し違う角度から見て、思い返してもらえたら・・・

菖蒲田浜の漁港の灯台、吉田浜の風景の2点はきずなハウスに飾ってありますので、ぜひみにいらしてください。

《来場者の声》

・こんな風に七ヶ浜の良さを残してくれて、嬉しい(70代女性)

・今はもうなくなってしまって観られない景色をこうやって見られると思わなかった(70代女性)

・昔この海岸で貝や海草を取って遊んだけど、堤防ができてしまったからね(80代女性)

・地元じゃなくても思い入れがあって、七ヶ浜のためにこうやって動いてくれている人がいることが嬉しい。もっとたくさんの人に見てもらいたい。どこかいつも飾って観られる場所があればいいのに。(50代男性)

 

 

 

宮城県七ヶ浜町報告【第217報】しちがはま展覧会~はまのわ

皆様、お世話になります。

RSY七ヶ浜事務局の槙島です。
2015年11月7日(土)~29日(日)まで、七の市商店街102号室を会場に しちがはま展覧会はまのわ を開催いたしました。
しちがはま展覧会~はまのわ~報告1

はまのわチラシ

震災から4年半が経過し、沿岸部の復旧工事・高台造成が進み、町も復興期の街づくりを見据え、動きだしています。

5年を迎える今こそ「町民自身が七ヶ浜の古きよき歴史・文化・伝承などに改めて触れることで町民自身が町の魅力を再確認してもらいたい。そして、今後どんなまちにしたいのか、未来の子どもたちに何を残したいのかなど、今一度考えてもらいたい。」という想いから、町民主体で実行委員会を立ち上げ、準備・開催いたしました。

この展覧会は、七ヶ浜の昔の写真や象徴的な場所の写真、新聞記事、のほかに、仙台在住の画家古山拓さんが描いた七ヶ浜の作品を展示しました。

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観光マップには書かれていないかもしれないけれど、暮らしの中にある当たり前の風景も七ヶ浜の魅力。

昔から七ヶ浜に住んでいる人にも、最近越してきたという人にも、ボランティアで七ヶ浜を訪れる人にも、七ヶ浜のこういうところが良いんだよなあ…というものがなんとなくはあるのではないでしょうか。

展示を見ていただいて思い出すこと、七ヶ浜のすきなところをご来場いただいた皆様に付箋に書き残してもらいました。

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それをみんなで分かち合い、これから七ヶ浜で育っていく子どもたちにも伝えていきたい、そして子どもたち自身にも自分の暮らす町を見つめてもらいたい、という想いから始まった展覧会です。

会期中には商店街に買い物に来た方、 古山さんの作品があると聞いて七ヶ浜を訪れてこられた方、大人だけでなく、子どもたちも覗いてくれました。

七ヶ浜と言えばややっぱり漁業!ということで、町内の写真の他に昔の漁師さんの写真や漁具も展示していました。

当時の日本はまだ白黒の写真ばかりでしたが、高山に住んでいた外国人の方が撮っていたため、カラーで残っていた昭和20年代の漁師さんの仕事姿の写真。

展覧会に見に来る子どもたちや大人もたくましい体に「かっこいいねー」と眺めていましたが・・・

昭和20年代漁師さん

「この1番手前で船ひいてるの、うちのじーちゃん!この人!」と偶然にもご本人とご家族がいらっしゃったのにはビックリ!

昔は今のようなウエットスーツもなかったため、ふんどしで海に潜っていたそうです。

そして「この頃の写真は残ってないし、まさか見れると思ってなかった」と、とても喜んでくださいました。

ご本人ご来場!

