防災フェスタのバザー用品などを搬出しました

皆さま、お世話になっております。スタッフ関口です。

今週末に迫った「防災フェスタ2012」の開催に向けて、バザー用品などを運び出す作業を25日、ボランティアさんら10人でおこないました。

シャンプーや洗剤などの日用品は、港区の東海建設さんにお借りしている倉庫の一角に保管しています。その数量や保管状態を確認して、ボランティアさんの2tトラックに積み込みました。

また、この日に合わせて東京の日本NPOセンター経由で日本生命様から提供していただいた乾パン、簡易トイレなどの防災用品も4tトラックで届きました。ボランティアさんのバケツリレーで積みおろし、シャンプーなどの商品と入れ替わりで整理。一部は防災フェスタでスタンプラリーの景品として配布させていただく予定で、バザー用品と一緒にトラックで事務局に運び込みました。

26、27日は商品に値付けをする作業を事務局でおこないます。フェスタ当日のボランティアさんもまだまだ募集中ですので、よろしければ下記フォームからお申し込みください。よろしくお願いいたします。

ボランティア募集!防災フェスタ2012in名古屋テレビ塔!!

七ヶ浜からの新しい贈りもの

お世話になっております。RSYきずな館 飯田です。

運営のお手伝いをさせていただいている「七ヶ浜町きずな工房」。

きずな工房からの新商品が、9/29に開催される「防災フェスタ」にて、お披露目となります!

七ヶ浜3.11

この防災フェスタに向けて制作していたこの商品には、七ヶ浜町の人の想いが込められています。

当日は是非会場へ足を運んで、お手にとって、においをかいで(?)、七ヶ浜町に住む人々への想いを馳せるきっかけに触れてみてください。

数量限定の商品ですので、お早めに。他にも多数、七ヶ浜から届いた贈り物を販売します。

忘れないこと。それがあなたに出来る第一歩です。

 

 

記憶の手作り表札

みなさま

お世話になっております。RSYきずな館 飯田です。

昨年5月からの「まごころ表札プロジェクト」。応急仮設住宅にお住まいの方以外で、ご要望をいただいた方々への配布が終了しました。

先日お渡ししたSさんの声をご紹介します。

「家は直して住んでるし、家族はみんな無事だったんだけど、被災したことは忘れたくないし、(表札で)あの時のことを思い出すきっかけにしたいんだ。助け合ったり、思いやったりした、日本の心みたいなもんを取り戻したような気がしたんだよねぇ。今は物も買えるし、水も水道から出るからいっぱい使ってしまうんだけど…。慣れてしまうから、戒めじゃないけど、こういったものはいつも見えるとこに飾っておきたいね。(仮設ではない)私たちのことを忘れないでいてくれて、ありがとう。」

Sさんは震災当初避難所だった国際村にて、炊き出しのお手伝いをされたり、仮設住宅が建設された後も、地域の力を取り戻すため、集会所にて健康体操のチームで活動を続けていらっしゃいました。そして今年2月、コミュニティが安定し、ボランティアがいなくても自立した活動が続けられるとの判断で、健康体操の活動は終了となりました。

「必要なくなれば終わりになることは当たり前。だから寂しくないのよ。七ヶ浜に住んでるけど、遠くから来てくれるボランティアさんのように役に立つことがしたかったから、役割が果たせたかなーと思うよ。」

お話の中で、被害が小さかったから誰にも話せなかった。と、震災当初の話をポツリポツリとつぶやかれました。それぞれが大地震を体験していて、忘れることができない現実は拭い去ることはできませんが、Sさんはその記憶の中に、震災がなければ出逢えなかった大切な人や、大切な想いを見つけていました。

Sさんは現在も地域を見守る活動を続けており、私たちにも「何かできることがあったら、声をかけてねー」と元気におっしゃってくださいました。

 

 

童話「ふぅのちいさな旅」原作者による朗読&座談会のお知らせ

みなさま

いつもお世話になっております。名古屋市昭和区社会福祉協議会さまより、童話「ふぅのちいさな旅」原作者による朗読&座談会のお知らせをいただきましたので、皆様にご案内いたします。この物語は震災前につくられたものですが、居場所を探して旅を続ける「ふぅ」のストーリーが、震災後の不安な社会に生きる私たちの姿と重ねられて静かに反響を呼んでいるそうです。震災後に福島から名古屋に避難されてきた原作者の中村友恵さんが朗読をされます。お時間のある方は是非足をお運びください。

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ふぅのちいさな旅 朗読&座談会
「福島の自然が育んだ”ふぅ”とは?〜ふぅを通じて震災後に伝えたいこと〜」

日時:2012年10月13日(土) 午前10:00〜正午(午前9:30開場)
会場:名古屋市白金児童館体育館(昭和区白金1-20-24)

