みなさま
RSY事務局です。
7月28日に発生した山口県での豪雨水害において、山口市災害ボランティアセンターを拠点に
活動を行っているRSY松永からの報告です。一緒に現地入りしている震つな事務局長の松山
からの情報と併せてお知らせします。
暑い中での活動で、住民の皆さんにも相当な疲れが見られていますが、お盆を一つの目標に置きながらきながら日々の作業を頑張っておられます。しかし、現状としては、8月一杯までは萩市・山口市ともに作業が継続される見込みで、ボランティアの支援が必要です。
また、西伊豆災害ボランティアセンターで使用した名古屋のボランティア活動資器材は、現地からの要望により、そのまま現在萩市災害ボランティアセンターへ転送され、活用されています。
山口市、萩市、阿武町への救援を目的とした車両に高速道路無料措置が8月末までの期間で
実施中です。
ボランティアのみなさんもより現地に入りやすい環境が整っております。
引き続きご協力をお願いします!
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RSYでは被災地支援を支える活動として「マンスリーサポーター」を募集中!
詳しくはコチラ・・・・
ご協力お願いします!
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■8月10日(土)山口市阿東地区報告
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新規受付数:4件
活動件数:16件
継続件数:10件
完了件数:6件 (個人174名、12団体121名)
本日活動人数:295名
活動内容:家屋・家屋周りの土砂出し、通路確保など
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〇山口市災害ボランティアセンターの様子(震つな・松山より)
・本日(8/10)は災害後2度目の土曜日ということで、ボランティアの数が多くなると想
定していましたが、結果は295人と少数でした。そのような中でも新たなニーズが上
がるなど、まだまだ潜在的なニーズがあるように思います。これも、ようやく体制が落
ち着き始めて、阿東支所の社協職員がニーズ調査に廻れるようになったことの成果
といえます。
・山口市災害VCの活動期間は、13日から16日まで活動休止の後、17日から再開す
ることが正式に公表され、住民の不安はいくらか軽減しと思われます。
・明日はニーズ班のサポートに入り、活動完了や活動進捗状況の確認の他、ローラー
未実施地域にお宅訪問に行く予定です。活動終了時のミーティングでは今後の方針の
発表があり、開設以来走り続けてきたVCがようやく少し先を見通せるようになってきた
ように感じました。
〇本日の活動内容(RSY・松永より)
最高気温が35度近くになるため、ボランティアの熱中症が懸念されました。ボラセンか
ら冷たいタオルをもったおしぼり班、看護師がいる救護班が現地を回りボラへ配慮して
いる中、本日は3名の熱中症患者が出てしまいました。
あるお宅に土砂で半分土に埋もれた犬小屋があり、ボランティアが撤去してる場面に遭
遇しました。西伊豆や過去の被災地でも持ち主に十分な検討の時間が与えられないま
ま作業が進んでしまうという場面があったので心配になり、家主さんに「あの犬小屋は思
い出があるものではなかったですか?」と尋ねました。
「前、猟犬を飼っててね。犬は長生きするって聞いてたんだけど去年死んでしまってね。歳
だからもう飼えないから、犬小屋はいらないの。持って行ってもらえるなら有り難い。」との
回答だったので、そのまま廃棄するようにしました。
ボランティア側も、「捨てる?捨てない?」という聞き方だけではなく、「思い出の物ではな
かったですか?」などとと一言添えると、そのモノにまつわるこれまでの経緯や歴史を話し
てくれることもあり、家主もその間に過去の記憶を振り返ったり、手を休めたりできる時間
を持てるのではと感じました。
1.嘉年地区にあり、家の裏山土砂を取り除いて欲しいというニーズ。高校生が38名が活動して水路まで確保できました。
80歳になろうかというお父さんが重機で作業(ボラが掻き出した側溝の泥の移動)をしていました。発災時、浸水被害が出た後に避難所に避難されたようです。この日は5名程のボラが手伝い、お父さんも一緒に汗を流していました。
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■萩市災害ボランティアセンターの様子
・現在ジャパンプラットフォームの佐藤さん、SVAの笠原さんが派遣され、活動にあたっています。
〇宮城県七ヶ浜町からの支援
・東日本大震災でRSYが支援拠点を置いている宮城県七ヶ浜町社協が、萩市への職員・ボランティア派遣を検討中です。東日本大震災の際には、萩市社協より数名のスタッフを派遣してもらい、とてもお世話になったとのことで、「今こそ恩返しがしたい」と、募金の呼びかけ等も行っています。被災地から被災地へ、助け合いの輪が広がりつつあります。
※スタッフ派遣について
RSYが事務局を兼務する震災がつなぐ全国ネットワーク(震つな)より、事務局長・松山をはじめ、加盟団体(公益社団法人シャンティ国際ボランティア会(SVA)・NPO法人ADRA Japan・認定NPO法人とちぎボランティアネットワーク・被災地NGO協慟センターなど)より数名のスタッフを派遣(又は調整中)しています。さらに、震つなと信頼関係のあるジャパンプラットフォームらとも協働しながら支援活動を実施しています。