当初23日(月)で終了予定でしたが、ご好評につき1週間延長し、より多くの方にご来場いただくことができました。その中で「今まで当たり前に暮らしていたから考えたことがなかったけど、自分の町について考えるいい機会になった」という声も多く聞かれました。

この展覧会で終わりではなく、これからも町民の方に寄り添いながら、私たちの立場だからこそできることは何か、しっかり見つめながらお手伝いしていきたいと考えています。

《来場者の方の七ヶ浜の思い出》

76歳まで現役でアワビのもぐりをしていた。漁港の前に住んでいたから、灯台の明かりが消えないように見張る海守もやっていた。(80代男性)

・大潮になれば、アサリ、海苔たくさんとれっから、潮引く時間も調べて行ってね。朝学校行く前に行ったりもしてたな。足できゅっきゅってすると蛤だって出てきたんだよ。(70代女性)

・亦楽小学校の木造校舎が懐かしい。2年生の時、高学年になったらコンクリートの校舎にいけるのが楽しみだった。(40代男性)

・吉田に獅子舞が来て、おばあちゃんとおにいちゃんと一緒に頭をかじってもらってうれしかった(小学生)

 

年末年始の事務所閉所のお知らせ

皆様
お世話になります。RSY事務局です。
年末年始に伴い、RSY事務所を下記の期間閉所させて頂きます。
ご不便をおかけ致しますが、何卒よろしくお願い致します。
本年も大きな災害の年となりました。
9月に発生した台風18号による被災地では、年末になって避難所生活から、
新生活に向けた準備段階に移りつつありますが、思うように進んでいなくて、将来への不安を訴える方々がいらっしゃいます。
RSYでは、少しでも支えとなれるよう、直接/間接の支援を継続しています。
元旦には、熱田神宮近辺で恒例の「元旦募金」も実施致します。
ボランティア、募金の協力、いずれも大歓迎ですので、引き続きご協力をお願い致します。
文末にご案内を添付致しますのでご覧ください。
それでは皆様もお風邪など召されぬよう、十分にご注意下さい。
本年も皆様のご支援・ご協力で多くの活動を実施することができました。スタッフ一同、心より感謝申し上げます。
来年も何卒よろしくお願い致します。
○名古屋事務局閉所期間
12月29日(火)~1月3日(日)
○七ヶ浜事務所閉所期間
12月28日(月)~1月4日(月)
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元旦募金
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・日時/2016年1月1日(金)①10:00~12:00②13:00~15:00
     両方参加、どちらかの時間帯、途中参加も大歓迎です。
・場所/熱田神宮東門入口前(名鉄/神宮前駅西口より徒歩1分)
・集合/基本は現地集合とします。
・内容/東日本大震災、関東・東北豪雨支援活動募金
・連絡先/090-5000-8386(RSY林)
参加を希望される方は、下記をRSY事務局(info@rsy-nagoya.com)までご連絡ください。
当日飛び込みも大歓迎ですが、ご一報いただけると幸いです。
①お名前:
②連絡先(できれば携帯電話):
③参加時間:10:00~12:00 / 13:00~15:00 / 両方参加
④参加人数(代表者が申込む場合):
※大雨・洪水・暴風・大雪いずれかの警報が出ていたら中止とします。
熱田神宮で新年のご挨拶ができることを心より楽しみにしております。
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募金・寄付振込先
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銀行・郵便で募金・寄付を賜ります。

●郵便振替
00800-3-126026
加入者:特定非営利活動法人レスキューストックヤード

●銀行振込
三菱東京UFJ銀行 本山支店/普通3505681
口座名義:特定非営利活動法人レスキューストックヤード

ゆうちょ銀行(銀行コード: 9900)
支店(名称: ゼロハチキュー  支店コード: 089)
口座番号: 当座 0126026
口座名義:特定非営利活動法人レスキューストックヤード

みなさまのご協力お待ちしております。よろしくお願いいたします。

【第211報】きずな号で七ヶ浜を学ぼう!第3弾!はぜ釣りをしよう!