朗読:中村友恵 座談会:齋藤ナオ&中村友恵
主催:名古屋市昭和区社会福祉協議会、赤い羽根チャリティ展覧会実行委員会
共催:名古屋市昭和区共同募金委員会

※入場無料(お申し込み不要)
※託児があります
※駐車場がありませんので、公共交通機関でお越しください

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チラシ等詳細は以下「の伝書鳩ー赤い羽根チャリティ展覧会ブログー 」をご参照ください。

http://akaihane-charity.blogspot.jp/

「河川伝統工法パーク」プロジェクト発表会・展示会

皆さま、お世話になっております。関口です。

あいちモリコロ基金助成事業としておこなってきた「河川伝統工法パーク」プロジェクトがいよいよ大詰めを迎えました。

山の木で川を整備する「河川伝統工法」を見直し、現代的な活用法として「公園」のデザインを提案しようというこのプロジェクト。昨年11月にスタートして以来、被災地支援の合間を縫って地道な調査研究事業として続けてきました。

水流をコントロールする「ウシ=聖牛」を山梨、静岡まで追いかけ、7月のこども防災イベントでは岐阜県産の間伐材を使った聖牛を名古屋の庄内緑地公園に再現。

その会場で、愛知県内3大学のデザイン研究室が子どもたちと一緒にワークショップ形式で制作した「河川伝統工法パーク」の模型を、RSY事務局が入る名古屋建設業協会1階の会議室に移し、発表会として各大学の学生さんたちにプレゼンテーションしてもらいました。

「伝統」とも「河川」ともほぼ無縁だった学生たち。それでも一から勉強して、その形や技術を公園の遊具や歩道、モニュメントなどに応用するユニークなモデルをつくってくれました。

この斬新なデザインは愛知県立芸術大学・水津功研究室。

伝統工法の木組みを自分たちなりに再構成し、ユニークな形にひかれて子どもたちが倒したり積み上げたりする「動き」「流れ」をそのまま表現。ダイナミックでアーティスティックな公園となっています。

こちらは名古屋工業大学・伊藤孝紀研究室。

伝統工法の形や機能をしっかりと子どもたちに伝えて、一緒に模型をつくりながら配置を考えていました。実現性の高い、ベーシックな案と言えそうです。

最後に名城大学・谷田真研究室。

子どもたち1人1人に紙の「人形」を渡し、まさに公園を歩いている気分になってもらって意見を聞いたそうです。白い土台に色とりどりの絵やメッセージが書き込まれ、にぎやかな雰囲気になっていました。

この名城大チームの案が「子どもたちの遊んでいる顔が一番よくわかる」とプロジェクト検討委員の「愛知・川の会」の本守眞人会長が最も高く評価して、「愛知・川の会会長賞」に決定。名工大チームは「井納木材社長賞」、愛知県芸大チームは「RSY賞」を贈呈しました。

講評では国や市の担当者からも「川への親しみをもってもらうために有意義な取り組み」「これからの公園を考える参考になる」との声も。一方で、「実現するのはとても大変」「楽しさだけでなく洪水の怖さも伝えられるかどうか」などの課題も示されました。

レスキューの中でもひときわ異彩を放ち続けていた事業でしたが、

・間伐材などの適切な利用を進める山づくり

・自然、人と共生した親しみのある川づくり

に防災面からアプローチできないか、という新たな取り組み。多くの皆さんのご協力で何とか成果を残すことができました。この場を借りてお礼申し上げます。

模型は21日10:00から15:00まで、名建協1階会議室で展示します。よろしければのぞいてみてください。資料はコチラ>>ワークショップ発表会・展示会

RSYスタッフ研修:福島県土湯温泉

みなさま

お世話になっております。RSYきずな館 飯田です。

遅くなりましたが、9月9・10日福島県土湯温泉でのスタッフ研修のご報告をさせていただきます。

半年前の4月にも同じ土湯温泉で研修を行いましたが、観光客が少なく、街の賑わいも見られませんでした。しかし今回、旅館の「歓迎」の欄には、一般客だと思われる方々のお名前が並び、駐車場には車がたくさん。前回とは違う風景に少し安心した気持ちになりましたが、実際は全体の7割程度に留まっているとおしゃっていました。

研修では、観光協会の方に土湯温泉の現状をお伺いする機会をいただき、私たちは事態の深刻さに直面しました。震災後直後に被災で2旅館が廃業、1旅館が長期休業、そして風評被害で観光客が減少し、9月に入り更に3件が廃業に追い込まれました。収容人員数が約1300人減少。この人数は温泉街全体の半数を超えています。廃業した旅館は被災した姿のまま空き家となり、悲劇的な温泉地と化してしまいました。また地域としても、空き家が増え、お一人暮らしの方も多く、人口流出や高齢化が進んでいました。

