新燃岳噴火災害について[第 38 報]

皆様
被災地NGO恊働センター頼政です。
本日3月11日(金)の報告をさせていただきます。
今日は、午前中にニーズが上がってきたけど対応できていないお宅に一度連絡を入れました。ニーズは上がるけど、なかなか対応できていない状態です。今後も継続して連絡を取っていかないといけないないなぁと感じました。
午後からは、光明寺の近くの駐車場の掃除を行いました。一人暮らしのお母さんだけでは手が回らない状態だったそうです。駐車場は単純に考えると灰が積もっていても影響は少ないように思えますが、乾燥した灰はほこりのように舞うので生活する上で
かなり気になるというのが実情です。なかなか灰をすべて取り除くことは難しいですが、細かい部分までも丁寧にやっていくことが必要だと感じました。
その後、午前中に連絡を取ったお宅のうち、2軒のお宅を訪問しました。どちらのお宅もかなりの量の灰が残っていて、なかなか住民の方だけでは取り除けない状態でした。家の窓も何度か掃除したそうなのですが、すぐに灰が舞うので汚くなってしまうそうです。そういった何度も汚れたり灰がたまったりというストレスもあるのだなぁと改めて感じました。
明日は、日向の方からボランティアさんがたくさん来るのでその方たちと皇子原公園の掃除をする予定です。
※ボランティア活動支援金にご協力ください!
郵便振替00920-7-75997「震災がつなぐ全国ネットワーク」
通信欄に「新燃岳噴火災害」とご記入ください。

新燃岳噴火災害について[第 37 報]

皆様
RSY事務局大谷です。
本日3月10日(木)の報告をさせていただきます。
昨日に引き続き、中越・KOBE足湯隊の頼政良太さんと、被災地NGO恊働センターの法化図知子さんと一緒に活動しました。
なお、大谷は本日名古屋に戻りました。
今日は、午前中にボランティア募集のため高原中学校、高原高校、小林中学校、小林高校、小林秀峰高校の5つの中高にボランティア募集のチラシを配って回った。早速午後に小林高校から問い合わせがあった。都城と高原のボランティアセンターで一度断られたことがあったそう。学校で「ボランティアをしよう」という動きがあるようで、何人か集まっていただけることが期待される。また、ボランティア部がある高校もあった。

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新燃岳噴火災害について[第 36 報]

皆様
RSY事務局加藤、大谷です。
本日3月9日(水)の報告をさせていただきます。
なお、加藤は本日名古屋に戻りました。
本日は、中越・KOBE足湯隊の頼政良太さんが再び現地入りし、引き続き被災地NGO恊働センターの法化図知子さんと一緒に活動しました。
本日で青山学院大学の学生が活動を終了した。彼らがいなくなってしまい、ニーズに対してボランティアの数が一気に減ってしまった。やはりいかにボランティアを集めるかが課題だ。明日ボランティア募集の呼びかけのため、いくつか高校を訪問する予
定。「週末にボランティア活動をすること」などが定着してほしいと思う。
午後に住民のMさんの紹介で、ニーズのあったAさんのお宅を訪問した。敷地一面に3センチほどの灰が積もって固まってしまっていた。また、瓦がずれ、ソーラーパネルが割れてしまっていた。

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新燃岳噴火災害について[第 35 報]

皆様
RSY事務局加藤、大谷です。
本日3月8日(火)の活動報告をさせていただきます。
昨日に引き続き被災地NGO恊働センターの法化図知子さんと青山学院大学の学生ボランティアと一緒に活動しました。
今日は椎茸農家さんを訪ねた。(以前に大谷が訪問した農家さんとは別のところ)。
Hさんは2ヘクタールくらいある椎茸の山を3つ所有しており、まだ1つ目の山しか終わっていないとのことだ。「とにかく早く原木から採って捨ててしまいたい。」その理由は、「灰がかぶって売り物にならない椎茸がついたまま成長していて、それが木の養分を吸い取ってしまう。」や、「もう売り物にできない。健康被害が心配で、これまでブランドとしてやってきた品質にキズがつくと、それですべておしまい。」などである。しかし「最初に灰をかぶったものは捨てた。その次の世代のは、もったいなくてとってある。なんとかならないか、希望を捨てられない。」という気持ちもある。「椎茸は成長を待つのに2年はかかる。うちも親戚も椎茸だけで生活してる。今年はもう収入は0だと思う。売れても1/3の価格。採算があわない。」「国の偉い人がきたけど、「頑張ってください」というだけ。何の保障もない。団体で国に訴えるにも椎茸農家の数が少なすぎる…」などの話を聴いた。また自宅の掃除はまだ手をつけておらず雨どいも屋根もそのまま、「自宅のことはいいの、とりあえずこっち。生活かかってるから。いつも手伝ってくれる人たちは自宅のことで大変だから、他に誰か手伝ってほしいのよ。」とのことだった。

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新燃岳噴火災害について[第 34 報]

皆様
RSY事務局加藤、大谷です。
本日3月7日(月)の報告をさせていただきます。
昨日に引き続き被災地NGO恊働センターの法化図知子さんと青山学院大学の学生ボランティアと一緒に活動しました。
本日も引き続き役場で足湯をさせていただき、「評判を聞いて来た」、「2回目だけど来た」という声をいただいた。また昨日の永代経での足湯がとてもよかったとお寺を訪ねてこられた方や、「灰がかぶってしまったものだけど」とほうれん草を持ってきてくださった方もいらっしゃった。お配りした全国から届けてくださったお菓子を、「こんなにいただけたよ」と早速近所の方とお茶しながら食べられたそう。たくさんの人がずっと応援していることを、寄り添いの中で伝えていきたい。