 

みなさま、お世話になります。RSY七ヶ浜事務局槙島です。

今年も海開きがされず、防潮堤等の工事中のため、まだ「海は危ない」とされていますが、七ヶ浜の魅力といえばやはり海!と町民は声を揃えます。

町内の子どもたちが実際に七ヶ浜の海に触れ、様々な経験をする中で自然の大切さ・自分の町の魅力を再認識してもらうきっかけになれば、と

今年5月から始まった「きずな号で七ヶ浜を学ぼう!」、先日10月10日と17日、2週に分けて第3弾「ハゼ釣りをしよう!」を開催しました。

 

今回で3回目ですが募集が始まると毎回参加してくれる子はすぐに申込をしてくれて、3回目となれば自分の釣竿を持って参加する子も・・・!

この企画を通して釣りをするようになって、自分で竿を買って、お父さんやおじいちゃんと釣りに行くようになった子もいました。

そして回数を重ねるごとに、七ヶ浜町の中学生や20代の若者等がボランティアで運営のお手伝いをしてくれるようになってきました。

10.17オリエンテーション

漁港に行く前のオリエンテーションもリピーターの子のおかげでスムーズです。

約束事やグループ分け、自己紹介をしたらさっそく漁港へ!

師匠としかけ作り

今回もグループに分かれて師匠に教わりながらしかけ、えさをつけられた人からスタート!

すぐに、「釣れたよー!」とあっちからもこっちからも。 

10月は釣りするにはもってこいのいい季節だと言われていたので子どもたちもワクワクしながら、じっと待ちます。

魚が来るのをじーっと待って・・・10.1010.17

企画名のとおり、ハゼが釣れるシーズン。岸壁からでも少し小ぶりですが釣れました!

お正月の仙台雑煮は具沢山で有名ですが、そのお出汁はハゼでとるのが東北風。

ハゼを焼いて干して・・・年末になるとデパートでは必ず売られているし、とても高価なもの。東北ならではのご馳走なんです。

そんなおはなしも聞いて、楽しく釣っただけでなく少しお勉強もして。

進水式進水式

10日はなかなか見れない新しい船のお披露目、進水式でたくさんの人が漁港に集まっていました。みんなで一緒にお金や餅まきに参加!

たくさん飛んでくるのでみんな必死にキャッチ!思わぬお楽しみ、貴重な経験でした。

自分で釣った魚をお昼にからあげ10.17お昼

お昼は自分で釣った魚をからあげにしていただきます。

自分で釣った魚、みんなで協力して釣った魚のお味は格別、

普段はあまり魚を食べない子も「僕が釣ったやつ!うまいっ!」と満足げ。

漁港で熱々をみんなと一緒に食べるからまたいいんですよね。

 

今回は過去2回に比べものにならない釣果結果に楽しさも倍増でした。

釣れれば釣れるほど、釣れなければ悔しくて「またやりたい!次はいつ?次やる頃は何が釣れるの?」と釣りを通して、

海の楽しさを感じ、地元で獲れる海産物への興味が沸いているようでした。

10.10集合写真10.17集合写真

《参加者の声》

・きずな号での釣りは初めてだったけど、皆で協力して餌をまいて釣って楽しかったです。メバルをはじめて食べたら、あつくてさくさくしてとても美味しかったです。(小5男子)

・目標の三匹はつれなかったけど大きいカレイがつれて良かったです。自分で釣ったカレイはとてもおしかったです。いつもの2倍美味しかったです。また行きたいです。(小5男子)

・今回は、全員が釣ることができていいと思いました。自分で釣った魚を自分で食べるのは楽しかったです。(小5男子)

《保護者の声》

・みんなで一緒に釣ると色々な魚が見られて良かったです。

・40数年(小学生の時)振りに、しかも地元菖蒲田浜で釣りをすることが出来、大変楽しく過ごすことができました。子どもが望めば個人的にまたやりたいと思います。

・餌が付けれなかったり、困ったことがあった時など助け合っていた姿が見られて良かった。