そんな中、地域を盛り上げようと土湯温泉観光協会の方々が「土湯温泉町復興再生計画」を立ち上げ、魅力を網羅したガイドマップの作成、復興応援視察や復興への取組研修プランの提案、天然の素材だけで作るこんにゃくを使った新商品の開発など、ご尽力されておりました。

東日本大震災では問題が多様化し、時間と共に変化していき、新たな問題を生み出しています。地元を支えるのは地元の力であることを再認識し、NPOが地元の力を支え、お手伝いさせていただくことで、より良い街づくりへとつながっていけたら…と思います。

土湯温泉の皆様、4月に引き続き研修を受け入れてくださり、ありがとうございました。この場をお借りして、お礼を申し上げます。

土湯温泉

名古屋シェイクアウト「3分でできる防災訓練」に参加しました!

みなさま

お世話になります。RSY事務局の加藤です。

今日は名古屋シェイクアウト「3分でできる防災訓練」が行われました。

昨日の中日新聞の一面にも取り上げられ、徐々に注目を集め始めていたこの訓練。登録者数はなんと3,800名、140社となりました。栄、久屋大通周辺の地下街でも放送が流れ、多くの店舗などでも積極的に参加するとの声をいただいておりましたが…

実際、13時を迎えてどうだったのでしょうか?

○RSY事務所では…

13時になるとスタッフとボランティアのYさんの4名で訓練を行いました。

そこで気づいたことは、

・机の下は普段から片づけておこう!

・机の下に入れる体型を維持しよう!(冗談ではありません!)

・3分の揺れは本当に長い!覚悟しておかなければなりません。

○テレビ塔の展望台では…

テレビ塔のスタッフの方、実行委員会関係者など数名で展望台へ。「ガラスが割れるんじゃない?」「この柱の下の方がいいんじゃない?」など皆で見渡して周辺の確認を行いました。13時になるとテレビ塔のスタッフの方の呼びかけで参加者が頭をまもりながらじっと待って、避難口へ移動する、という訓練を行いました。

 

13時の訓練を終えると、13時半からテレビ塔下で中・東消防署のご協力のもと行う「AED」「応急手当」「水消火器」の訓練に人が集まってきました。参加者数は300名ほどとなり、かなり盛り上がっておりました!ヘルメットをかぶって、非常持ち出し袋を持って集まってこられた地下街のみなさんの姿もありました。

そこで数名の方にお話をお聞きしました。

「いざやってみようと思っても、地下街は屈んでも、頭をかくすような場所がなかった」

「事務所でやってみたんだけど、あそこの上の荷物は大丈夫かな、とか、このあとどこに避難するんだっけ、とか、皆が一緒に考えることができたので、色々な気づきがあった。」「なんといっても3分って長いね!」

など、それぞれ取り組みの中で気づいたことがあったようです。

また「この訓練のために会社でヘルメットを購入した」という方もいました。「どこに保管するかは未定だけど…」とも言っておられました。

非常持ち出し袋を持ってこられていた方は「これは地下街の各店舗に置いてあるんだよ」と教えてくださいました。中にはヘルメットとメガホン、懐中電灯、ホイッスルなどが入っていました。社員のみなさんはどこに保管されているか把握されているそうです。

「応急手当」「AED」「水消火器」の訓練に参加して、

「応急手当とか、消火器の使い方なんて、久々にやったよ!たまにはやらないと忘れちゃうよね」「消火器って実際何分くらい使えるの?」「頭を怪我したらどうやって手当をするの?」など積極的に質問をしている人の姿も見られました。

今日は三角巾が配布されましたが、三角巾がなくても、ネクタイなど身近にあるもので代用することもできる、という解説もありました。

地下街での案内については、

「放送が流れたけど、通常の放送と同じだったので、ちょっとわかりにくかったかな…」

「お客さんに説明するのは難しい…」などの声もありました。

今回の訓練では、メールアドレスを登録した方には事前のメールでの案内、13時の地震発生を知らせるメールを送るなどのお知らせがありましたが、今後は広い範囲でもっと周知ができるといいな、と感じました。地域全体で取り組めるのが理想だという話も実行委員会メンバーの中ではあがっていました。

他にも参加した方の声をfacebookで募集しています。

ぜひコメントしてください!

http://www.facebook.com/NagoyaShakeOut

こういった訓練は、継続することがやっぱり大切ですね。しっかり振り返りを行って、次につなげていければと思います。

 

【報告】環境デーなごやに出展しました!