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新燃岳噴火災害について[第 33 報]

皆様
RSY事務局加藤、大谷です。
本日3月6日(日)の活動報告をさせていただきます。
昨日に引き続き被災地NGO恊働センターの法化図知子さんと青山学院大学の学生ボランティアと一緒に活動しました。
今日は、お寺で月に一度(6日に)行われる「永代経」の日だった。この日に合わせて、「全国から高原町を応援しよう!」という思いを込めて、イベントの企画を練っていた。内容は、足湯コーナー、応援メッセージ紹介とグルメお渡しコーナー、お茶のみサロンだった。雨が降る寒空の下、100名ほどの方が参詣された。お勤めの後に行われた学生さんたちによる足湯では、「こんな若い人がたくさんいるのは久しぶり~」と笑顔になる方が何人もいらっしゃった。「来てくれて嬉しいね~」「気持ちよかった~」「あったまった~」などの声を聴いた。学生さんからの報告でも、噴火当時の話から、お子さんやお孫さんの話など、色々なことをお話していたようだ。大変な中にも「前向き」な発言が多かったとのことで、その前向きな気持ちをさらに応援したいという意見も出ていた。

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新燃岳噴火災害について[第 32 報]

皆様
RSY事務局加藤、大谷です。
本日3月5日(土)の報告をさせていただきます。
本日から被災地NGO恊働センターの法化図知子さんが現地入りし、昨日に引き続き、青山学院大学の学生ボランティアも一緒に活動した。
○挟野地区での灰除去作業
高原ハートムに上がったニーズに学生ボランティア20名が入り、道路脇に溜まった灰の除去作業を行った。
○学生ボランティア
青学OBの役場職員Kさんが夜ごはんを差し入れしてくださり、その際、学生に噴火の様子を説明された。また、過疎化が進んでるこの地域で、学生さんなど、若い力に盛り上げてもらえたらという話があった。
昨日伺った夏尾のお宅の女性は、「孫と同じ世代だから、’学生’というだけで、安心感もあり、嬉しい」とおっしゃっていた。やはり県内の学生さんにも、活動に参加してほしいと思う。参加してもらえる、何かきっかけのようなものをみつけたい。

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新燃岳噴火災害について[第 31 報]

皆様
RSY事務局加藤、大谷です。
本日3月4日の活動報告をさせていただきます。
今日からレスキューストックヤードの大谷が再び現地に入りし、14日まで活動予定です。昨日に引き続き、RSY加藤、中越・KOBE足湯隊の頼政良太さん(本日までの活動)と青山学院大学の学生ボランティアも一緒に活動しました。
○高原町役場で足湯(2日目)
今日は、昨日に引き続き役場のお昼休み時間に、足湯をさせていただいた。昨日の様子を見て、自宅で食事をすませ急いでいらっしゃった方もいた。みなさん「きもちいい~」とおっしゃっていた。学生さんたちとの会話では、笑い声が響いていた。来週も引き続き役場で足湯をさせていただく。

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新燃岳噴火災害について[第 30 報]

皆様
RSY事務局加藤です。
本日3月3日の活動報告をさせていただきます。
本日は、昨日に引き続き中越・KOBE足湯隊の頼政良太さんと青山学院大学の学生ボランティアと一緒に活動しました。
今日は冷たい風の吹く一日で、明日も冷える予想だ。夕方には中規模の噴火があり、空に噴煙が立ち上った。一気に南東へ流れて行き、高原のお寺からも空が暗い灰色になっていくのが見えた。
○高原町役場で足湯
今日は、役場のお昼休み時間に、職員の方を対象として青学の学生が足湯をさせていただいた。昼休みは自宅に帰られる方もいるとのことだったが、元気な学生らの呼びかけに館内アナウンスまで流れ、食事を済ませた職員の方々がロビーまできてくださった。
足湯コーナーでは、疲れた表情だった役場職員の方の顔にも笑顔が見られた。「いい気分です。」「眠ってしまいそう。」「手のマッサージが気持ちいい。いやーこれは家族には言えませんね!」など好評だった。また噴火当時のお話で「噴火3日後は役所の前も真っ白だった。今はきれいになったが、粒子が小さい灰はむしろ今の方がよく溜まる。机がザラザラ。」「火山灰の処理はとても辛くて、家族全員でしても大変だった。」や、「いつ噴火がおさまるかわからないから不安。」などといった疲れや不安がみえるお話をきいた。明日も引き続き足湯をさせていただくことになっている。

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新燃岳噴火災害について[第 29 報]

RSY事務局加藤です。
本日3月2日の活動報告をさせていただきます。
本日は、昨日に引き続き中越・KOBE足湯隊の頼政良太さんと青山学院大学の学生ボランティアと一緒に活動しました。青山学院大学の学生は9日まで活動予定です。
昨日、光明寺周辺で大学生が作業をしていたのを見たという住民の方がおり「それなら…」とニーズが上がり始めている。おそろいのジャンパーも目立っており、先生も町で「学生さん来てるんですってね」と声をかけられたそうだ。噂の広まり方がすごい。今日は役場に青学のOBの方もいらっしゃるとのことで、副町長とその他役場職員の方がお寺さんを訪ねていらした。ボランティアセンター閉鎖後初の役所、お寺および地元NPOの活動についての話合いの場がもたれた形だ。お寺さんからは、現在もニーズがあがってきていることもあり、今後も県外ボランティアの受け入れを行いながら、活動を続けていくことが語られた。
これまでの足湯についての話題にもふれていただき、青学の学生がいるということから、明日は役場でも足湯をさせていただくことになった。

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