みなさま

お世話になります。RSY加藤です。

今日は久屋大通公園一帯で行われた環境デーなごやにブース出展をして、ボランティア・スタッフ総勢9名で、おやつのりなどの七ヶ浜町の特産品や「きずな工房」の手作り品を販売しました。

七ヶ浜を訪れたことのある方もいらっしゃったので、七ヶ浜町やきずな工房についての紹介をするなど、会場にいた多くの方に七ヶ浜町のことを知っていただくいい機会となりました。

七ヶ浜町のことを知らなかった方もたくさんいるなあ、という印象でしたが、中にはもともと仙台に住んでいたという人や、震災後、支援活動のために七ヶ浜を訪れたことがあるという方も来られました。

きずな工房では、裁縫の部だけでなく、男性が参加しやすい場として木工の部も行っているという話をすると「なるほどね~」と苦笑いする男性もいたり…。

「おやつのり」や「おからかりんとう」はやっぱり人気で、なんとリピーターもいらっしゃいました!名古屋でもファンができつつありますね。

さて、今度は9月29日(土)、名古屋テレビ塔で防災フェスタ2012があります!そこでも七ヶ浜の物産展、きずな工房の商品販売を行いますので、今日見逃したという方もぜひお買いもので復興の応援をしましょう!他にも企画盛りだくさんですので、どうぞお楽しみに!

 

うるうるパックin九州プロジェクトに参加してきました

皆さま、お世話になっております。スタッフ関口です。

7月に発生した九州北部豪雨の被災者に、生活支援物資を詰め合わせて提供する「うるうるパック」プロジェクトに参加するため、福岡に行って参りました。

「うるうるパック」はRSYも一員の「災害ボランティア活動支援プロジェクト会議(支援P)」が大規模災害のたびにおこなっている物資支援プロジェクトで、昨年はRSYが主体となって東日本大震災の宮城県七ヶ浜町や台風被害のあった三重県紀宝町の被災者の方々に5000以上のパックをお届けしました。

今年はこうした活動をマニュアル化するプロジェクトを競輪補助事業として実施。「支援物資セット化マニュアル」として冊子にしました。今回はこのマニュアルの活用も含めてお声を掛けていただきました。

 

九州北部豪雨は福岡県、大分県、熊本県を中心として30人が亡くなり、1800棟以上の家屋が全半壊した広域災害です。

家屋の片付けなどのボランティア活動そのものはほぼ終了していますが、福岡県八女市や熊本県阿蘇市などでは応急仮設住宅が造られ、被災者が仮の暮らしを余儀なくされています。今回は福岡県久留米市、大分県竹田市を含めた3県4市5地区の被災者に向けて、石けんやタオル、入浴剤などの日用品を詰め合わせたパック3250袋をつくることになりました。

支援Pの事務局の一つである兵庫県西宮市のさくらネットと地元の調整で、福岡市中心部の県西総合庁舎の一室を2日間にわたってお借りし、福岡の公務員や社会福祉協議会職員、大学生、そして福岡に本社や支社のある企業の方々など延べ70人近くが集まってくださいました。

マニュアルに従って流れ作業ができるように机やいすを配置。物資が届くまでは袋に同封するカードに1枚1枚、お見舞いのメッセージを書き込みました。一日目は一種類だけ物資が届かず、下準備だけで終了。

2日目にすべてのモノがそろい、一気に流れ作業を進めました。最初は慣れない作業に戸惑っていた参加者ですが、慣れてくると隣の人と息を合わせ、それぞれに細かい工夫を凝らすようになってスピードアップ。予想を超える早さですべての袋詰めが終わりました。

トラックが来るまで自己紹介などで交流。九州内外の大勢のかたが被災地の復旧、復興に携わり、現地に行っていないかたもまだ何か役に立ちたいという思いを抱いていることがわかりました。最後に「うるうる」恒例のバケツリレーでトラックに積み込み。まさに力と心を合わせて段ボール約150箱を積み込み、トラックを送り出しました。

今回の活動でわれわれの「マニュアル」もより一層、改善する必要を感じました。さらに効果的な被災者支援をより多くの人にかかわってもらえるよう努めますので、今後ともご協力よろしくお願いいたします。

【報告】大分県竹田市からの資器材返却・積み下ろし作業が無事終了しました。

みなさま

いつもお世話になっております。
本日、7月に大分県竹田市に送った資器材が名古屋に戻ってまいりました。4時30分頃にトラックが到着して、「なごや災害ボランティア連絡会」のメンバー他10名でスコップ、デッキブラシ、一輪車、バケツなどの積み下ろし・数チェックの作業を行いました。倉庫内の整理整頓や草取り作業なども協力して行い、午後5時30分頃に作業が終了しました。

これで各地に送付していた全ての資器材が名古屋に戻ってきましたが、東日本大震災発生以降、資器材の棚卸ができていないため、数量に管理や場所の把握などが困難な状況です。できれば今年中には資器材の棚卸を行いたいと思っておりますので、その際にはご協力をいただけたらと思います。
また、今後も被災地の状況や要請に応じて、対応していきますので、何卒ご協力のほどよろしくお願い致します。